『スター・ウォーズ』のデス・スター戦の元になった戦争映画。ナチのダムを攻撃する爆撃機隊の活躍を描く。
特殊な爆弾を低空飛行で投下し、水面を跳躍させながらダムの壁面にぶつけるという作戦。実験段階から訓>>続きを読む
初ルコント。エロジジイの妄想を超絶クオリティの演出と撮影で完全映画化!ってな作品かと思いきや、終盤の展開で持って行かれた。
「恋愛」がクロスワードパズルだとしたら、攻略の悦びの後には何が残るのだろう>>続きを読む
センス・オブ・ワンダーに溢れたイブ・メルキオールの最高傑作。理屈としてはおかしいのかもしれませんが、ラストのあの演出を思いついたのは天才としか。
フェティッシュ感溢れる仏製エロティックホラーで単なるポルノではない。バッキバキのキメ画の連続で、夢とも現実ともつかぬ幻想的なムードを堪能できる。監督と主演もこなすミシェル・ルモワン氏は変態か天才か。
ポール・ナッシーの狼男シリーズ第6弾。今度は「ジキル博士とハイド氏」とコラボ笑。ハイドに変身したナッシーが、ロンドンの夜の街を徘徊するシーンが最高だ。
『無敵のゴッドファーザー/ドラゴン世界を征く』>>続きを読む
ハリーハウゼンの長編で唯一未見だった本作。『キング・コング』のスタッフが再集結して制作した巨猿映画。大好きな『キング・コング』に比べて地味そうでなかなか食指が動かなかったのですが、ハリーハウゼンの職人>>続きを読む
女王蜂に奥田民生、麻倉未稀にスキヤキまで、まるで闇鍋のような一貫性のない選曲が、この映画を体現しているかのよう。アウトローたちの思惑が交錯する群像劇と、荒唐無稽なお馬鹿アクションがイマイチ噛み合ってい>>続きを読む
ジョーダン・ピール監督の新境地。前作や前々作は、謎解きのギミックや社会風刺が少々鼻につき楽しめないところがあったが、本作はギミック感が薄くなった分、パニック映画、モンスター映画に振り切っていて楽しめた>>続きを読む
宗教狂いのババアに監禁される若妻の恐怖を描いたハマープロ作品。ババアの宗教狂いぶりがよく描けていて怖い。拳銃持ちながら聖書を訓読する姿なんかヤバすぎ。そんなババアの意外な弱さが描かれる後半はかなり見入>>続きを読む
傑作『恐怖』のジミー・サングスターの脚本だけあって、二転三転のどんでん返しで楽しませてくれる。残念ながら、脚本の面白さにマイケル・カレラスの演出が追いついていない感じ。カレラスらしいエロスは盛り込まれ>>続きを読む
ポール・ナッシーの初主演作にして、狼男ダニンスキーシリーズの記念すべき第一作目。
エログロ要素はこの時はまだ控えめだが、ゴシックムード満載の格調高い作品になっている。65ミリフィルムで撮られたシネス>>続きを読む
評価低いですが個人的には大満足の一編。
とにかく70分の上映時間の中に、ロケット打ち上げ、怪獣、秘境探検、蛮族襲来、火山噴火などエログロ以外のあらゆる娯楽要素が詰まっている。特に大量のエキストラを動>>続きを読む
怪獣映画史上稀に見る快男児チェイスの活躍を刮目せよ。(本編は75分しかないのに3回寝落ちしました)
アマプラにあったので鑑賞。全体的にいつものゆるいナッシー映画なんですが、時折、レオン・クリモフスキー監督の耽美的な演出がグッと来る。特に、ヒロインの女友達がヴァンパイアに遭遇するシーンは出色の出来。こ>>続きを読む
『燃える大陸』のサム・ニューフィールド監督作。翼蛇の飛行シーンは操演で撮られているが、これがUMAが偶然カメラに映り込んでしまったかのような生々しさがあって味わい深いんです。
全てはラストの一言のための前フリ。最初はズッコケだけど、まあ人間そんなもんですよね。
面白かった。令和版『博士の異常な愛情』とも言える風刺劇。完全に戯画化されたキャラを出しつつも、人類滅亡が迫る緊張感もあり絶妙なバランス。重大な問題について真剣に話しているのに、笑ってあしらわれる時のイ>>続きを読む
知識不足なので半分ぐらいしか理解できなかったが、専門用語の解説シーンの演出は面白かった。
経済破綻に乗じて利益を得ようとすることに罪悪感を感じる人間がよく描かれていたと思う。ブラピの説教が刺さる。
なんとも仰々しいタイトルだが、本編は意外と格調高い悪夢的スラッシャー映画。ブーメラン・ブンブン・ババアがスケートしながら襲ってくるシーンは夢に出そう。サスペリア2っぽい人形も不気味でGOOD。
ベテ>>続きを読む
70年代インディペンデント映画の隠れた怪作。よくある男女の逃避行モノなんだが、シュールな作風が最高に面白く、デイヴィッド・リンチのようだと評されるこのもあるそう。女の子がAimer (エメ)にソックリ>>続きを読む
我が心の映画。久々に鑑賞しましたが、やはり完璧な映画だ。90分の中に映画に必要なものがすべて詰まっている。おそらく永久に観続けるであろう作品。仕事で疲れた心が癒されました。
恐竜映画を見にきたのにイナゴ映画を見せられたのだが…。
マルタ島で出てきたTRFみたいな敵の女が格好いい。
70年前に制作された猫のドキュメンタリー映画。カット割やカメラワークなどで猫を人間のように演出しているのが面白い(猫の主観ショットも!)。
70年前から今に至るまで、猫のかわいさは1ミリたりとも変わ>>続きを読む
リンチにも影響を与えたシュルレアリスム映画。まさに悪夢の映像化。なんとなく男性恐怖症を描いている気はする。裸が一切出ないのにエロさを感じさせる演出がGOOD。マヤ・デレンの他の作品も見てみたくなった。
古今東西の様々な作品に影響を与えた有名すぎる作品。やっと見たけど最高だった。あの廃墟の遊園地のロケーションも幻想的で素晴らしい。主人公に言いよる男の描写がかなり気持ち悪く、白塗り人間よりもこちらの方が>>続きを読む
ギリシャ製、ソフトコアポルノ風味の犯罪もの。デ・パルマの『ボディ・ダブル』にも出演しているデボラ・シェルトンが全裸で体当たり演技で魅せる。相手の男も全裸でソフトコアながらチ●コがチラチラ見えているのが>>続きを読む
やっぱりキャリー・マリガンは演技巧いですね。傍観者も同罪だと告発する映画。大好きな『狩人の夜』が引用されていて嬉しかった。曲まで引用してたし。歪んだマチズモ批判という点で『狩人の夜』との親和性が高いの>>続きを読む
学生時代の時にハマって久しぶりに見たくなったので円盤買って鑑賞。何度見ても構成の巧みさ、主演3人の魅力、そしてジョン・バリーの美しい音楽と共に描かれるロンドンの情景に見入ってしまう。何か激しい出来事が>>続きを読む
初ブレッソン。身も心もどんどん病んでいく若き司祭。ほんとに悲惨すぎて逆に笑える。主人公の司祭を演じた方は駆け出しの舞台俳優だったそうだが、繊細な演技に魅入ってしまった。ほぼ全編、苦しそうな顔をしている>>続きを読む
ゾンビが出ないジェス・フランコ監督版を鑑賞。とにかく意味不明なんだが、時折ハッとされられるショットを盛り込んでくるから油断できない。哀愁漂うブルーノ・ニコライの音楽と主演のクリスティーナ・フォン・ブラ>>続きを読む
賛否両論だけど個人的には当たりだった。セックスを謳歌する若者が、おそらくゴリゴリのキリスト教倫理によってセックスを抑圧されたまま老いてしまったババアの怒りを買い惨殺されていくというだけの話だが、画も演>>続きを読む
これは大当たり!『The Perfume Of The Lady In Black』のフランシスコ・バリッリ監督が手がけた不思議なサスペンス映画。この人、流暢なカメラワークや照明、メランコリックなサン>>続きを読む
アマプラで配信されていたので初鑑賞。パーティー会場崩壊とラストの屋敷の爆発シーンは中野昭慶の面目躍如たる派手さで大変素晴らしい。しかし本編はなかなかギルティな出来。超能力より由美かおるのおっぱいの方が>>続きを読む
幻の「怖すぎるホラー映画」としてナイトスクープで紹介されたことで有名な作品。長らく視聴する手段がなかったが、数年前に輸入盤Blu-rayが発売され、何とアマプラの見放題にも登場。
テレビ映画というこ>>続きを読む
目下のところ、フランコ監督の最高傑作。とにかくソリダッド・ミランダが魅力的に撮られていればそれでいいのだ。ポスターにもなっている全裸で体育座りしながら絶望に顔を歪める場面なんか、その美しさに畏怖の念を>>続きを読む