OkamoriYさんの映画レビュー・感想・評価

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こころの通訳者たち~what a wonderful world~(2021年製作の映画)

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事件は会議室で起きている!
一つひとつの会議、真摯な対話が、世の中を面白くしていくんだと、そういうものを信じられる気持ちになります。勇気づけられる。

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

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Amazon Prime Video。
10年前にも映画館でみたのでこれが2回目ですが、キツさは変わらず。
映画がきっかけで世論が動き法改正まで行われたと知っているのがまだ救い。
小さな声を聞ける自分
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私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

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分かったような感想を書くことが、この映画の中で批判されている白人たちと同じ行為をすることになりそうで何も書けないでいる。自分は何も分かっちゃいない。いま当たり前だと思っていることも、未来から見たらわり>>続きを読む

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

映画「ドゥ・ザ・ライト・シング」、前情報ゼロでジャケ写の濃い青色や題字のフォントのユルい感じから楽しめそうだと見始めたら、違った。

猛暑の町で一人ひとりがストレスを溜めている。誰もが我慢を重ねている
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

考えさせられました。

主人公も "患者" のひとりなのであろうということはわりとすぐに想像がつくわけですが、そこにこだわって見ている自分みたいな観客ほど、ラストのセリフに射抜かれる… たぶん。

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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

面白かった。軽い気持ちで見てました。終盤やられました。なめてました。反省。

少年たちの夏のスパイごっこはどうせ遊びで終わるんだろ・実はあの美少女が事件に関係しているとかだったら面白いねとか、タカをく
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星の子(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

怪しい宗教と家族の話。

原作と比較して、コーヒーをキーアイテムにするアイデアが加えられていたり、学校のシーンはよりリアルな会話になるように演出が変えられていたり… etc. そう作るのか勉強になるな
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風の電話(2020年製作の映画)

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ロードムービー。かなり好きです。
作品全体を通して、主演のモトーラ世理奈さんへの信頼を感じる撮り方。そして彼女もその期待に応えていた。
旅の途中、さまざまな人のつぶやきを拾い集めていく、彼女自身が「風
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

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重すぎて、もう二度と見ないかなとしまい込んでいたのに、10年経って引っ張り出してきて見て、また落ち込む。

ボクシングを通じてとても強い信頼関係を作り上げた二人の、選び取る答えが悲しい。
途中までスポ
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

最後はヨハネの福音書 9章からの引用があったのだなあ。以前みたときは全然気にも留めていませんでしたが。

"彼は答えた。「あの方が罪人かどうか私は知りませんが、一つのことは知っています。私は盲目であっ
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息もできない(2008年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

初めて見たときは評価の難しい作品だなという感じがしました。ダメな男たちや暴力だけが印象に残りすぎてしまって。

今回2年くらいあけて二回目の鑑賞でしたが、暴力が悲しさにしか繋がらない負の連鎖に、見てい
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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

後篇も良かったです。

鑑賞後、小説『あゝ、荒野』を読みました。
映画化で舞台を2020東京五輪の後に移したのは上手かったと思う。
芳子の靴や、3人で海へ行く場面は映画オリジナル。芳子のキャラクターは
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あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

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菅田将暉とヤン・イクチュンのW主演。
二人とも演技力高すぎ。

ロッキー(1976年製作の映画)

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もともとあまり好きではなかった作品。見直すのは4、5回目。スケートリンクの場面がだんだん好きになって、エイドリアンが可愛く見えるようになって、やっと良さが分かった気がします。『ロッキー』の良さは人情噺>>続きを読む

描きたい、が止まらない(2019年製作の映画)

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自閉症の画家・古久保憲満さんに密着したドキュメンタリー。

古久保さんは、185cmの大きな体をきゅっと丸めて驚くほど細かい絵を描く。
描くときはすごい集中力を見せる。
美術館で、既に展示されてしまっ
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劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲(1998年製作の映画)

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Amazonプライムビデオ・日本語字幕つき。
カテゴリ【日本語字幕つきの日本語音声映画】さらに充実してくれると有難いのだけど。

私はどこから来たのか、何者か、どこへ行くのか。ミュウツーの苦悩と戦い。
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

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実際にあった大手自動車メーカーのリコール隠しを下敷きとした小説の映画化。

ひとつの事故・ひとりの死が、立場によって異なる受け止められ方をする。
自分は誰の立場でこの物語を見ているか、きっと気付かされ
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陽はまた昇る(2002年製作の映画)

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1970年代のいわゆる「ビデオ戦争」の話。VHSとベータマックス、規格争いに勝つのはどちらか… 実話に基づく映画。

10年前に大学の経営学の講義で見せられたのを覚えています。不真面目な学生だったので
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

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【彗星】は映画の話だが、【気候変動】は現実に起こっている。今この瞬間に。

「ありえそう」って笑っているあなたは、何かしていますか? 警告を無視していた人たちと同じことをしていませんか…?

この映画
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ジョーカー(2019年製作の映画)

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孤独な男が悪のカリスマに変身するまでの物語。
あるいはすべて彼の妄想だったのか…

笑い発作、階段、そしてダンス。
便所で踊るシーンにはとくに強烈な印象を受けました。
インタビューによれば、あのシーン
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

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1年ぶり2回目の鑑賞でした。
よく練られた脚本に驚く。
塩をきっかけに二人の距離が縮まる場面が好き。
「今回の仕事は、美しくない」の場面も良い。
楽しい映画ですね、ほんとに。

オズの魔法使(1939年製作の映画)

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映画に出てくる賢い犬を見るのが好き。トト、いい子だな。

モノトーンとテクニカラーの二つの世界。とても素敵な見せ方。

ちょっとわがままな女の子が、夢の中で冒険をする。
みんなが大小さまざまな悩みを抱
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クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

怪しげなメンズエステに入った父ひろしがロボットになって帰宅する… というとんでもないオープニング。

ロボになったひろしが徐々に家庭に居場所を取り戻していくのと同時進行で、今作の敵の思惑が明らかに。
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レスラー(2008年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

物語の根底にある価値観に古いものを感じてしまいました。令和に通用する映画ではない気が…
でも、殴られたら痛い、刺されたら血が流れる、ある意味当たり前のことなんだけど、そういう痛みや苦しみをちゃんと映し
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

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怪獣・ロボット・必殺技・友情・努力・勝利… みたいな。これが観たいのよ!というものがMAXに詰まった最高の映画。

8年前、映画館で観たときは、もうずっと笑ってました。
エンドロールの後も幸福感に包ま
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

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新人俳優ザックのために書かれたこの作品自体が、彼を輝かせるためのプロレスショウのようでした。
ご都合主義なところもあるけど、ヒーローはいると感じさせてくれる、あたたかい作品。良いと思う。

製作・公開
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グレタ ひとりぼっちの挑戦(2020年製作の映画)

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ドキュメンタリー。
テレビ局や新聞社が切り取って報道するグレタさんの姿とは少し違うものが見られたと思う。

無関心・反対意見に信念を持って立ち向かっていく強さはあるが、それだけではない、心身のゆらぎが
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

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SFホラー。
1982年の冬、南極基地の12人の隊員が氷の中に埋まっていたエイリアンを発見。
エイリアンは次々に形態を変えながら隊員たちに襲いかかる!

場面と場面の切り替わりのフェードアウト、もった
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ファーゴ(1996年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「これは実話に基づいている」という言葉を信じてしまいました。だまされた!

狂言誘拐の計画がどんどん狂っていく、この作品は一言で言うなら、嘘・ホラ話に満ちた映画。
何度も映される「ポール・バニヤン」は
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グレムリン(1984年製作の映画)

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12月になったのでクリスマスらしい映画を観ることに。

父さんが手に入れてきたゆるふわな生物モグワイが、だんだんキモく怖く変化していくのが面白いですね。
いきなり怖くなるんじゃなくて、最初から不穏な空
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

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ミステリー作家・東野圭吾の「探偵ガリレオ」シリーズ初の長編で、第134回直木賞に輝いた同名小説を映画化。

研究者と言えばカッコいいけれど「オタク」と言っても間違ってはいないわけですよね。
天才的な数
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

タイムループ x ホラー な作品。

主人公の女子大生は、誕生日の夜、仮面を被った何者かに襲われ、殺されてしまう。
さらに恐ろしいことには、殺されるたびに何度も同じ朝に目覚め同じ日を繰り返すのだった…
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

松山ケンイチさんの演じる「瓜田」が、素敵でした。

負け続きなのに悔しそうな顔を周囲に見せないから、負け犬根性が染みついた男だと軽蔑の目を向けられることもある。
でも彼の一人で過ごす時間を覗くと、この
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凶悪(2013年製作の映画)

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ひとりの記者が、埋もれた事件を掘り起こす……

リリー・フランキーさんが好き。好きというと語弊がありますが。
人間の残虐さをあくまでもポップに表現していると思う。凶悪。
たあいもなく笑いながら人を殺す
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

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主人公諸星要一は、大学時代に鍛えた柔道の実績を買われて北海道警察の刑事となる。
強い正義感を持っているが、なかなか仕事で評価されない。
先輩の敏腕刑事から「裏社会に飛び込み『S』(スパイ)を作れ」と教
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

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伊藤亜紗先生の『記憶する体』を読んだばかりなので、この映画についてもしっかり観ることができたな、という気がします。

つまり、

特定の病気や障害だけがその人の体の感じ方を作るのではない。そこに出自や
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