おもちさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.4

 WW2時の首相ウィンストン・チャーチルを描いた作品。ゲイリー・オールドマン主演もだけど、英国王のスピーチでおなじみジョージ6世のベン・メンデルソーンも好演。
 20世紀ファンとしてはやはり避けては通
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セルフィッシュ・サマー ホントの自分に向き合う旅(2013年製作の映画)

3.7

 道路の線を引く仕事をする二人の物語。ポール・ラッド、エミール・ハーシュ主演。ランス・レガルトの遺作。
 いかにもロードムービーな風だけど、実はそんなに移動はしておらず。ひたすら担当地区の道路に線を引
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我が家のおバカで愛しいアニキ(2011年製作の映画)

3.9

 インパクトの強すぎるポスターで即決。相変わらずのラッドでド安定の一品。
 出だしからすでにおバカで、最愛のわんことも離れ離れになりたらい回し。それでもつらそうな顔もせずにひたすら楽しく生きてる姿はな
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マーウェン(2018年製作の映画)

3.7

 色んなジャンルのいいとこ取りなゼメキス作品。スティーヴ・カレル主演。
 風の便りでこういう話を聞いたことはあったけど、ほぼほぼ無知。思ってた以上にミニチュアが大きくてびっくり。さらに思ってた以上にC
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テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

3.7

 世界の悲しみを背負ってるイスラエルとパレスチナの板挟みを描いた作品。個人的には日韓や印パよりもよっぽど思い入れがあるので楽しみだった。
 作風もなかなか面白くて、脚本家の仮想体験が出来てしまう仕上が
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.8

 ケン・ローチ監督待望の新作。さすがとしか言いようのないリアルな仕上がり。
 現代社会の生きづらさをかなりダイレクトに描いていて、最初から最後まで全てがひたすらにつらい。子供が大人になった時に幸せであ
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

4.7

 メ タ ラ ー は 絶 対 観 る べ し 。
メタル超大国フィンランドが送るメタル映画。日本人からしたら北欧なんて天国のような場所だと思っていたけど、実は本国でもそこまでメタルメタルしてなく、また
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死ぬまでにしたい10のこと(2003年製作の映画)

3.4

 死ぬまでにしたいとあるけど、原題は「私のいない人生」という感じ。スペイン・カナダの合作映画。
 突然余命を宣告されて、すぐさまリストを作っていくテンポの早すぎる展開だった。もうすぐ死ぬとわかった時に
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.9

 紹介文だけで観るしかないという一品。フランス・レバノン合作。
レバノンのスラムで生活をする主人公だが、両親がなかなかにやばくて闇な仕事をしてなんとか生きているという感じ。大切な妹も奪われ家を出ると、
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.1

話が出来ない女の子を家に送るべく、国境を越えて奮闘する物語。THEボリウッドな映画。パレスチナ映画と悩んでこっちをチョイス。
 少数派ではありそうな、お母さん好きな女の子。最悪なことに、インドとパキス
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

 レンタル開始されていたので即決で借りてきた。スカーレット・ヨハンソン助演。
 出だしから「まずいですよ!」と言わんばかりの台詞が続いてさすがドイツではなくアメリカ映画...という感じだった。なんで英
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パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

3.0

 パトリック・ウィルソン、アン・ハサウェイというキャストでこれはもう観るしかないという一品。
 なんの前知識もなく観たもんだから、推理小説を読んでいるかのような展開に右往左往しながらの鑑賞だった。激し
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北の果ての小さな村で(2017年製作の映画)

3.9

 農家を継ぎたくない本土デンマークの青年が、グリーンランドの辺境の地へデンマーク語を教えに行くというドキュメンタリーチックな異色作品。登場人物全てが村人本人で自分で自分を演技している。
 想像以上にド
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奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

3.8

 やりすぎで登場した人物、確か映画あったよなと思って辿り着いた。スラムドッグのデーヴ・パテール主演。
 ラマヌジャン、数学界では知らない人はいないけど一般的にはあまり知られてない代表みたいな感じ。ミレ
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

4.4

 レンタル屋に置いてなくてクリップしていたのがNetflixに登場したので早速鑑賞。ビル・マーレイ主演。
 気難しくてめんどくさい老人に隣人の子供というグラントリノの構図から始まって、掴みはもうOKと
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馬を放つ(2017年製作の映画)

3.9

クバト氏の監督主演作品。キルギス映画。皮肉にもウルフ・オブ・ウォールストリートの隣に置いてあってちょっとフフッとなった。
 本編開始からすぐに馬を放つところから物語が始まる、このポスターの夜版って感じ
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リアム16歳、はじめての学校(2017年製作の映画)

4.0

 お母さんしか世界がなかった息子が大学へ進学するために高認を目指すハートフルな映画。ジュディ・グリアの好演。
 自分も高認組なのでこれは大当たりだなと直感。海外だと飛び級制度もあるし、親がハイスペック
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ぼくたちの奉仕活動(2008年製作の映画)

4.0

 刑務所行きを免れるために奉仕活動をすることになる2人の物語。相変わらずのボンクラ役でポール・ラッド主演。
 ラッドの他にもコメディ映画でおなじみのメンツで強烈なキャラが揃い踏み。特に奉仕活動先である
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エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

3.8

 LAPDの日常(?)を描いた作品。大都市ゆえに事件も多いし、ギャング抗争もある。アメリカの警察もだいぶ言動がおかしかったり色々リアル。
 なんといってもジェイクとペーニャのコンビ。なんとも絶妙にマッ
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パターソン(2016年製作の映画)

3.8

 アメリカの田舎、パターソンに住むパターソン夫婦の日常を描いた素朴な作品。アダム・ドライバー主演、and枠はなんと永瀬正敏!
 バスの運転手の傍ら詩を書くのが趣味なパターソン、毎日少しの出来事が起こる
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.6

 20世紀で尊敬する人物TOP30には入る天才、アラン・チューリングの物語。キーラ・ナイトレイも出演。
 歴史としてもこれほどとてつもない偉業も数少ないだろうけど、なんといっても「チューリングテスト」
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ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

2.7

 北欧版2001年宇宙の旅という触れ込みでレンタル決定。その名の通りSFよりも人間ドラマの比重が強め。
 まず上映直後にスタッフロールが流れてびっくり。割とあっさり宇宙船が制御不能になって、その後に帰
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.2

 日本海軍ということなので、まぁ観るしかないという一品。菅田将暉もだけど、柄本兄の名演がピッカピカ。
 原作の漫画はひとつも知らずに観たせいで、「んっこんな人いたっけ」と何度も停止して検索しての繰り返
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

3.7

 久しぶりにがっつりした邦画を観たという印象。とにかくキャストが豪華も豪華。松山ケンイチが特別出演でそのシーンでまたウオオとなった。
 映画ファンはもとより、ミリタリーオタクにも納得できる内容ではあっ
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サウスポー(2015年製作の映画)

4.5

 今度のジェイクはプロボクサー。スポーツ映画かと思いきやめちゃくちゃ重たいヒューマンドラマ。
 生い立ちからこの映画で扱われる事件から何もかもが不運な主人公、ついには娘さんにも避けられてしまって苦しい
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天国からの奇跡(2016年製作の映画)

4.3

 たまにはストーリーの好みだけで観てみようと思っての鑑賞。ジョン・キャロル・リンチが出演してて少し嬉しい。しかも開幕リンチ。
 脚本力、キャスティング双方がトップクラスの出来栄えでほっこりしたり泣いた
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.4

 ジェイク目当ての鑑賞。エイミー・アダムスもだが、マイケル・シャノンの演技が光ってる一作。
 多分自分が観てきた中で一番強烈なオープニングだと思う。そこから作中劇と、それを読む主人公のリアクションが交
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幸せの始まりは(2010年製作の映画)

3.7

ポール・ラッド観たさで鑑賞。ラッド意外でもこの顔ぶれである。
 いわゆる三角関係モノではあるんだけど、男優陣がこのお二方ということでかなりゆるめな展開になっている。特にファンだから言えるけど、ラッドお
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スタンドアップ(2005年製作の映画)

4.3

振り返りレビュー。題材が題材だけど、こってりがっつりの重厚な作品。この年のマイデミー賞だったかな、一度は観るべき映画のひとつだッ!

母なる証明(2009年製作の映画)

4.0

パラサイトで話題沸騰になったポン・ジュノ監督の過去傑作。パラサイトでぶわーっとなったが、オクジャやスノーピアサーとすごい設定を醸し出すがやはり真骨頂はこういった社会派な作風といったところ。
とにもかく
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50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

3.7

 王道な思春期ロードムービー。ミクロとガソリンを彷彿とさせる作品。LGBTQ要素も有り。急にクラスメイトになったチックにそそのかされ(?)ひと夏の思い出を作りに旅に出る。
 チックが頭は切れるがヤンチ
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.6

ジョージ・クルーニー続きで振り返りレビュー。
序盤は率直に言って最高の出来だったけど、その後の失速感が残念すぎた。プライベート・ライアンを引き合いに出すのが失礼かもしれないけど、そういう感じと思って差
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パーフェクト ストーム(2000年製作の映画)

4.0

思い出したのでレビュー。
海の男同士、喧嘩はするけど命懸けで助けに海に飛び込むシーンは秀逸の一言。その後のやりとりも見てるこっちがほんわかしてしまう友情感。
後半からが本番で壮絶極まる展開の連続、クラ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.6

黒人差別が色濃い1960年代のロードムービー。この頃入院してたのでようやく鑑賞。
 舞台はアメリカだがイタリア系の主人公トニー。トニーは黒人以外にもドイツ差別、白人警官はイタリア差別となかなか笑えない
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インシディアス 最後の鍵(2018年製作の映画)

3.7

インシディアスシリーズ4作目。今作はエリーズの過去を紐解いていく展開。
今回の依頼主の住所がなんと幼少期に過ごした家。勝手に家出をしたと恨まれている弟とのやり取りがなんともしんどい。今作も「彼方の世界
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マイ・ブラザー(2009年製作の映画)

4.4

ジェイク見たさに鑑賞。ある愛の風景のリメイク、戦争を現場だけではなく残された側の視点でも描こうとした作品。トビー・マグワイアとジェイク・ギレンホールが隣同士にいる幸せ。
前半は現場アフガンでの壮絶な出
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