平田さんの映画レビュー・感想・評価

平田

平田

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.0

あのごちゃごちゃ衣装で世紀末感を出せることに感動した。改めてファッションってなんなんだろうって思わされた。

多様なカメラワークで戦闘を描写していて、そのダイナミックさに圧倒された。不条理な世界だから
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.7

日常の皮を被った非現実世界。観てる分には面白いけれど実際こんな生活送るってなるとしんどいんだろうなと思う。
主人公は怠惰なように見えて案外行動派(?)なので、話が円滑に進んであんまりだれる印象は無かっ
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無名(2023年製作の映画)

3.4

歴史の教養があまりないもので、誰がどんな思想のもと戦っているのか理解しづらかった。なんというか、各々愛する人がいてその人のために戦っている印象を受けた。
ただ、愛する人と言っても、たまに出てくる人くら
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メメント(2000年製作の映画)

3.6

内容は理解できているのかよく分からないけど、物語の流れが徐々に把握できていくのが嬉しかった。
最後は特に驚きはなかったけどスッキリするようなオチだった。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

砂虫の特撮感(?)が良かった。
運命に翻弄されて、生きる選択肢がない展開はよくあるけれど、自分の運命を見ることができかつ未来を選択できるということは、贅沢な反面とても残酷なことだと感じた。
フェイドの
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クイーン:ロック・モントリオール1981(1981年製作の映画)

4.2

ジョンディーコンをずっと目で追ってしまった。全身青の服に比較的落ち着いた演奏で、1人いるだけで雰囲気が締まる気がする。馴染んでるようで異質な存在。

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.3

エネルギッシュこの上ない、スロットル全開なライブで、全員楽しそうに演奏してたのが印象的だった。
リズムの取り方が三者三様でかっこよかった。
見てて飽きない疾走感抜群の映画。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

芸術的でクラクラしそうな映画だった。
物語に関しては、人間とはなんなのか、結構直接的に語りかけてくる感じがしてなんだか説教くさい印象を受けた。
ベラの無知であるが故のストレートに言葉を伝える姿勢は見習
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.4

たとえ特別な日々を過ごしていなくても、たとえ世間から後ろ指を刺されらような日々を過ごしていようとも、朝を清々しい気持ちで起きることが出来れば、案外美しい日々なのではないか。
そんな気にさせられました。
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.9

エクシソシスト、へレディタリー等々、なんか見たことあるな〜って展開がたびたびあることで、ある意味自分の中の恐怖が呼び起こされる。正直、ストーリーに関しては言葉足らずな気がしたが、すごく怖くてホラー映画>>続きを読む

ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

4.0

ゴアゴアっとしてる。
話の内容はさておき、造形美が際立っていてすげーってなる。せっかくならあの太ってる魔導士抜いて他のところに予算回したらよかったのに…。
あとは、母の行動が極端すぎて最早気持ちが良か
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いますぐ抱きしめたい 4Kレストア版(1988年製作の映画)

3.8

ハードボイルドな香港ヤクザ映画。
アンデイーラウがときたま真剣佑に見えた。
物語は弟分の行動を中心に話が進んでいき、主人公は周りの環境に振り回されながら物語が進む。
弟分の言動がいちいち面倒ごとに繋が
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

遺産相続には泥沼がつきものだけど、怪異が絡むとこんなにも予想外の展開が待っているのかと感心した。
エンディングまでしっかり話が続いていたのが良かった。セリフなし、漫画のタッチで話が進んでいくのが原作へ
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

グライダーに乗って低空飛行している感じの人生。飲んだくれのタバコパカパカは、なんとなく想像に容易い東欧の労働者を地で行っている感じ。
抑揚の無い演技も相まって、特に感情の起伏なく見ていたけど、不思議と
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スライス(2018年製作の映画)

3.7

綺麗なB級映画
ぼーっと見てるくらいがちょうど良い

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

気だるい感じ。
主人公は側から見ると大変めんどくさいけど、ただただ人間臭いだけで、少し人より匂いが強いだけ。不器用な人間が徐々にから回っていく感じが愛おしい。
主人公は、見方によっては人に興味があって
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ヨルさんの浮気を疑っている様子が可愛かった。
アーニャの家族がバラバラになってしまうことに対する悲しみが伝わってきて切なかった。家族の仲が悪い訳ではないので尚更。

思った以上にクレヨンしんちゃんを感
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市子(2023年製作の映画)

3.9

複雑な家庭環境のその一端を映したに過ぎないが、それでも思い遣らんばかりのしんどさが漂っていた。
ただ、比較的見ている人に裁量を与えてくれるような撮り方をされているように感じ、普段からあんまり考えずに映
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.1

魔法のような色鮮やかな映画でした。
終始楽しく、自分史上最も「魅せる」という言葉がしっくりくる映画でした。

これを機に、全ての色を混ぜ合わせる先は、黒色ではなくチョコレート色に帰着することとします(
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くるりのえいが(2023年製作の映画)

4.0

アーティストのドキュメンタリーはやっぱりいい!これといってくるりのことを知っている訳ではないけれど、知ってる曲がそれも大音量で流れると、自然と楽しくなってくる!

「ミュージシャン映画あるある」
最新
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

無愛想というか、不器用というか、海外の人から見た日本人像はこんなんなのかというのをやんわり感じ取ることができる。それだけに、最後の方の賞状を贈る場面とか、うどんを食べる場面が自分の目には少し綺麗に映っ>>続きを読む

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.7

一作目の翔んで埼玉は見ておらず、本作品しか知らないけれど、色気のある場面が多く感じました。まあ、大半は色気丸出しGACKT様のせいなのですが。
前述のことも含めて、なかなかカオスな映画の印象を受けまし
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ナポレオンの精神面に焦点を当てており物語としての重厚感を感じた一方、ナポレオンの半生を主要なシーンごとにプツプツ切りとって描いている感じがドキュメンタリー映画のようにも感じた。
ワーテルローの戦いのシ
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台風クラブ 4Kレストア版(1985年製作の映画)

4.0

青春狂想曲。
閉塞感というか生きづらさみたいなものを感じるけれど、開放的でもある。
山田君が誰よりも先に雨を見た場面が何故か印象に残った。
思春期は何かしら悩むけれど、特にこれといった結論の出ないまま
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.0

話の進み具合に対して、場面の移り変わりが激しく感じました。ただ、それでも場面ごとに話のつながりを感じながらスーッと滑り落ちて行くような話の展開で心地良かったです。

窪田さん演じるマサオの雰囲気が大変
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.0

おもしろオシャレ映画

みんな暴走してた。
CIAの件は意味わからなさすぎて面白かった。

主人公の虚言を吐く上に、平気で人のこと罵倒するくせにどこか憎めないあの感じ、自分だったらあんなのが目の前にい
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.8

ハードで深い闇を主人公の心情を基準に丁寧に描いていた。
場面の切り替えが激しく混沌とした雰囲気は感じたが、大きな流れとしてある、自分の意と反して話が進んでいく様や、自分の気持ちを押し殺して仕事に取り組
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

大迫力‼︎
それに尽きる‼︎
もちろん、ゴジラとの戦いに至る背景描写も大事で、しっかり作り込まれていることは重々承知しているつもりですが、ストーリー以上にゴジラが街を蹂躙するシーン、吠えるシーン、ビー
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