ぬまちさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ぬまち

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ザ・チャイルド(1976年製作の映画)

5.0

謎の伝染病?に侵された子供たちが大人を殺し始める衝撃的な作品。先ずオープニングからヤバい。アウシュビッツや印パ戦争などで犠牲になった子供たちの資料映像が流れ、暗澹たる気持ちにさせられる。しかもこれが長>>続きを読む

ガス燈(1944年製作の映画)

4.0

古典的名作とされる作品だが純粋に面白かった。皆芸達者でシャルル・ボワイエとイングリッド・バーグマンの演技合戦は見応え十分。

人の心理を巧みに利用して洗脳する手法は、DVや悪質な新興宗教を思わせる。こ
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エイリアン2(1986年製作の映画)

5.0

私的、最高の映画の1本。後半40分のノンストップ・アクションは満足度高すぎ。久しぶりに見たけど面白すぎて吐くかと思った。

DAGON(2001年製作の映画)

4.5

エログロ満載のクトゥルフもの。中盤の鬼ごっこが長すぎてグダる点以外は素晴らしかった。マカレナ・ゴメスのこれぞホラークイーンな美貌も忘れ難い。

異形の者がダミ声でスペイン語を話しながら追いかけてくる様
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狼男とサムライ(1983年製作の映画)

4.0

何だこれは。ポール・ナッシー×天地茂の謎のタッグが生み出した珍品中の珍品。とんでも要素満載なのだが、個人的には裸に甲冑とエンディングに流れるヒロシ&キーボーみたいな歌謡曲がツボだった。

殺陣は意外と
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ジャイアント・スパイダー/大襲来(1975年製作の映画)

2.5

当初、この作品のクモは巨大化する予定ではなかったが、配給会社からクモを大きくしろと無茶振りが。しかし、特殊効果に使える予算はたったの1万ドル程度。頭を悩ませた監督は知り合いの特殊効果マンや地元の鉄鋼業>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.5

初ジャームッシュ。めちゃくちゃ面白かった。どのエピソードもオフビートなゆるい会話劇に見えて皮肉が効いているのがポイント。ローマのエピソードで神父を演じるのは、あの『ソドムの市』に出演していた俳優だが死>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

自己肯定感の低い男とメンヘラ女が組み合わさるとヤバい。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

やっと見た!「エモい」とはこの作品のために生み出された言葉ではないだろうかと思うほどエモいとしか言いようがない作品だった。そして「邪気のない純粋な道徳心」を持つ者こそがヒーローであるという物語には感動>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

4.5

このシリーズは見たことなかったから初めて鑑賞。ジェイミー・フォックスが一筋縄ではいかない悪役を演じているのだが、このキャラが無茶苦茶良い。こういうコンプレックス強めの悪役が最高に好きなので結構ハマった>>続きを読む

スパイダーマン2(2004年製作の映画)

4.0

ノー・ウェイ・ホームに向けて再鑑賞。電車のシーンしか覚えていなかったので、初めて見るような感覚で見れました。とにかくCGとアクションが大幅にパワーアップしていて見応えタップリ。

スパイダーマン(2002年製作の映画)

4.0

NWHに向けて復習!『食人族』のロバート・カーマンがオイシイ役でカメオ出演しています。

旗本退屈男 謎の暗殺隊(1960年製作の映画)

4.0

正月はもうこのシリーズばっかり見てる。市川右太衛門の大仰な台詞回しが心地よく、すっかりハマってしまった。

『エクソシスト』もかくやという怪しげな呪術のシーンから始まる本作。アクロバティックな動きで襲
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旗本退屈男 謎の幽霊島(1960年製作の映画)

4.5

異国情緒溢れる長崎の出島を舞台にしたシリーズ26作目。正月に相応しいド派手な作品で大満足。

マツケンサンバもかくやという金ピカの衣装で登場する殿様。今回は出島に潜む阿片絡みの陰謀に挑む。クライマック
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海底大戦争(1966年製作の映画)

3.5

新年一発目の映画はコレにしました。人間を半魚人に改造し世界征服を狙う海底人と米軍との戦い。ソニー千葉は戦いに巻き込まれる新聞記者役。

後半、半魚人に改造されかけた千葉ちゃん。顔から下半分が変異の途中
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旗本退屈男 謎の大文字(1959年製作の映画)

3.5

小学生の時に、NHKBSで放送していたのをなぜかオープニングだけ録画。怪獣映画みたいな禍々しい音楽が好きで何度も見ていた。

それから20年余り、何と本編がU-NEXTで配信されているのを発見して思わ
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街の上で(2019年製作の映画)

4.5

面白かった!主人公が重くて胸焼けした『愛がなんだ』より断然こっち派。ダラダラしていてどこに向かっているか分からないけど、どこか興味深い会話劇が心地良い。それに本作、結構笑えるシーンが多い。これみよがし>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.5

※本作に感じたモヤモヤについて、ネタバレコメントで追記しました

大好きなエドガー・ライト監督の最新作ということで、万難を排して劇場に足を運んだ。60年代ロンドンを再現した魅惑的な映像に相変わらずのラ
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ザ・ボス 暗黒街の標的(1973年製作の映画)

4.5

『ミラノカリブロ9』のフェルナンド・ディ・レオ監督によるバイオレンス。冒頭、主人公の殺し屋ヘンリー・シルヴァが、AV鑑賞会に興じるマフィア達(笑)を擲弾で虐殺するシーンがヤバい。『ミラノ〜』に引き続き>>続きを読む

怪竜大決戦(1966年製作の映画)

3.5

怪獣ブームのさなか東映が放った時代劇×怪獣映画。時代劇に怪獣をブレンドした作品というと大映の『大魔神』や妖怪シリーズが思い浮かぶが、こちらも特撮のクオリティーではそれらの作品群に負けていない。クライマ>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

よくあるサイコスリラーものかと思いきや、後半は爆笑の展開に。大真面目にあの絵面をやられるのはズルい。繊細さや重さよりも勢いで突っ走るアッパー系のB級ホラーでほっこりしました。ネタバレ厳禁。

Gore in Venice(英題)(1979年製作の映画)

4.5

ずっと気になっていたけどなかなか見る機会がなかった極悪非道ジャッロ。米国盤のBlu-rayが出たのでやっと見ることができた。

とにかく過激な描写満載で、見てはいけないものを見てしまったという背徳感に
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殺人ブルドーザー(1974年製作の映画)

4.0

隕石に付着していた未知の生命体によって、殺人マシーンと化したブルドーザーと作業員のオッサン達の対決を描く。殺人ブルドーザーと言っても速度は徒歩と同じぐらいで怖くないし、運転音がデカいのでどこから襲って>>続きを読む

フルスタリョフ、車を!(1998年製作の映画)

4.0

何だこれ。スターリン体制崩壊を背景に陰謀に巻き込まれたハゲのオッサンの数奇な運命を描いているのだが、とにかく情報過多な画面に圧倒される。画面手前でも奥でも誰かが何かをやっていて、カメラは長回しの移動撮>>続きを読む

ナイヤガラ殺人事件(1981年製作の映画)

4.0

輸入盤DVDで久々に鑑賞。地味なアクション映画ながら、キャストが通好みで良いんですよね。格好いい音楽に乗ってステン(短機関銃)を組み立てるシーンがめちゃくちゃアガる。

インランド・エンパイア(2006年製作の映画)

5.0

高校生の時に狂ったように見ていた作品。超久しぶりに鑑賞したけど、やっぱり訳が分からなかった。クライマックスのローラ・ダーンの顔が怖すぎで何度見てもソワソワする。

唐突に出てくる裕木奈江がめちゃくちゃ
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The Perfume of the Lady in Black(英題)(1974年製作の映画)

4.5

なんだこれ。ミムジー・ファーマー主演の映画の中でおそらく最もヤバい作品。特にラストは衝撃的すぎてヤバい。『反撥』『ローズマリーの赤ちゃん』などの影響が濃厚だが、単なるパクリではなくオリジナリティがあっ>>続きを読む

魔の谷(1959年製作の映画)

4.0

『フロム・ダスク・ティル・ドーン』の元ネタとして有名な作品。アマプラに入っていたので鑑賞。フィルムノワール調の犯罪劇がよく出来ていて面白い。特に中盤のバレるかバレないかサスペンスはなかなか手に汗握る。>>続きを読む

エクソシスト3(1990年製作の映画)

4.0

ワクチンの副作用にうなされながら見た。前半は退屈なんだが有名なハサミのシーンと天井ババアのインパクトがすごすぎてヤバい。クライマックスもド派手で楽しい。

イルカの日(1973年製作の映画)

4.0

喋るイルカが大統領暗殺の陰謀に巻き込まれる異色アニマル映画。ぶっ飛んだ設定ながら『卒業』のマイク・ニコルズ監督だけあってクオリティーは高い。しかしみどころは何と言ってもイルカたちの演技。名優ジョージ・>>続きを読む

原始獣レプティリカス(1961年製作の映画)

5.0

久しぶりに見た!珍しいデンマーク製怪獣映画。チャチな特撮と戦争映画さながらの迫力あるミリタリー描写のギャップで有名な作品。その歪さは魅力的だが、個人的には単純に怪獣映画として見どころ満載なのがGOOD>>続きを読む

黄金の針(1974年製作の映画)

4.0

『燃えよドラゴン』のロバート・クローズ監督が燃えドラに続き放った香港アクション映画。

燃えドラからブルース・リーを抜き、田舎っぺ大将ジョー・ドン・ベイカーを投入。リーの華麗で美的なカンフーアクション
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I predatori di Atlantide/Atlantis Interceptors(原題)(1983年製作の映画)

3.5

『食人族』のルッジェロ・デオダート監督による、マッドマックス×インディ・ジョーンズ×アトランティスの闇鍋アクション映画。デオダートにしてはエロもグロもほとんどない。その代わり、チープな特撮とマッドマッ>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

面白かったしダニクレ版ボンドの掉尾を飾る作品としては満足な作品だったが、惜しい点も結構あったというのが正直なところ…。特にアクション。冒頭が最高潮で後はどんどん尻すぼみになるのはちょっとな…。

ここ
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The frenchman's garden(英題)(1978年製作の映画)

4.5

ポール・ナッシー監督、主演の実録犯罪劇。モンドマカブロのBlu-rayで鑑賞。撮影が美しくシネスコの画面も相まって格調高い作品となっている。残酷描写も抜かりなく、頭をハンマーでかち割ったり、頭に何度も>>続きを読む

The Strange Vice of Mrs. Wardh(英題)(1971年製作の映画)

4.5

傑作!セルジオ・マルティーノ監督のジャッロはハズレなし?『影なき陰獣』も面白かったけど、こちらはエドウィジュ・フェネシュの色気と倒錯的な映像、二転三転するストーリーで魅せる。『キル・ビル Vol.2』>>続きを読む