ウロフさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ウロフ

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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.4

めっちゃ濃いです。笑
あんな場面やこんな場面を見るにつれ、「やっぱロボコップの監督だ!」と心の中で小躍りしましたよ。

予告編そのままに、中世ヨーロッパのヴィジュアルも讃美歌ベースのサントラも素晴らし
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.7

今年初めて、映画館でガチ泣きしました…
予告編見て、ノスタルジックで洒落たヒューマンドラマくらいに思っていたら、めっちゃエグってくるじゃないですか。

なんかもう、新ジャンルの映画。

正義感、後悔、
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茶飲友達(2022年製作の映画)

4.1

シン・ゴジラの危機管理監がコールガール呼んでる😳渡辺哲さんの振り幅がスゴい。海沼未羽さん、表情も声もとっても魅力的。主演の岡本玲さんはもちろん、キャストが妙に生々しくて素敵な映画。

高齢者の心と体の
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.4

なんだろう、特別なストーリーじゃないと思うんだけど、見て1日たってもあと引く。

自分の居場所に悩んでたり、疑問を感じ始めたりしてる人すべてに響きそう。

なんてことない荒川周辺の下町の景色が、なんだ
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スープとイデオロギー(2021年製作の映画)

4.1

済州4・3事件のこと、知りませんでした。3万もの人が粛正の名の下、国に殺された。疑わしきは撃て、で犠牲者は東日本大震災の2倍。

社会も学校も、なんでこのことを教えてくれんの?

証言者であるオモニの
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.4

偉人の伝記映画って、成功の陰に隠れた波瀾万丈の人生を期待しがち。成功にうかれて堕落とか、自由すぎる愛人関係とか。

モリコーネはまじめ。ひたすら音楽。奥さんlove。それで2時間半もつのはやっぱり音楽
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.7

この余韻の深さは何なんでしょう?刺さるようなセリフなんてないのに、さよならとかシンプルなことでなぜかウルっとしてしまう。

2023.03.04
★4.4→4.7

ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶(2019年製作の映画)

4.1

「島唄」で沖縄のことを知り、30年経ってこのドキュメンタリーを見る。ようやく入口に立ったような気分です。

知らないことが沢山あって、教育は一体何をしてきたのだろう?

宇宙人の画家(2021年製作の映画)

4.4

ちょっと!めちゃくちゃ面白かったんですけど。

新人監督のB級感漂う荒削りな映画、と予想して見たら、確かにその通りなんだけど、ハードル超えてる。素人っぽい演技とか低予算とか、監督はそんなこと百も承知で
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イントロダクション(2020年製作の映画)

4.4

「あなたの顔の前に」より先に見ましたけど、後になってみると若さが爆発してますね。未来があるっていいなぁ…

いや、チラシがお洒落すぎるでしょ。すごくいい。フランス映画と思わせて韓国映画だけどフランス映
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あなたの顔の前に(2020年製作の映画)

4.4

とても上質な会話劇。この映画がいいなぁ、と思うってことは、たぶん自分がそれなりに歳とったな〜ってことですね。
昔の友人に会いたくなる。

要素が少ないから何書いてもネタバレになっちゃいそう😅

ちょっ
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ヨナグニ~旅立ちの島~(2021年製作の映画)

4.4

最高にノスタルジックな映画。

重要なのは、郷愁溢れる与那国島とその文化が(消えつつあるにしても)今はそこにあるということ。さらには、海や自然はもちろんのこと、もっとも郷愁を感じるのは島の人々のつなが
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ばちらぬん(2021年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリーパートの自然と人は言わずもがな魅力的。与那国方言で歌われる與那覇有羽さんの島唄、聞けるかな、聞きたいなと思ったら、やっぱり劇中使われてて嬉しい。

フィクションパートは吉開さんとか各種
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.4

素敵な映画だった…

どんなに面倒でイライラすることがあるとしても、誰かがいることは「永遠に」孤独でいるよりはマシかもしれない。

「どうせアンタは…」という思い込みを少しだけ外してみる。相手に期待す
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

・躊躇してる間にあらゆるチャンスは逃げる
・現場はマニュアルの上を行く
・行動に勝る説得力はない

全ビジネスマン、全リーダーのための映画か⁈

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.4

シン・ゴジラのほうが好きですけど、これはこれで何度か見たくなりそうです。ちょっともネタバレできないからレビューしにくいですが、ウルトラマンシリーズを知っていればいるほど、「そうきたか!」って思うんでし>>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

4.7

拗らせ属性のある人には響くはず!

思ってたより見やすかったのは肉体関係以上に心の機敏が描かれていたからかな。かと言ってフランス映画っぽい小難しさは控えめ。

音楽、演出もシャレてて気に入りました。
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

痛みと不快感の表現が容赦ない。耐性ある人はこれくらいぶっ飛んでいて良いだろうけど、自分はダメだった。精神的にR18。

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

4.1

顔、顔、顔のインパクトが凄い。表情に徹底的にこだわりながら、ともかく人間の見えない内面や感情の起伏を、もらさずフィルムに収めてやろうという気迫のようなものを感じます。正直、別のカットももうちょっと見た>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.4

あ〜、泣いた!

聾者の一家が困難を乗り越えていく王道のストーリーなんだけど、アクの強いキャラ設定で力づくで持っていかれる感じ。

個人的には主演のエミリア・ジョーンズに⭐︎4.7。あれだけ手話でネイ
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香川1区(2021年製作の映画)

4.1

多くのマスコミが権力の監視をちゃんと果たしていないので、こういう映画は必要。監視される覚悟がないのなら、与党を務める資格なし。

それでも小川さんの政策的な主張は、映画の中では全然わからなかったんだよ
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国境の夜想曲(2020年製作の映画)

3.5

死と隣り合わせで生きている人々を、危険を顧みず撮影した映画に点数つけるのもどうなんでしょう。

光と色彩が印象に残る、とても美しい映像作品。ただ、遠くでは銃声が響いている。

春原さんのうた(2021年製作の映画)

4.7

私の経験では初めて、「スクリーンの中もマスク着用の映画」でした。2020年代の「今」「日常」を大事にした映画なのだろうな、と。

見る者がずっとヒロインを思いやるというか、心の中を察し続けているような
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.5

こういう雰囲気や絵作りに振った映画の方向性もあるべきだと思うので、作り手のメッセージや幾つかのユーモアを自分がわからなかったとしても、やたら低い評価にはしません。でもやっぱり相当高い映画リテラシーが必>>続きを読む