むかでさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

むかで

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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.7

ラストのガソリンスタンドのシーンが音楽も画面もとても良かった
全編台詞にメロディがついていて初めの方は少し違和感があったけど、途中から慣れて心地よく感じるようになった

さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

3.6

想像力を欠くすべての人々は現実へと逃避する
考えないということが思考に悪影響を及ぼすかどうかは分からない
言葉など聞きたくない
マルブルは戦争へ行った いつ戻ることやら

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.2

敵への敬意も愛も戦争においては許されず、立場や植え付けられた思想に絡め取られて傍から見れば異常だと思われるほど、本人達の思う真っ直ぐに背筋を伸ばした生き方しか出来ないのがとても悲しい

メリークリスマ
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儀式(1971年製作の映画)

3.6

地面に耳をつけると生きたまま土に埋めた弟の声が聞こえる
最後の葬式直前のカット、3角ベースのシーンが良い

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.9

イーストウッドがとにかく格好いい
もう少し丁寧に話を進めて欲しかった
ウォルトの心変わりが早すぎることや、ずっと気にしていると懺悔で口にしていた息子たちとの確執が結局最後まで解決されていないことが気に
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.9

子供たちに残ったのは憎しみと恐怖だけだけど、主人公の父親たちには元々黒人に対して理由のある憎悪なんて無かったんだろうなと思う。
そういった思考に至る環境が恐ろしく、あのまま何事もなく育っていたら多分主
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洲崎パラダイス 赤信号(1956年製作の映画)

3.9

天国の一歩手前
水面に反射して様々な形を成す光、死んだ男が子に買ってやった刀が流れていく

犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.9

ベタベタと塗りたくられる墨や湿気のようなものを感じる映画だが、思っていたより茶目っ気があり、変わったカットも多く飽きない
ドロドロの人間関係と登場人物が見せる容赦のなさが良い

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.2

古くからの習わしが残る閉塞的な村、昭和の空気感、ホラー、ブロマンスが好きだったら刺さる
アニメーションならではの気味悪さの演出が好みだった
特典が本当に良い

水木について
戦時中に弱者として何度も踏
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.0

「空飛びたい」と言った蒼井優の声があまりにも幼くて苦しくなった

シックス・センス(1999年製作の映画)

4.1

車内のシーンが良い
ホラー要素はあるけど優しさと愛の話だった

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

光の描写が美しく、画面が最初から最後まで綺麗。
序盤の2人をずっと見ていたかった。本当に愛しく思う相手に向ける目をお互いにしていて、その温かな記憶が後悔や罪悪感に塗れて忘れられて欲しくないなと思う。
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.9

酒に楽しく酔っている時の全能感と、悪酔いした時の最低で最悪な気持ちを思い出す
マッツが主演の映画を観たのはこれが初めてかもしれない

アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.8

殺人鬼の言動が全く理解できず、論理的な思考に基づいていない動きなどが酷くリアルに感じた

福田村事件(2023年製作の映画)

4.1

ガサついた音が良かった
僕はなんのために生まれてきたんだと絶望しながら殺されていった行商人の男の子のことを考えるとやるせない
集団による暴力の前では、正論とか理性などというものは本当に無力なんだなと

ある日、ピナが…(1983年製作の映画)

4.4

たくさんの強さと愛
全ての映像が美しかった

「愛 いつだって愛 はいはいはい神さま 愛 でも愛ってなに?」
「愛なんて夢物語だ!もっとマシな質問はないのか?」
「愛はまた僕の人生を変えてしまった 人
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ジブリのアニメーション、やっぱり凄すぎる。音楽も久石譲の音だと一瞬で分かる瞬間があって、これからはそういった体験をすることも無くなるのが悲しい。
逞しくて美しい若いきりこさんがあのお婆さんになるまで、
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

岡田准一がバカみたいに格好良い。
室岡のキャラも、室岡と兼高とのコンビも好きだったから終わり方は少し悲しかった。

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと期待しすぎていた。
村田がガサツなテンションのままサイコパスな言動をするが、怖いというより喧しく感じてしまった。どちらかというと終盤の社本の方が分かりやすく恐怖心を煽るキャラ。ただ鑑賞者からす
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呪詛(2022年製作の映画)

3.8

爛れた肌と虫と歯と、気持ち悪い画が多い。
呪文覚えたくなくて頭の中で好きな曲流しながら観てた。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.0

自分が父親であることをひろしが思い出すシーンやみさえが子供を守るシーンで泣けた。
美化した過去に勝るものってなかなか無い。あの時代を生きてみたかったなと時々思う。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.9

「信じますか?1時間後、別人となりここを離れる」
Gジャンを誘き出す作戦会議で兄妹がハンドシェイクして盛り上がるシーンがとても良かった
チンパンジーのストーリーが1番好きかも

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

4.1

閉鎖的な村社会の鬱屈した雰囲気が終始漂っていてとても良い。
横浜流星の演技が圧巻。ラストの表情も良かった。前半と後半では別人のようで、初めは主人公が横浜流星だと分からなかった。
1度失敗したら這い上が
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.8

If anything happens I love you

学校に行くのを必死に止めようとしている両親の影があまりにも辛かった
死の恐怖の中であのメッセージを送った子供の優しさと強さを思うと本当に
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.0

面白い、テンポよく進むので終始退屈せずに観れる
各々の仕事に対しての熱が垣間見えて熱かった
大泉洋当て書きなんだ

不安の種(2013年製作の映画)

3.4

全体的にテンションが一定で、子供の歌声や登場人物のモノローグが無機質的に感じるのが良い
手軽に摂取できるホラー

母性(2022年製作の映画)

3.5

先に小説を読んでしまっているからか、原作ほどの湿度が感じられずあまり入り込めなかった