鈴松さんの映画レビュー・感想・評価

鈴松

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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.5

奥崎さんという狂気のダイナモを軸に戦争の事件の真実が明かされていくドキュメンタリー。
カニバリズムの話が唐突にでてから、一気にモーターが加速する。
もちろん、戦争犯罪は良くないのだが、奥崎さんは、ニュ
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

4.5

これは、すごい。お馴染みの曲は、絶えず流れるのに、頭に入ってこない。その代わりにボウイの思考、哲学がなだれ込んでくる。観ているうちに、もうミュージシャンとして見ていない自分がいました。シンプルに偉大な>>続きを読む

スマイル(2022年製作の映画)

3.0

スマイルという強烈な設定と、まあまあな雰囲気で楽しめる作品。しかし、そのスマイルの登場が、意外と少なくもったいなさ過ぎ。
最後のアレも既視感ありありで残念。
きっと、もっとできたはずって思わざるを得な
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ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

3.7

おおよその客が望まむ展開ではなかろうか。まさか、完結編でこうくるとは。
「13金」の5のような感じで、まあ、やりたいことがわからなくもないし、悪くもないし。
人ってこうして闇に堕ちてくし、殺人鬼と普通
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成れの果て(2021年製作の映画)

4.0

終始ヒリヒリした緊張感が続き目を離せない。時間も長くないので、疲れることなく持続可能。
ノンフィクション的なストーリーと劇的な展開のバランスが、俳優(主に主演3人)の熱演と相まって面白い。
萩原みのり
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.0

この手の映画は滅入るけど、見入ってしまうものです。
永野芽郁さんと窪田正孝さんは上手いけど、華がありすぎるかもしれない。あまり有名じゃない方の方が生々しくていいのでは。
奈緒さんの痛々しさは、なかなか
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.5

「グラントリノ」にも通づる、少年とおじさん(おじいちゃん)の映画。少年の環境はエグいですが、映画自体はトンガってるわけでもなく、優しい映画、
どんどん老いるイーストウッドは、見ていて寂しくなるのだけれ
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スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町(2014年製作の映画)

4.0

いやいや、なんか、皆さんの評価低いな。
前々から変顔が気になっていたので観ました。
ストーリーとか、主人公の4人組の会話とか、少々ツッコミどころはありますが、ずっと緊張感があります。モンスターがでるよ
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

4.0

アデラインに続いて、ブレイク・ライブリー目当てで観てしまった。序盤は海の美しさを堪能。
限られた場所で、少数の登場人物。となると自動的に、短い長さの映画になりますわな。なので観やすく、サメ映画としても
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

4.0

ジャケのブレイク・ライブリーの美しさに釣られて観ました。もちろん美人さんでしたが、ハリソン・フォードがキュートすぎる。こんなハリソン・フォードを初めて見た、アクション物でしかしか見てなかったことに今さ>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.5

肉体が歳をとるだけで、中味が変わっていくのはツッコミどころなんですけど、作品自体にクオリティがあるので軽く観る分には楽しめます。
夫婦は素敵でした。

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.0

ずっと観たかった脱獄モノ。手に汗握る展開で、ムダのない映画。登場するキャラクターも全員に味がしっかりある。いい映画だ。
コツコツと地道に少しずつ進行する脱獄計画。こういうのすき。
難点を言うと、感情移
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

特に何がって話じゃないのだけど、いい映画です。伊藤沙莉さんいい。タクシードライバー設定も面白いけども、とにかく魅力的なんですよ。特別なんですよ。
それでまた池松壮亮さんもなんかカッコええのよね。雰囲気
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昼顔(2017年製作の映画)

3.8

頭ごなしに不倫はダメって評論が多いね。じゃあ、なんで観たねんって。
なんとなく結婚したあとに、運命の人に出会ってしまったんだろう。主演の2人がそう思わせてくれる。
当然、人を傷つけるし、ただただハッピ
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

4.0

輝いた時期があると、それを想うがゆえ歪んでしまう。
まあ、田端も秋好も今の人に言わせるとキモいだろう。でも、そういう気持ちも生まれるもの。もちろん、行動するかどうかは別だけど。彼らを見て、あっさりキモ
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.5

おおよそ、多くの方が望むボクシング映画じゃないですよね。
でもそれがサイコーです。私もジム通いしたことありますが、小さなジムの感じがすごくでてて。会長、トレーナー、練習生、みんなホントにあんな感じです
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

悲しいけど、そんなものですね。わかるだけに寂しいですね。
サマーのあれほど主張してた考えが相手によって、スコーンって変わっちゃうってのも、あるある。切ないがそんなもんだ。
ジョイディビジョンやスミス聴
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オーディション(2000年製作の映画)

3.0

まあまあ有名ですし、三池作品だし、Amazon primeに来たし観ておこうかと。
キャストが大物関係なのはいいですね。Jホラーで石橋陵とか貴重。松田美由紀さんは怖い。
痛そう…がこの映画のホラーのテ
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.0

「ハッピーデスデイ」の感動よもう一度の気持ちで観ちゃいました。やはり、ジェシカ・ローテが偉大だったのかと改めて思う次第です。
まあ、そもそも過度な期待すべき映画ではないかと。
でも、これくらいが、丁度
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

なんか、歳とったからか楽しめなかったです。
マルチバースという都合のいい設定が安いと感じます。スパロボみたい。子供番組ならいいけど。
なんかいっぱい集まっても楽しくなかった。
おばさん死んだ直後に楽し
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マーターズ(2007年製作の映画)

4.5

古い映画ですが、ウワサを耳にして観てみました。今年観たホラー映画で1番傷跡残されました。
やはり終盤(決して短くない)の世界観、到達点は、想像を軽く越えました。グロいとかどうとか関係ない、圧倒的な提示
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.5

今年観たなかで、1番泣かされましたよ。こんな泣いてるおっさんの隣で女子高生も泣いておりました。俺、彼女らとおんなじなんかと。
いやー、古傷えぐるえぐる。恋愛あるあるのオンパレード。こんなもん泣くしかな
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

うーむ。
なんか、哲学みたいな会話はありますが、ネオが旦那子供持ち元カノに、こっちが真実の愛だって略奪する映画です。これ、マトリックスでやらなアカンのか?でした。
しかもトリニティは、子供を一生懸命育
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ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.0

古い映画なので、古くささは当然あります。
普通の社会と繋がりながら、欲の奴隷のような都合のいい宗教やってるのに胸糞感があるのは「ワンハリ」や「ザ・ビーチ」に近い。
最後に「ワンハリ」のようにスッキリさ
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

4.5

あとからジワジワ来ました。
ケイト・ウィンスレットの演技はすごい。気づくまで、そうと思わなかったことが、そうとわかると驚愕です。
この役はこういう人だという、キャラの深掘りが、さらにもうひと堀りしてる
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(2020年製作の映画)

3.0

登場人物は、友達も含め、それぞれとてもつらい思いをしています。オッサンとしてはとても重たい現実だと思うんです。しかし、映画は重い作りではありません。つまり若い観客層狙いなんだなと。ちょっと残念なとこで>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

ヴィゴ・モーテンセンは素晴らしい。無骨でガサツで暴力的だが、人望があり愛されてる。腹はだらしないがカッコいい。これは、惚れてまいます。
ストーリーは、どうせ価値観の違う二人が理解しあって、親友になるや
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恐怖のメロディ(1971年製作の映画)

3.8

イーストウッド監督デビュー作ってことですが、大作じゃないところがいいですね。とはいえ、自分がモテモテ設定なのは、さすがです。
このころから、こんなストーカー的な話が作られてたことに驚きではありますが、
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デヴィッド・ボウイ 最後の5年間(2017年製作の映画)

5.0

「ラザルス」のPVのところで胸が苦しくなってしまった。あんな創造の止まらない人が亡くなるのは本当に受け入れ難い。
リアリティツアーの、普通の人間のように、普通のことを楽しんでる姿が見れて良かった。あの
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トレジャーハンター・クミコ(2014年製作の映画)

4.0

今年最後がこれになっちゃいそうだ。
もう、これはクミコにシンパシーを感じるか否かな作品だと思われます。
上手く生きれない人が、すがるような思いは痛々しいが見届けたくなります。
自分を知ってる日本のまわ
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

3.0

スタローンの再評価が高まるきっかけだったので、観なければと思いつつでした。
やっと観ましたが、ちょっといまひとつ。スピンオフとはいえ今風な感じにちょっと、悲しかったかな。特に彼女との関係の描き方とか。
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

4.0

苦い。なんとも、苦い。しかし苦ウマ。美味い麻婆豆腐が辛ウマなら。これは苦ウマです。
「スタンドバイミー」や「IT」のつもりでみると、後半に痛い目をみます。前半はローティーン的な会話を楽しむこともできま
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

4.0

ラブクラフト原作の短編の映画化なので、あまりスッキリした結末を求めなければ楽しめます。
とはいえ、一本の映画にするために現代的な工夫はしてくれてて観やすくできてます。ラブクラフトの手記的な感じではなく
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

相変わらず映像の凄さとキャストの安定に安心して楽しめるノーラン作品だな〜。
ちょっと長くし過ぎてると感じなくもないです。
終盤の娘と繋がるところが、感動のために都合の良いSF設定にしちゃってるなと思っ
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マングラー(1995年製作の映画)

3.0

普通の世界にみえない。これがフーパー的ではありますが、なんだかな〜です。
少ない人物、狭い設定で頑張っていますが、ちと苦しい。キング独特のキャラクター像もいまひとつ。

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

2.5

ちょっとエロのアピールが強すぎ。良くも悪くも荒唐無稽なので、乗れないと楽しめないかもしれない。
そんな中で、やはり梶芽衣子さんはカッコいい。ただ、睨んでいるだけで様になるし、最後の黒ずくめも画になる。
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