松山洋さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

わが拳に復讐を(2022年製作の映画)

3.0

話の中身なんて何にも無くて、ただずっと男女5人がカッコよく闘っているだけの映画、なんだけど、まぁずっとひたすらにカッコいいのでいいや。

なんも考えずにダラダラ観れます。中身無いけど。

みんないい体
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ケイト(2021年製作の映画)

4.0

好き。もっとチープになるかと思ってたけどそんなことも無かった。

適度にクレイジージャパンで割と好きなバランス。

オール日本ロケのように見えるけど、どうやって制作を進めたのかが気になるところ。

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スーパー・ミー(2019年製作の映画)

3.5

夢をテーマにしてる時点で全部の構成がわかった状態で話が進んで思った通りのところに着地した、けどそれも分かった上で楽しめばいいと思う。

金を手に入れた人間がどんな姿になっていくか、ってのは世界共通なん
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

5.0

お見事。完全無欠のピクサー作品といった貫禄を見せつけられるような体験でした。

全ての要素や伏線に無駄が無くひとつのテーマに沿って収束していく感じが、非常に高いレベルで実現しています。

またエレメン
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未来戦記(2022年製作の映画)

4.4

もう細かいことはいい、ただ作ってくれてありがとう!と言いたい。

本当はね、日本人のクリエイターにこういうのを生み出して欲しかったりするんですけどね。

どのシーンを見ても日本のゲームソフトからインス
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ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

5.0

これでもかとベタの連続で真っ直ぐな王道展開アクションをこんなにしっかりやられるともう感心しかない。

よく出来てるなぁ。

全部が期待通りって本当に凄いこと。

全部を盛り込んで全部をやる、ってなかな
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ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと(2023年製作の映画)

3.0

原作同様というか、独特の緩くて楽な感じが「いくらでも観れる」という気分にさせてくれます。

細かいことはどうでもよくて、テーマが一貫してるというだけでちゃんと商品力を発揮しているという良い手本なのかも
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.9

あらすじ見て「なんか『童夢』っぽいから観てみるか」と思って観に行ったら『童夢』でした。

観た後に確認したら本当に大友克洋先生の『童夢』に、まんまインスパイアされて作られた映画だったので、そりゃ当然の
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

-

ヤバい。どんな頭してればこんな作品を思いつくんだろう?

承認欲求モンスター、とはよく言ったもんだ。

途中からもう恐ろしさしか感じなかった。

メディケーション・ホラーと銘打ってるけど、そんなジャン
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男の優しさは全部下心なんですって(2019年製作の映画)

4.2

こりゃ凄い。よくこんなの撮れるもんだ。企画自体はわかるものの、展開の中に幽霊をラインナップとして入れられる感覚が凄い。

久しぶりに当たりを引いた感覚。

観て良かった。

原点(2016年製作の映画)

3.9

B級映画としては悪くない。砂漠のさびれたガソリンスタンドというワンシチュエーションでやってくる登場人物たちにちゃんと役割を持たせたうえで、いざアクションが始まると目が離せないパワーがある。

不思議な
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YOGAN -ヨウガン-/マイアミ・マグマ(2011年製作の映画)

1.5

脚本自体は実にハリウッド的に別に何にも悪くない。ただ脚本や企画に映像が全く追いついていないだけ、というかさすがにチープすぎる。

学生特撮のようなチープさ。

これはヤバい映画だ。残念な意味で。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

5.0

お見事。これは凄いなぁ。いわゆるワンシチュエーションのタイムリープコメディといったところですが、脚本&構成&演出が完成されています。

たった2分のタイムループなのに登場人物全員の記憶が継続するという
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

1.0

もう、いいと思う。

日本を代表するような一流のアニメーターたちを使って老人の暇つぶしに付き合わせた映画ですね。

けど、もう、いいと思う。

きっと、エンドロールに宮崎駿という文字を見ることが出来る
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スプリット(2017年製作の映画)

3.5

多重人格を描く作品は毎度一人の役者がその演技の使い分けで魅了する、というタイプが多いのですが本作もその典型です。

物語自体は凄く退屈です。が、やっぱり多重人格モノは見てしまう。

KIMI サイバー・トラップ(2022年製作の映画)

2.0

もうここまで嫌いなものが詰め込まれてると逆に凄い!と感じました。

主人公の考え方・態度・表情、全てが嫌いです。

ずっと怒りながら観てましたが、ある意味で凄いなと感じました。

ここまで嫌いになれる
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.0

驚くほどに奇麗な王道作品。これぞハリウッド映画!って感じです。

もうすでに三作もあるので、そろそろ観ないとな、と思って観始めました。

キスキス,バンバン(2005年製作の映画)

4.0

実に粋でタフで良質なサスペンスアクション。若い頃のロバートダウニーJrがやっぱりイカしてる。

たまたま国際線の機内で見つけた映画だけど、当たりだった。

得した気分です。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.5

久しぶりに『インディ・ジョーンズ』を観に行ったら、中身がいつもの『インディ・ジョーンズ』でした。満足です。

まさに王道中の王道。

しかし今回はネタというか脚本的には割と禁忌を犯している気はする、け
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ブラッククローバー 魔法帝の剣(2023年製作の映画)

5.0

「ありえねぇ」ほど面白かった。これはお見事。歴代ジャンプアニメ映画の中でも屈指の出来だと思う。

これだけの登場人物全員に見せ場なんて作れるはずが無いのに、それを完璧なほどの構成力で実現している。
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

世界最高峰のエンタメ&アトラクション映画。前作の時には「もうこれ以上のモノは作れないだろう、完成している」と思って観てましたが、超えてきましたね。

演出・絵作り含めて極上でもう内心ちょっと嫌になりな
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母性(2022年製作の映画)

3.5

テーマはあるけどメッセージというか刺さるポイントが無い感じで、湊かなえ原作にしては珍しいな、と感じるくらいには凡庸でした。

最初から最後まで見せるだけのパワーは間違いなくあるので、観て損なことは決し
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リベンジ・タイム(2018年製作の映画)

1.0

全然『リベンジタイム』じゃないし、そもそも原題は『ダディズガール』だし、登場人物が全員なにも役に立たないくらい行動しないし何にも繋がらない。

なんなん、これ?

最後の最後にオチがあったから、ほんの
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ヘイター(2020年製作の映画)

2.8

感情が無いんか?ってくらいずっと主人公が無表情で淡々と物語だけが動く。少しずつ派手にはなっていくけど、正直何をやってるのかわからないし、説明する気も無い。

コンセプトは悪く無いのにこんなに面白く無い
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声/姿なき犯罪者(2021年製作の映画)

4.0

韓国で現在も起きている振り込め詐欺の被害者が元刑事で金を取り返すために滅茶苦茶やる話。

犯罪組織の中に車で突っ込んでいって轢いたりする。

ボコボコに殴る。話が早い。

韓国から中国まで乗り込んでコ
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.9

久しぶりに観てやっぱりしっかり心に刺さる。この頃の柳楽くんのあの表情が忘れられないから現在の柳楽優弥さんの大人の俳優としての演技を見てもどんな役でも許せるというか、許容してしまう。(愛を持って見てしま>>続きを読む

雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

5.0

お見事!これは最高傑作に出会えた。中国CGアニメのある種の到達点だ。感動でまだ震えてる。

なんなら実写でやってても面白かったと思う。

後半はもうCGを観てる感覚はまるで無くなってた。

ガリガリに
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.5

怖い、という印象では無くホラー感よりも物語としての恐ろしさがちゃんと出てる良作だと思いました。

細かいところを突っ込み出したらキリが無い作品タイプなので、割とノリと勢いが大事。

あまり構えずに観る
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薄氷(2021年製作の映画)

5.0

面白かった!これぐらい正しい復讐劇が好き。後半になってようやく邦題が『薄氷』であることを思い出した。

「そーいや、薄氷だったな」

この手の復讐劇はモヤっとして終わることが多いけど、しっかりと果たせ
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怪物(2023年製作の映画)

3.9

唯一無二性は確かにヤバい。けど突出してればいいってもんじゃない。

正直言って、合う合わないレベルの話かもしんないけど、私は合わない作品でした。

メッセージもコンセプトも仕掛けもよくわかる、けど私は
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

5.0

あの岸辺露伴が実在したら本当にこんな態度や仕草で生きてるんだろうな、思わせてくれる。

相変わらず脚本レベルが高い。

やはり小林靖子さんの力量が大きい。

一本の映像作品としてのアレンジとまとめ方が
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サイレント・ナイト(2021年製作の映画)

2.0

そもそもジャンルをよく見るとホラー・コメディって区分されている時点で気づくべきだった。全然真剣味が感じられないシュールなシーンが延々と続く作品で終始「なんじゃこりゃ?」という感覚で観てました。

よく
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ハード・フィーリング!(2023年製作の映画)

3.0

いわゆるドイツ版の『毎度お騒がせします』って感じ。思春期の少年少女の性の悩みを喋る性器と一緒に語りながら言葉にしてる感じ。

王道青春ドラマ。

しかし途中で女性器をフラッシュカットとはいえ無修正で表
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THE KILLER/暗殺者(2022年製作の映画)

4.0

韓国映画としては40過ぎのおっさん暗殺者が人身売買組織に攫われた少女を救うという典型的な必勝パターンでかなり既視感はある、けどやっぱり好き。

ただ前半と後半がかなり別物というか主人公のキャラぶれも気
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マザーズ・デイ(2023年製作の映画)

2.8

アタマとケツは最高にゴキゲンでイカしてるのに肝心の本編がずっと「なんか違う」って警報が鳴り続ける作品でした。実に勿体ない。

話自体はよくある息子の為に闘う最強の母親ってやつなんだけどずっとイマイチな
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