ウロフさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ウロフ

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喜劇 愛妻物語(2020年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

夫婦が子供の前で大声で罵り合う姿の連続、時に暴力も伴い、たとえフィクションだと前置きしても私には完全にNGでした。さらに不倫や痴漢さえ笑いの要素にしようとする意図は理解できません。

水川あさみの奮闘
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

3.7

監督の意図と違うことは百も承知なんだけど、同じテンションのまま突っ切って欲しかった!

#ハンド全力(2020年製作の映画)

2.9

廃部寸前or弱小運動部が仲間を集めて奮闘するという青春ドラマの定番フォーマットに、SNSを絡めたところが今っぽい。わかりやすい展開でティーンズが楽しめる内容です。

清史郎君も福君もがんばっていて好印
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在りし日の歌(2019年製作の映画)

4.1

一人っ子政策下の中国で息子を失った夫婦の30年の物語。30年一緒にいればどんな夫婦でもいろんな葛藤や苦悩があると思いますが、
あらすじから想像できるように、主人公夫妻はとても重く苦しい過去を胸に秘めて
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ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)

3.9

ジェシー・バックリーの演技が見たくて3か月ぶりの劇場復帰!

「ジュディ」では理知的なマネージャーだったのに、今回は冒頭からハジけてて思わずニンマリ。

歌うまいとは聞いてましたが、もうびっくり。しか
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愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像(1998年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

10数年ぶりに鑑賞。

ベーコンの絵に馴染みのない人がこの映画を「いいね👍」することってあるんだろうか😅とにかくディープでマニアック。私はベーコン好きな画家の1人なので、彼の絵のオマージュらしき演出が
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

4.1

多民族国家のマレーシアが舞台。マレー系、インド系、中華系と、人種も宗教も違う少年少女たちが様々な愛や障害を経験するんですが、とにかく彼らがまっすぐで心打たれました。めっちゃハグしたくなります☺️

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精神0(2020年製作の映画)

3.9

前作『精神』に衝撃を受け、今年絶対見ようと思っていた作品。引退する精神科の山本医師の最後の診療は、もうなんだかお釈迦様の説法のよう。生きづらさの感情をコントロールする気の持ちようなんかは、患者さんだけ>>続きを読む

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

アニエス・ヴァルダ監督と写真家JRの共作。旅先で出会った人々を撮影した巨大なポートレイトを、その人々ゆかりの建物に貼り付けて、個人の存在の大きさをチャーミングにアピールしていく。

行政、会社、組織に
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.9

音楽ものはやはりいいですね。プライベートで色々な苦悩や葛藤を抱えつつも、ステージ上の限られた時間で圧倒的パフォーマンスを披露する天才の姿には本当に心打たれます。

その裏事情と表の顔とのギャップの振れ
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劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX(2019年製作の映画)

4.1

「ごんぎつね」という主題、ストップモーションアニメーションの味、抑えたセリフ…すべてが完全に調和したすばらしい世界観!原作が持つ切なさや素朴さ、とりわけ郷愁が溢れんばかりに表現されていました。風のそよ>>続きを読む

Fukushima 50(2019年製作の映画)

1.0

Filmarksは無採点だと全体スコアに反映されない仕組みのようなので、あえて点をつけます。

賛否あるということで、問題の所在を確かめるために鑑賞。ある意味、思っていたより良く出来ていました。「事実
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.3

カメラマンと医師の夫婦が、故郷シリア、アレッポのためになすべきことを尽くした記録ととらえました。文字通り命がけで撮影したこの映像を、軽はずみな言葉でコメントしたり、採点するのは多いに気が引けます。ただ>>続きを読む

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.3

これもう学校で道徳とか倫理の時間に流したほうがいいですよ。差別や権力のプレッシャーが本当に実感できる。一部ショッキングな場面は編集してアカデミック版にすべきかもしれませんが。

ファッションとか車見て
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酔うと化け物になる父がつらい(2019年製作の映画)

3.7

渋川清彦さんと松本穂香さん、今見たい俳優がドンピシャで出ているということで見てきました。いや〜2人の演技はすばらしい‼︎渋川さんは笑いの演技、松本さんは泣きの演技。もう堪能させてもらいました。少女時代>>続きを読む

プリズン・サークル(2019年製作の映画)

3.9

受刑者の更生プログラムに受刑者どうしの対話を取り入れた珍しい取り組み。受刑者自身が犯行当時の心境やそれまでの経緯を語っています。

想田監督の「精神」ほどの衝撃の大きさはないものの、見なければわからな
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ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

3.5

作者不明の肖像画にピンときた老画商。お目当ての絵の由来を突き止め、オークションで落とせるか?画商人生最後の大仕事。

といっても大事件になるわけではないですし、昨今の美術市場を考えるとビックリするほど
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性の劇薬(2020年製作の映画)

2.7

原作未読です。マンガならいいかもしれないけど、都合の良すぎる設定が多すぎて、映画としてはリアリティが感じられませんでした。人との出会いや別離がこんな風に繋がるはずがなく、フィクションだとしてもやりすぎ>>続きを読む

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.1

これまた力のある韓国映画を見てしまった。

エンタテインメントと社会問題が高いレベルで共存してます。朝鮮戦争時代の設定とはいえ、南北問題描写するの相当デリケートだと思うんです。そこに真っ正面から取り組
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.1

辛い、激辛過ぎる。この映画は娯楽をやめてます。

移民と貧困層が住まうパリ郊外の犯罪多発地域、住民とパトロールする警察のやりとり。些細ないざこざはあるものの、表向き平和が保たれている日常。しかし抑圧に
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彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

4.1

「1917」を見てからこちらを見ました。なので「ヤバい、めっちゃ1917やん!」というのが見ている間の正直な感想でした😅本来逆ですよね。100年前の戦争をここまで鮮やかに見られる技術に感謝です。

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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます


🎱🧸😏

↑終盤ツッコミどころが続いたんですけど、笑っていいとこですよね⁈

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

4.1

女性目線だと、ただの陰湿不潔な胸糞野郎の蛮行を見せられる映画で、評価要素がないかも。

この醜男が女性を殺すに至った理由を考えたり、あまつさえその境遇に同情なんかしてしまうと、どんどん意味のある映画に
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サタンタンゴ(1994年製作の映画)

4.1

7時間18分約150カット!この長い時間の重さそのものに意味がありますね。題名の由来になったであろうあの場面、たぶんこの先も忘れないでしょう(吉開菜央さんが忘れないとコメントしたシーンは同じかな?)。>>続きを読む

私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

3.7

50代の大学教授が24歳の金髪美女になりすまし、元カレの友人とのSNS恋愛の沼にハマる物語。

上映時間の8割くらいはジュリエット・ビノシュが映ってた印象だし、この映画における彼女の演技は100点じゃ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.5

正直に言いまして、過剰なプロモーションに違和感を覚え、見る前は本作に懐疑的でしたが、鑑賞後はモヤモヤが吹っ飛びました。パラサイトと共に映画史に残るであろう大傑作です。

真に驚愕すべきは戦場の追体験、
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.1

コソ泥がバレて逃走した漁師と、老人養護施設から脱走したダウン症の青年のアメリカ逃避行。追われる立場というネガティヴな状況で始まった旅が、なぜ2人の人生にとって特別な意味を持つ「冒険」となったのか。>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.7

翻訳者の隔離も、未発表脚本のハッキングによる脅迫も実際にあった出来事に着想を得たと知ってびっくり。

「容疑者」は各国から集まっているので、個性豊か。一見普通の主婦のような女性から、皮肉屋で集団行動が
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