42さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ザ・マスター(2012年製作の映画)

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私の感情とは全く違った音楽が流れて、この状況でフレディの心の中はこの音楽みたいにルンルンなんだと思ったら怖さが増した。

ホアキン・フェニックスを見ていると"人間"を感じる。感情的でトラウマがあって触
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

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最後涙がボロボロ出てきて、「そうだよなあ」と思うことしかできなかった。

不器用なイニス
視線が合わない目とあまり開かない口
彼と一緒になることを望んでいるのにその先に死があるということを幼いときに脳
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あのこと(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こんなに身体が震える映画を初めて観た。
観終わってからも発作みたいに何回か身震いがした。

映画の中でなぜ彼女だけがこんなに苦しまなければいけないのか分からなかった。いろんな理由をつけて理解しようとし
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陰陽師 〜おんみょうじ〜(2001年製作の映画)

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めちゃめちゃ久しぶりに観たけどやっぱり野村萬斎の安倍晴明が良すぎる。「お前だけは失いたくないのだ」の言葉に頭抱えてしまう。

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

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暗く、冷たい。正しさだけで生きていける世界なら残酷なこともないだろうし、答えの出ない問題について考え続けることもない。この結末が多分一番腑に落ちる。クリスチャンベールのいろんな感情が混ざったような涙よ>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

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バットマンと全く関係ないと思って観始めたらゴッサムシティとかウェイン家が出てきてびっくりした。(事前知識が無さすぎる)

傷口をえぐられているような感覚になる。常に笑っていたというより強制的に笑わせら
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ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

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曖昧でとてもいい。感覚で存在を認識する。
涙が流れるのがよかった。何故だか分からないけど涙が流れるという無意識の反応。
音楽に哀愁が漂う。喪失と共にある。
誰とも共有できない彼女だけの感覚、直感。

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

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とても穏やかだ〜
心がウキウキする。
途中胃がキリキリしたけど結果オーライ

目と目が会った瞬間に惹かれ合うとかめちゃめちゃ嫌いだったはずなのに気づいたら好きになってた?!とか二人だけの世界で進んでい
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ディーバ(1981年製作の映画)

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ニヤついてしまうくらいよかった

オペラの美しさの裏でドキドキハラハラ劇
多方面で巻き込まれていく主人公が不憫だけど観ているうちにどんどん物語に引き込まれていく。

おじさん全部綺麗に片付けていくのマ
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ハートストーン(2016年製作の映画)

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とてもヒリヒリする。
クリスティアンを見てると胸が苦しくなって涙が出た。湖の中で叫ぶシーンがすごく苦しかった。死んでしまうかと思って怖かった。知らないうちに手が祈ってた。どうしたらよかったんだろう。ど
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オルフェの遺言-私に何故と問い給うな-(1960年製作の映画)

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先日の『オルフェ』同様十分に理解できなくてもどかしかったけど不思議で好き。そして演出の技法にまたうっとりする。ジャンピエールレオの驚いた顔かわいいしジャンコクトーもかわいい。煙のように漂っていただけ。>>続きを読む

怪物はささやく(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人間は矛盾ばかりで複雑

お前を癒すために来たと言う怪物に対して僕の癒しなんかいらないから母親を助けてくれと言うコーナー 胸が苦しくて泣いてしまう。

自分を責めて苦しむコーナーに怪物はそれは人間とし
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恋のドッグファイト(1991年製作の映画)

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リヴァーフェニックスの不器用だけどその中にある純粋さがとても好きで、リヴァーフェニックスを観るたびになぜだか分からないくらいたまらなく愛おしくなる。

人を傷つけることで傷ついてしまう純粋さと人を傷つ
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

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心臓バックバクだった。呼吸が乱れる。特にエイミーを見ていて一緒になって苦しくなった。
エディレッドメインってほんと一瞬でグッと惹かれる。笑った顔とか眼差しがとてもいい。優しさと狂気が上手い具合に共存し
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夜明けの詩(2021年製作の映画)

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とても大きな喪失に直面した人たち。その苦しみを完全に理解することはできなくても話を聞いてその人に寄り添う。真夜中を彷徨っているようだった。まだまだ夜明けは先。

チャンソクの穏やかさの中には確かに濃い
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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ゆっくりと静かで悲しい。

メモを見るのは彼だけでなければいけないんだろうねきっと。そのために長い間彷徨い続けていたわけだし。妻が残した最後の想いがどういうものだったのか想像することしかできないけど、
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ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

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匂いに関するこういう題材とても好き。

ジュリアの立場になったらほんとたまったもんじゃないけど、ヴィッキーが悪いのかと聞かれると困ってしまう。ヴィッキーが悪いと言ってしまえば彼女が生まれたこと自体を否
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オルフェ(1950年製作の映画)

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不思議でとても好き。
十分に理解できないところもあって、もどかしかったけどすごくおもしろかった。いろんな仕掛けがあってどれも興味深かった。死神の女性が魅力的。少し恐ろしさもあって惹かれた。思い出すとニ
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モンパルナスの灯(1958年製作の映画)

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最後のシーン思い出しただけで「あ〜〜〜〜〜」って叫びたくなる。つらい。

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

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エンディングがすごい穏やかだ。瞬きがゆっくりになる。心地いい。
ベッキーの「外見より何をするかが大事」って考え方すごく素敵。
ジョニーデップかっこいいな(万人が分かりきったこと言って申し訳ないけど)。
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

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なんとも言えない。
ジョンの性格が歪まず、なぜあそこまで真っ直ぐな人間でいられるのかわからなかった。彼の過去はどんな想像よりも壮絶だったと思う。
なんかジョンを除いて全ての人間に多少違和感があって、そ
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ある男(2022年製作の映画)

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確かに全てを知ってからもしかしたら知らなくてもよかったのではと思う気持ちは分かる。だけど知らないことにはその考えにはたどり着けない。どうしても知りたいという気持ちが前に行く。

大切な人にとても深い傷
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冬の旅(1985年製作の映画)

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元の生活に戻るまではいかなくても旅をやめる線引きがどこかにあればモナはあんなふうに胸が痛くなるような最後を迎えなかっただろうし、私たちはその最後を見届けなくて済んだのかもしれない。

涙を流す頻度が増
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

沼を含む自然だけが全てを知っている。
自然の沈黙

"沼は死を熟知してる 死を悲劇にしないし罪にもしない"

テイトが羽根を置いているところをカイヤが見つけて再会するところでもう泣いてしまった。かわい
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

リーの髪型がなんとも言えない。

思い込みって事実よりも自分を追い込むし、腹括った後で「あれ誤解だったんだこれからどうするか考えようよ」って言われたってそんな甘っちょろい考えで生きてないんだよこっちは
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散り行く花(1919年製作の映画)

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これ多分好きなやつだと思ってたんだけど本当にやりきれなくて頭抱えてる。父親、最低とか通り越してほんとどういうつもりなんだろう。メチャクチャだ。ルーシーの怯えてる震えがこっちまで伝わってくる。悲しい。指>>続きを読む

スワロウテイル(1996年製作の映画)

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エンドロールがとてもいい。涙が出る。優しくて真っ直ぐなグリコの思いが切ない。
「魂は空に飛んでいき、雲に触れて雨になる ではここに雨が降っているということはここが天国なのか?」っていうフェイホンの考え
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

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関係の曖昧さ 感情の曖昧さ
自分にとって特別なことが相手にとってはなんでもないこと「ほらね 簡単でしょ」
不安ともどかしさでずっとドキドキしてた。
マリーの不安そうな表情が頭に残る。
一緒に飛び込んで
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

家政婦や恋人、友人たちと短い時間を過ごす。誰もクレオと真剣に向き合っている様子はなく、たまたま出会ったアントワーヌはおしゃべりだけど一番彼女の心に寄り添っているように見えた。おしゃべりさえもありがたい>>続きを読む

君さえいれば/金枝玉葉(1994年製作の映画)

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やっぱりレスリーチャンって特別だよな〜
ちょっとおちゃらけてるのも好きだけど真剣な眼差しとか傷ついて憔悴してるレスリーチャンってなんであんなに魅力的なんだ。
カリーナラウかわいい。

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

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すごくすごく好きな映画だ。
モードの一つひとつの言葉とか行動が特別でハロルドだけでなく私の心にも残る。

田園に死す(1974年製作の映画)

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怪奇 どんな形であれ過去と向き合うのはすごいことだよ 過去と向き合うことはとても怖いことだから

ファウスト(1994年製作の映画)

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なぜか寒くなるとヤン・シュヴァンクマイエルを観たくなる。不思議。
怖いけどワクワクするような世界観
明るいのにホラーを感じるし音で驚かされたり一瞬で怖さを感じるホラーではなく、じわじわ何かわからないけ
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(1954年製作の映画)

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悲しい。悲しいけどそれだけではない。言い表せない。あらゆる感情がどっと押し寄せてくる。
人間の醜さとか愛おしさ、愚かさ。不器用で乱暴、ジェルソミーナのころころ変わる表情、イルマットという人物
イルマッ
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不可抗力(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

二つの結末両方観たけど涙腺激弱なのでどちらもめちゃめちゃ泣いてしまった。

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

なんの躊躇もなく撃ててしまうんだな。
そして呆気ない死
何も彼を救えず、彼は何にも救われない。
ただゆっくりと死に近づく彼を私たちは静かに観ていただけ。

勝手に人の青酸カリの瓶を見つけて割るのはどう
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