松山洋さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

嵐の中で(2018年製作の映画)

5.0

いやー面白かった!また最高傑作に出会えた。

30年前のテレビと現在が繋がって未来を変える、なんて物語構成はもう何度も使われ続けてきてるのでさすがにもう慣れてるよ、なんて思いながら見始めましたが。
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

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100周年おめでとう御座います。

注目度から想定される来場者数を想定してか、これだけのテーマの作品を93分という尺に収めたのは素晴らしい。

‘星に願いを’人々が見上げて祈ったのはいつからでしょうか
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

想像以上に大人向けな仕上がりになっていました。一見するだけじゃわからないようになってるところもニクイ。

田舎にある一族の親子関係が悍ましい設定にしれっとなっていたり、前半と後半の対比や伏線によってキ
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.5

10代の思春期の女子高生ってこれくらい暴力的で自暴自棄で不安定できまぐれで刹那的で、なんて無敵なんだろう。

もちろんみんながそうというわけじゃなくて。

こういう人間も必ずいるって話なんだと思う。
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マン・フロム・トロント(2022年製作の映画)

4.0

実に良質。面白かった!必要な登場人物配置と与えられた役割が実に適切で無駄が無い。

アクションコメディと言われてしまうとそれだけで軽く見られがちですが、本来こういう作りこそが万人向けのエンタメだと思い
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マッドタウン(2016年製作の映画)

2.0

なんじゃこりゃ。序盤のインパクトから一体どうなるのかハラハラしながら観続けたけど、結局よくわからんところに着地した。

なぜ復讐劇にならない?

なぜ老人の師匠のもとで鍛えて片手片足殺人闘法を習得しよ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

2.0

ど、独特だなぁ、このポエミーな感じがなんとも。

テンポはかなり速くてカット数も異常に多くて情報量が溢れてて言葉が少なくて、それでいてそんなに面白くない、え?そんなことってある!?と思わせてくれました
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毒戦 BELIEVER 2(2023年製作の映画)

4.2

今回も怖かった。あんな女、漫画でしか見たことないよ。大好き、あーゆーキャラクター。イカれてるなぁ、好き。

やっぱり前作以上に悪党の描き方がいい。

救いが無くていい。

それにしてもなぜ麻薬がこんな
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毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

4.0

怖い、悪党が本当に怖い、全然言葉が通じない悪の存在をヒシヒシと感じさせてくれました。

このヒリつく感じが韓国映画って感じで好きです。

しかしこれって『2』と一緒に撮影されたんでしょうか?

それに
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃ面白そうで、観始めると面白くて楽しんでいたのですが「あれ?」という感じで終わった。

もったいない。もっとピタゴラスイッチ的な群像劇になるはずだったんじゃ。

すごく素敵なシーンがあるだけ
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正欲(2023年製作の映画)

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ごめんなさい、本当に無理でした。

新垣結衣さんじゃなければまともにスクリーンすら直視出来なかったと思います。

これを尊く思える感情が自分の中に一切無いんだってことを再確認出来ました。

なにひとつ
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人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした(2023年製作の映画)

5.0

元アイドルが一緒に住むおじさん(56歳)が井浦新さんという時点でカッコよすぎて感情移入なんか出来るわけがない、というか、そのシチュエーションが出来すぎて(都合よすぎて)なんも頭に入ってこないんじゃあな>>続きを読む

やくざの女(2014年製作の映画)

2.0

普通にドラマとして観始めたら「あれ、長い?あ、82分ある?映画?」という感じで最後まで観ました。

うん、Vシネマでした。

吉沢明歩さんの濡れ場が妙に尺が長いなと思ったら有名なAV女優さんだったんで
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その消失、(2018年製作の映画)

4.0

そうきたか、完全にやられました。こりゃ凄い。正直観始めて60分くらいは「あー、やっちゃったな、延々と続く胸糞系かー、何考えて作ったんだこれ?」とか思いながら眺めてましたが、70分の時点でひっくり返りま>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.9

なんだろう、この「やれば出来んじゃん!」という観た人間が上から目線になってしまう感情は。(スンマセン)

細かい事はいいや、この作品を否定するのは良く無い気がした時点で映画としては勝利してると思います
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

5.0

最高、もうね、いくらでも、ずっと永遠に観れる。大好物。

なんならいくらでも続編が作れる設定&内容なので大ヒットして本当に続編を作ってほしいなぁ。

言ってしまうとゲームソフト『The Last of
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覗き屋(2022年製作の映画)

3.0

日本の漫画『のぞき屋』の韓国リメイクかと思ったら『探偵はBARにいる』で『シティーハンター』でした。

全体的に安い作りは否めないものの丁寧に仕上げられてて嫌いじゃない作り。

ちゃんと見どころもあっ
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ライフ(2017年製作の映画)

4.0

火星で採取した細胞を培養して、未知の生命体(ライフ)を微生物のサイズから育ててコンタクトを取ろうときゃっきゃしてたら、当然のようにコントロールできない状態になってしまうという宇宙のサバイバルホラー。>>続きを読む

イレブン・グリード(2021年製作の映画)

1.2

低予算だからとか関係なく何の勝算も無いままにやってしまうとこうなるという残念な気持ちになりました。

あらすじだけを見ると期待できそうだったんですけどね。

最後の手榴弾の攻防だけが良かった。

面白
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

4.0

たぶん観る前と観た後で評価が変わる作品かと。どう考えてもいつもの安いサメ映画だと思われるし私自身もそう思いながら観たけど、思いのほかちゃんと王道ハリウッド映画の作りで普通に満足度が高かったです。

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月影の下で(2019年製作の映画)

5.0

もうね、大好物なんですよ、こーゆーのが。細かいことを考えちゃダメで全部を受け入れるしかない作品。けどやっぱり好き。

こういう悠久の時をかけるのはロマンがあっていい。感情移入してしまうと苦しくなってし
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おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

4.0

思ってた以上に丁寧に描かれていて良かった。

それにしてもこの手の政治家を描いた作品は世界共通でみんな癒着&横領してる感じがして、本当になんも誰も信じられない気持ちになってくる。

だからこその、あの
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ハンガー:飽くなき食への道(2023年製作の映画)

5.0

これ観て奮い立たない人間っていないんじゃないか、ってくらい個人的にはドツボにハマる作品でした。

まぁ『セッション』の料理版と言えば、そのままなのですが。

漫画『バンビーノ』も大好きな私にはこっちの
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

5.0

久しぶりに観返しましたが、やっぱり好き。まさに内田けんじ監督の真骨頂って感じです。お金をかけずとも脚本&演出で豪華な料理を提供するというある意味での発明的作品。

モノ作りとはこうありたいと常に願いま
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

4.9

前半のバイクによるチェイス&アクションだけでも観る価値がありました、こりゃ凄い。

もちろん安全に配慮した上でちゃんと万全の体制で撮影してるんだろうけど、いったいどうすればあれを安全に撮影出来るんだろ
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悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

2.0

このタイミング(2020年)にトムホランドでこれを撮りますか?ってくらいのインディー映画に見えました。30年前とかならともかくこれを現代でやれるのか。

あとナレーションだけで進行するとこんなにもスト
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

5.0

あー、面白かった。シチリアの美しい田舎街で蔓延る悪をそれこそついでに鏖殺していくシリーズで一番蹂躙する闘いでしたね。

ここまで一方的に殺りまくることって無かったよ、過去2作でも。

つか、これ本当に
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イコライザー2(2018年製作の映画)

4.5

断然「1」よりも「2」のほうが良かった。アクションはもちろんだけど物語のメインとサブをしっかりと構成して織り交ぜてあって一本の筋が通してある。

こーゆーのが好き。

隣人の一般の少年が非行に走ろうと
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イコライザー(2014年製作の映画)

4.0

〇〇秒で始末する、というパターンはそんなに珍しいわけでも無いけどその中でも代表的な作品かと。

ホームセンターが決戦場になってその場にあるものを駆使して敵をせん滅していくのは鉄板的に面白い。

ただと
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ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

4.0

色んなサバイバルものがあるけどここまで絶望的なことって無いと思う。あまりにも酷すぎる。

海に浮かぶコンテナの中でサバイバルなんて思いつきもしないし、生き抜くための知恵と活用術が凄い。

そしてそれを
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バレリーナ(2023年製作の映画)

4.0

もうこーゆーのでいい。予算が無いならみんなこういうアクションを撮ればいいと思う。それくらいなんも考えずに観れる娯楽があっていい。

冒頭からアクションがキレッキレでグイっと心を掴まれる。(缶詰アクショ
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アナログ(2023年製作の映画)

4.0

誰も悪い人が出てこないタイプの優しい世界の作品。たぶん『アナログ』というタイトルにも込められた「スマホを持たないだけでこんなにも世界の景色は変わる」というメッセージだと私は受け取りました。

物語とし
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

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人と同じように感情があって成長して涙を流すAIロボットは、人と同じなのでは?という普遍のジレンマを抱えた本作。

ロボットに袈裟を着せた時点でもう完成してると思う。

ちょうど耳の辺りから真横に貫通し
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.0

実に独特で映画というよりかは舞台劇に近い。しかしこれも表現手法のひとつ。膨大な情報量もこういう語り部口調で展開すればわずか39分で表現することが出来るという実験作のような印象。

薦められて観たけど、
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

5.0

最高だった。大阪の勘違いジャパンなんかの表現もよくある他のハリウッド映画と違って本作なら「そういう世界も、あるな」と許される世界観を作れているのが凄い。全然許容だった。

これまで積み重ねてきた世界観
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刑事ジョン・ルーサー: フォール ン・サン(2023年製作の映画)

5.0

面白かった!最初から最後までずっと息が詰まるような緊迫感が心地よい。

悪の描き方も良かった。絶対に倒すべき悪。

登場人物も魅力的で、全部がハイレベルな作りでした。

流石としか言いようが無い。