42さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

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繰り返されているんだ。
小さい頃の彼も大人になった彼も同じ人を見つめる。彼女も彼を受け入れる。
無駄なものがない。モノクロの静止画とナレーションだけでこんなに心が動かされる。
そこまでして彼が縋った少
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

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まあそれが現実的だよね。
でも笑ってるところを見たかったよ〜
仕事上でのパートナーだとか友達だとかで線引きしていたのにいざ目にすると傷ついてしまうのが人間らしくて悲しかった。

リスベットがなぜあんな
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心と体と(2017年製作の映画)

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すごく好きな映画だ。
静かでとてもロマンティックだった。ゆっくりと静かに距離が縮まっていく過程に安心して少し希望を抱きながら観ていた。
彼からの拒絶は彼女にとっては全てを終わらせてしまおうと固く決心さ
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

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まあ後味悪いかもなあ。この監督ってなんとなくこういう感じなのか〜というのが少しずつ分かってきた。動物の鳴き声とか。ああいう嫌な音はどっから持ってくるんだ。エマストーンの強かさはレアセドゥと似たものを感>>続きを読む

ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)

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自由に見えて干渉まみれだったり愛だと言って与えられていたものは暴力だったり全てを分かった気になってどんどん傲慢になっていったりそういう人間の深い部分を観ていたんだと思う。マリリン・モンローとして生きて>>続きを読む

スワンソング(2021年製作の映画)

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受け入れようとしている死や受け入れられていない死があって、それに一つずつ向き合ってさよならを言ってるみたいだった。繊細だな〜流れる音楽、悲しいけど鼓舞してくれるようなところもあって色んな感情が入り交じ>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

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気を抜くとすぐに置いていかれそうになる。
時間遡っていくの頭が痛くなるよ〜
観る側がこんなに考えながら観なければいけないってことは作る側はもっと大変だろうな。
ポラロイドの小さな隙間に書いた一文でそん
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美しい彼〜eternal〜(2023年製作の映画)

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とても具合が悪く、少しでも状況を変えたくて観た。しかしほとんど何も覚えていない。観ながら最後に小さく拍手したのは覚えてる。よかったんだろうねきっと。

アメリ(2001年製作の映画)

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最高だね〜としか言いようがない。
最高❗️人とかかわっていく過程がとてもいい。
ニノとアメリのやり取り、完全にふたりの世界で羨ましい。ちょっと踏み込みすぎじゃない?と思うところやお節介に思えるところも
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ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

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脳にバグが生じてしまうくらい誰かに執着し、それを愛だと信じて疑わない。正直恐ろしい。でも映画だとそれがとても美しく見えてしまう。不思議。

「なぜ人はいつも理解しようとするのかしら」
「彼女との関係は
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こんなややこしいことある?😞って思っちゃった。人脈が広いとこういうことが起こるのかな〜なんか思い通りに行かない、そんなつもりじゃなかった、ほんの気の迷いで...みたいな意図しないトラブルが多くてしんど>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

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言葉にならない。とても愛おしい映画。
暖かい感情になってボロボロ泣いてしまった。
たぶん人間誰しもこういう愛は必要だしこういう出会いは大切だよとても。
回復のゾーンから出てしまっているときどうしたらい
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

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友人に誘われ4DXで🦈💥
最終的になんでもありみたいな感じになってて笑った。サメもその他の生物も人間もやりたい放題。もうアトラクションみたいだった。疲れた、、結局悪いの人間なんだよな、、って結論に至っ
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蛇の道(1998年製作の映画)

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黒沢清の映画の中では法律とか正義とか存在していないような不穏がいつもまとわりついていて不安になる。悪人よりどれだけ狂えるか。そして狂っていても信念を失わずどれだけ苦しみに耐えられるか。そういうのが試さ>>続きを読む

ひまわり(1970年製作の映画)

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ただただ悲しい。夫のもとに近づいていくところじわじわと苦しめられていくような嫌な緊迫感があった。誰もこんな思いしてほしくないな。

ノスタルジア(1983年製作の映画)

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信仰とは、1+1=1、狂っている・おかしいの基準は?、夢の中と記憶・思考の結び付きについて

温泉、沼、雨、水滴など水に関する描写が多く、それによって湿っぽいじっとりとした印象を強く受ける。ろうそくの
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人間ってこういうどうしようもないところがあるんだよな〜と思い知らされる。モヤモヤするな〜与えるだけ与えて都合が悪くなったら何もなかったことにする。何が大切なのか分からず他人の目がすごく気になってしまう>>続きを読む

大いなる自由(2021年製作の映画)

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遠回りして段々と心の距離が縮まっていく。
ハンスは自分を犠牲にしてまで好きな人を助けようとしたり好きな人のために行動するけど、それをありのままの愛として受け入れてくれたのはヴィクトールしかいなかった気
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

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泣きすぎて頭痛い。
二人のかかわり方は時間と共に変化していて最後まで互いを思い合っていた。別れも悲しい別れ方ではなく十分に同じ時間を過ごした末の別れで涙が止まらなかった。人の思いが大きく影響していて素
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アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

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独特な演出に戸惑う部分もあったけどゆっくり観られる好きな映画だった。パキッとした見た目なのに全体を見ると淡い。変わっていく生活や感情。曖昧な分自分で想像できるのが嬉しい。きっとみんな少しずついい方向に>>続きを読む

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

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黒くて苦い大きな塊を飲み込んだようなむかつきがあってそれがずっと続くと思っていたんだけど、ラストシーンでなぜかスッとして涙がボロボロ出てくるのに苦しくはなかった。

一緒に何かをやろうって声掛けたり一
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ロブスター(2015年製作の映画)

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重要ではないけど気になってしまうシーンがあってそのモヤモヤを引き摺ったまま最後まで観ていた。自分勝手だけどギリギリの精神状態だったらこうなってしまうのか。おかしいところを挙げていったらキリがないくらい>>続きを読む

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

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このまま生きていたらきっと狂ってしまいそうで色んなことが曖昧なまま結局元の場所に戻ってくる。ゆっくり観られる。曖昧さも好きだった。

記憶を失くした人たちは少し楽観的に見えた。
忘れることができた方が
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Wの悲劇(1984年製作の映画)

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どちらの選択も難しい。切ないけどあどけなさやかわいらしさがあって、演技に入ると表情が大人びていた。でもいつか自分が壊れちゃいそう。

薬師丸ひろ子と世良公則のやり取りがとてもかわいい。薬師丸ひろ子の今
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エゴイスト(2023年製作の映画)

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色んな感情が押し寄せてきて涙が止まらない。
元々涙脆いのは自覚しているけど想像してた以上に泣いてしまいびっくりした。ずっと涙が出てくる。
氷魚くんが出てくるたびに不安になって何かあるんだろうなって身構
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ダムネーション 天罰(1988年製作の映画)

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みんなもう心が壊れてしまっている気がして怖かった。何故か分からないけど不安になるところがいくつもあった。
結局自分しか愛せなかったということ。自分が一番大切で自分以外の人のことを考えていない。自分しか
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青春神話(1992年製作の映画)

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河の序章みたいな物語
迫り来る水が不気味。不穏な予感がずっと付きまとう。シャオカンのお父さん話が通じない。シャオカンの表情が終わってる。じめじめした空気とどうにもならないような憂鬱。希望がほとんど無い
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転々(2007年製作の映画)

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ちょっとおかしなあたたかいロードムービー大好きだ〜泣いちゃう文哉ほんとかわいい。
きっと二人にとってこれからの生きる糧になるんだろうし少し先を想像すると悲しみも和らぐ。
邦画じゃこういう映画観られない
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

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ハラハラしっぱなしで少しも気が休まらなかった。苦しいな。メイベルとニックが一緒にいるとお互いを苦しめてしまうのでは。もっとみんなが穏やかでいられる方法があると思う。まあ家族で考えて話し合いながら決めて>>続きを読む

旅立ちの時(1988年製作の映画)

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そんなに難しい顔をしないでリヴァー
葛藤や苦しそうな表情に本当の部分が含まれていたのかもしれないと考えてしまう。
勝手にすごく自分本位な人たちの話だと思っていたら全然違った。みんな誰かのことを思って
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落穂拾い(2000年製作の映画)

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"現代の落穂拾い"、ものを拾う人々をカメラで追うドキュメンタリー

畑にある収穫され損なった作物、満潮で流された養殖の牡蠣、粗大ゴミ、取引が終わった後の野菜や果物が散乱した市場
様々な拾うものがあり、
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怪物(2023年製作の映画)

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答えの出ないことをぐるぐると考えているのが好きなんだけど、この映画を観た後考えることが多すぎて放心状態になった。だけど日頃から考えていることやきちんと考えたかったことが少しずつ時間をかけて頭を巡ってい>>続きを読む

若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

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切ねえ〜( / _ ; )悲しい
開始早々「ありゃー」と思っていたけど一番ドキッとしたのは別のシーンだった。敢えて顔ではなく手を映すとか、鏡越しの表情を映すことで本当は誰に向けた言葉なのかなど遠回しに
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

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ワクワクする楽しい恋愛映画だ〜
会話で少しずつお互いを知っていきどんどん惹かれていく。本当は見せたくない部分も見せてしまって、相手はそれを知ることで更に好きになる。
全く違う二人と言ってもいいくらい考
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

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一人ひとりのライフヒストリーや考え方が違い、家族との関係や性格が違う人たちが自分たちで考えて議論し合って自分の考えや意見を主張する。その最も人間らしい意思表示を蔑んで力でねじ伏せようとする大人の汚いや>>続きを読む

ピクニック(1936年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

登場人物の誰のことも好きになれずよく分からないまま終わってしまった。
あんな母親だったらめちゃめちゃ嫌だなマジで。
途中まで「いろんな人間がいるね〜^^」の感情で観れてたけどどんどんキモくなってスッキ
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