これは傑作!ルチオ・フルチ監督がスプラッター路線に舵を切る直前に手がけた、グロさ控えめの超能力サスペンス。一切のネタバレなしで見るべきなので筋については詳しく書けないが、まるでパズルのピースをひとつず>>続きを読む
トッド・ヘインズやタランティーノなど、多くの映画監督に影響を与えたダグラス・サーク監督の代表作。クライテリオン版で鑑賞しました。
とにかく美しい画面を見ているだけで心が洗われる。特に青の発色が美しい>>続きを読む
ルチオ・フルチ版『めまい』。面白かった!フルチがスプラッター路線に舵を切る前の、地味ながら良質な不倫サスペンス。ジャン・ソレルは映画に出てくるとだいたい不倫してるイメージ笑。ビッグバンドな音楽が良すぎ>>続きを読む
ひと昔前の武富士のCMのようなダンスシーン。レオタード姿の女性たちがキース・エマーソンの曲に乗って踊るシーンはカメラワークも編集もキレッキレで楽しい。フルチにしてはビックリするほどグロくない。
こんなにハートフルなサメ映画があっていいのだろうか。トロピカルなタヒチの風景を見てるだけで楽しい。サメ保護の観点からはアウトなシーンが多いので、ガチのサメ好きの方は注意。
何と言っても見所はテン・リングスを生かしたアクション。武器になるだけではなく、それを使ってジャンプしたり足場にしたりと使い方がゲーム的で面白い。前半のバスや足場で展開するアクションも良い。トニー・レオ>>続きを読む
これまで断片的にしか見ていなかったのだが、今回初めて通しで見た。ゾンビ映画だが、ゾンビよりもウジ虫のシャワーとな脳天ドリルとか、ゾンビ関係ない残酷描写が印象に残る。特に、ジョン・モーゲンが脳天ドリルで>>続きを読む
『サンゲリア』『ビヨンド』などと比べ地味な印象を持っていたため、なかなか食指が動かなかった本作。U-NEXTで配信されていたので鑑賞。確かに比較的地味だが、しっかりグロい。フロイトステイン博士の腹から>>続きを読む
何だこれ…。『エマニエル夫人』の監督ジュスト・ジャカンと音楽ピエール・バシュレのコンビが放つ、エロス&バイオレンスアクション大作。オープニングが格好良くてワクワクさせられるのだが、本編のアクションがグ>>続きを読む
めちゃくちゃ久しぶりに見た。拷問シーンはそれほど多くなく、会員制秘密拷問クラブの全容が徐々に明らかになっていく面白さと、そこからの脱出劇に主眼が置かれている。
女を商品として消費する男たちが、知らず>>続きを読む
前作『エロチカ大学』よりも濡れ場が増えたんだけど、前作の方がギャグに勢いがあって面白かったかな。
今回の音楽担当はフェルナンド・ディ・レオ監督『大人になる前に』のフランコ・カンパニーノ。エリーゼのた>>続きを読む
なぜかU-NEXTに転がっていたので鑑賞。エロよりも本筋とは関係ない単発のギャグシーンが印象に残る。特にオナラのギャグは小学生が考えたのかというくだらなさ笑。
ジャンニ・フェリオが手がけた音楽がファ>>続きを読む
これは大傑作。幼少期のトラウマで女性がマネキンにしか見えなくなってしまった美青年が主人公なのだが、カメラワークや編集がヌーベルバーグばりに狂っていてヤバい。あまりに狂いすぎていて1秒たりとも気が抜けな>>続きを読む
4KUHDで鑑賞したけど、めちゃくちゃ綺麗やないかい。特に65mmで撮られた特撮シーンは目をみはる。この世界観は高画質で何度も浸りたい。
最高だ!見たいものが全て詰まっていたここ数年で最高の幕の内弁当映画。怪獣映画ファンとしては怪獣の見せ方にもグッと来た。ゴジコンより怪獣映画してたかもしれない。ガン監督、相当日本の怪獣映画を研究したに違>>続きを読む
TVで久しぶりに見た。
大学の授業で教室のプロジェクターで『もののけ姫』を見ながら日本の植生を学ぶ授業があったのですが、機械の不調で例の両腕スパーンのカットで画がピタッと止まって教授が慌てふためいて>>続きを読む
新興宗教の話と聞いて興味が湧き鑑賞。ラスト、親子同時に見えることがない流れ星でテーマを表現する語り口は良かった。
しかしどうも新興宗教の描写がぬるい気がする。カリスマ的な教祖の存在が描かれないのも違>>続きを読む
『ホーボー・ウィズ・ショットガン』でも使われた、M・コロンビエのかっこよすぎるスコアが鳴り響くオープニングは最高。しかし本編は全体的に盛り上がりに欠ける地味な感じで拍子抜けしてしまった。ベルモンドのア>>続きを読む
夜のパリ市街を捉えた映像にモリコーネのスリリングなテーマ曲が被さるオープニングにワクワクさせられるも、その後は鈍重な展開が続き前半はダレる。しかし中盤の追跡シーンのスタントが凄すぎて一気に目が覚めた。>>続きを読む
なんか突然見たくなったので、U-NEXTで再鑑賞。全く古びないデザイン、スタイリッシュなカメラワーク、手に汗握る演出と、やはり最高の映画だ。これからも定期的に見るだろう。
しかしディレクターズカット>>続きを読む
マカロニウエスタンにしては珍しく、ちゃんと『復讐のガンマン』の続編になっている。とにかく、トーマス・ミリアン扮するクチーヨの貧乏臭くて粗雑ながら純粋さも持ち合わせているキャラクター造形は見事。カメラワ>>続きを読む
『ウィッチ』が結構好きだったので、同監督の最新作でしかもデフォーが主演でと、とても楽しみにしていた作品。かなり直接的な神話の翻案で拍子抜けしてしまったが、主演2人の熱演には見入ってしまった。正方形のア>>続きを読む
石山健二郎が最高に面白い。豪快で下世話な芝居は映画版『白い巨塔』の財前又一役の時と全く同じテンションで笑った。
しかし若い頃の加藤茶は菅田将暉にソックリ。
病弱な青年が徐々に狂気に駆り立てられていく様は『タクシードライバー』みたいだ。殺戮シーンは延々と続くが、同じ題材の『八つ墓村』の方が短いながらも異様な迫力があって怖かった。ショットガンで撃ったのに身体>>続きを読む
ラストの乱闘シーンがめちゃくちゃ過ぎて最高。ひし美ゆり子も『忘八武士道』ばりに体張っていてすごい。たまにこの時代の下品で節操のない東映アクション映画が見たくなる。
残酷描写多めなのは良かったけど全体的につまらなかった。クリーチャーが出るまでの不穏な空気が流れる前半の方が面白い。バカが余計なことして危機が発生する系のお話なのもいただけない。
ルパン三世の峰不二子のキャラクター造形にも影響を与えた作品。さすがジャック・カーディフ監督だけあって映像は凝りに凝っている。特にオートバイを運転するマリアンヌ・フェイスフルの周りをぐるぐる回るカメラワ>>続きを読む
巨大化したウサギの大群がアメリカの片田舎で大暴れ。本物のウサギを高速度撮影などで何とか巨大に見せようと努力しているが、いかんせんただのウサギなので全然怖くないのが涙ぐましい。それでも、大量のウサギがミ>>続きを読む
U-NEXTにあったのを何となく再生したらつい最後まで見てしまった。1967年当時のお笑い芸人を集めて作られたコメディー。大阪でロケをしていて、大阪に10年間住んでいた者としては、当時の道頓堀や大阪駅>>続きを読む
甲冑の騎士が全裸の女を追いかける冒頭が異様なテンションの高さ。あの武器で殴られるのはさぞかし痛いだろう。悪女が追い詰められる終盤の超現実的な描写もGOOD。
ルチオ・フルチ監督のギャング映画。フルチだから普通のギャング映画になるはずはなく、銃撃戦では脳味噌やはらわたが飛び出し、女の顔はガスバーナーで炙る。監督十八番のサディスティックな暴力が満載。『フレンチ>>続きを読む
長かったけど退屈はしない4時間だった。劇場版は公開当時映画館で一度鑑賞したが、イマイチだった記憶がある。劇場版よりも各キャラの掘り下げが深く、各シーンに尺をこってり使っていて見応えたっぷり。
戦闘シ>>続きを読む
『キル・ビル』で特大オマージュを捧げられていた作品。青葉屋殴り込みシーンに使われたモリコーネのテーマ曲がすこぶる格好良くて定期的に聴いています。
Blu-rayで久々に鑑賞しましたが、リー・ヴァン・>>続きを読む
とんでもないものを見た。
地元で評判のベーコン屋。実はその肉には人肉が使われていた。ベーコン屋兼モーテルを営む兄妹は観光客を拉致しては畑に埋めエサを与えて肥えさせ収穫する「人間栽培」を行いベーコンの>>続きを読む
怪獣バトルの物量はシリーズ最高!
知能指数はシリーズ最低!
エンタメとしては最高!
そりゃアラを探せばいくらでも出てくるだろうが、これだけの物量の怪獣バトルを圧倒的なクオリティーで描いてくれちゃ>>続きを読む
マッチョ俳優が拳で悪を倒す、イタリア製のいわゆるサンダル史劇もの。今回は幻の大陸アトランティスでヘラクレスが大暴れ。特撮的な見どころが2つあって、1つは前半に登場する謎トカゲ怪獣。何というか、バルゴン>>続きを読む