松山洋さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

4.0

世の中には観ても観なくても自分の人生になんの影響も与えない映画もあるわけで。

ほんの少しだけ観た人に何かを残そうとした、そんな作品もあっていい、そう思わせる作品でした。

終始観ていてイライラしっぱ
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ソード・オブ・デスティニー(2016年製作の映画)

3.2

ドニー・イェンがカッコいい。敵も味方も女剣士が美人でカッコいい。武侠はやっぱりカッコいい。まぁそれだけ。中身はほぼ無い。けどいい。

修業する時も姿勢が良くて気持ちがいい。

剣術武侠モノってそれだけ
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.0

よくこの主人公(シィちゃん)を永野芽郁ちゃんにやらせたもんだ。なんでだよ、って思いながら観たけどそんな悪くなかった。さすがです。

原作漫画より情報がシェイプされてるのでちょっと構成はわかりにくいかも
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.9

正直私にはあんまり刺さらなかったですね。評判が良かったしとある漫画家さんからオススメされたので観てきましたが、ちょっと合わない感じでした。

物語が動き出すまでが長すぎるのと、オチというかカラクリが最
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

年間100回飛行機に乗っている身としては無視できない作品だと思って観てきました。

最初は飛行機内という密室でのバイオテロをどう回避するのか?というテーマかと思ったらそうじゃなく。

早々に次のフェー
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ポイントブランク 標的にされた男(2014年製作の映画)

4.9

元がフランス映画でそのリメイク作だけあって実によく出来てる。けどやっぱり料理の仕方はまさに韓国映画って感じで好きな良作。

全ての登場人物に役割と因果が設定されていて多くを語らずとも黙って演出している
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殺人漫画(2013年製作の映画)

4.0

めっちゃ良かった。完全に邦題とメインビジュアルで損してる作品。内容はかなりしっかりと作られている良作でした。

劇中漫画のクオリティが高すぎるのと、女性漫画家役のイ・シヨンさんが美人過ぎて全く集中でき
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神の一手(2014年製作の映画)

4.5

『ハチワンダイバー』(柴田ヨクサル)からコメディ要素を一切排除して真剣師の世界を表現するとこうなるのか、という妄想しながら観てました。

かなりのハイスピードで展開するけどアングラ世界での碁の勝負と暴
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悪魔は見ていた(2019年製作の映画)

2.0

まぁ、まんまじゃないとは思ってはいたけど想像以下にチープな作品だった。

毎度同じ言い方になってしまうけど『世にも奇妙な物語』の20分枠で十分な内容でしたね。

よくこれ作ったなぁ。

リメイクらしい
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.0

いやー、凄い、まるでドキュメントなんじゃないかってくらい能年玲奈ちゃんに密着したような映画でした。(全然脚本アリのドキュメントでは無い)

ホントにご本人がこんな感じなんじゃないかって錯覚してしまう。
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ぐちゃぐちゃ(2017年製作の映画)

3.0

これくらいピントがズレててもなんかハッピーな感じは嫌いじゃ無い。

中身があるようで無いんだけど観ててフフッてなる感じは独特でちゃんと不思議な存在感があっていい。

中編尺もちょうどいい。

ノラ(2010年製作の映画)

1.0

なんじゃこりゃ。主演が当時何歳であれなんも関係無い。中身があるかどうかだしこの作品は私にとっては中身が無かった、それだけ。

こーゆーのがたまに賞を獲ったりするから不思議。

まるで学生作品。

時間
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

5.0

「朝起きると別人(性別人種問わず)になっている」というブッ飛んだとんでもない設定一本で押し切れるのか?と思いながら観たけど、見事に押し切りましたね。

なんて素敵な映画なんだ。

エンドロールに主人公
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

5.0

素晴らしい、これぞアニメーション。全部が詰まってる感じがする。

全編作画アニメーションの心地よさがあってずっと眼福で至福。

結局後半でぼろぼろに泣いてしまった。

弱いなぁ、こういう作品に。

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おろかもの(2019年製作の映画)

5.0

こりゃ凄い。邦画の好きな部分が全部詰まってる気がする。あ、私が好きな邦画ってことなんですけど。

やっぱり共犯関係って面白くて目が離せないですね。

いいなぁ、こーゆーの、好き、大好き。

もしも昨日が選べたら(2006年製作の映画)

4.0

やっぱりこういうのに弱い。好き。普通に泣いてしまった。観始めた時はそのチープさ加減に「あー、これ系かー」と冷めた感じでいましたが結局は夢中になってしまった。

話も実はなかなか哲学的で考えさせられる。
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ポチの告白(2006年製作の映画)

4.0

こんなにも悪い奴らがいるのか?正味な話『日本で一番悪い奴ら』よりも悪いやないか。

途中でちょっとあまりにも悪すぎて引いてましたよ、観ながらも。

家に奥さんと娘を残したまま、ソープランドで女と一緒に
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Red(2020年製作の映画)

4.0

最後にちゃんと答えを出してるのが凄い。途中までは正直これまでに何度も観てきた禁断の愛シリーズって感じで、ただ夏帆さん可愛くて絡みシーンがエロくて凄い女優さんだなぁ、くらいの感覚しか無かったけど。

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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.5

これでもかと次々に名セリフばかりの応酬で思わず途中で笑いそうになりました。

「死ぬまで生きてやるさ」

まるで中身の無い底辺たちの生き様が向こう岸からずっと延々と再生されていて、言い訳ばかりでそれで
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20世紀のキミ(2022年製作の映画)

5.0

泣いた。そりゃもうこれでもかというくらいに笑いながら愛おしい気持ちで泣きました。やっぱり売れているものにはそれだけのパワーがありますね。(ランキング1位)

観始めた時は典型的な理想の少女漫画のようで
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曲がれ!スプーン(2009年製作の映画)

2.5

まるで舞台劇。正直中身も極めて薄いんだけど本広克行さんにかかればあっという間に一大エンターテインメント作品に、となれば良かったんですけどね。

ぶっちゃけスベ散らかしてる作品でした。

テーマはちゃん
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ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

2.5

終始、「うるせぇ」と思いながら観てしまいました。映画『明け方の若者たち』のいわゆるB面に相当するアナザーというかアンサーストーリーなんだけど。

『明け方の若者たち』という元の作品性のネタからすると完
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フード・ラック!食運(2020年製作の映画)

4.5

なんだよもう、完全に良作やないか。そもそも主演がエグザイルで監督&原作が寺門ジモンという時点で色眼鏡不可避な作品なのに、実際に観てみたらその色眼鏡をブチ壊して遥か遠くに吹き飛ばしてくれる作品でした。>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

4.0

1シーン1カットを多用してる独特な撮り方が印象的な作品でした。

そのぶん生きた演技が多かったように思います。

テーマはかなり丁寧に練られていて非常に脚本レベルが高い作品でした。

尊い気持ちになれ
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金の亡者たち(2018年製作の映画)

3.8

マネーゲーム(株取引)には全く興味も知識も無くてもテンポが良くて非常に好感が持てる作り、なんだけど全てがベタというか既視感だらけなのはもうこの手の題材が全部同じパターンでしか作られないからなんでしょう>>続きを読む

ばるぼら(2019年製作の映画)

3.0

思いのほか悪くなかった。原作があの内容なのでもうほとんど消化試合くらいのつもりで観ましたが、美しい二階堂ふみさんの裸体をしっかり堪能できただけで価値が十分にありました。

はぁ、うっとり。

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

1.0

嫌いやなぁ、この手の作品。もうただずっと浜辺美波ちゃんを眺めるだけの映画でした。

だから姿を消してからはもう退屈すぎて死にそうでしたよ。

そもそも浜辺美波ちゃんをわざわざそばかす娘にする意味が分か
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オーヴァーヒート 最後の制裁/チャイナ・ヒート 極悪強盗団vs特別捜査隊(2020年製作の映画)

4.9

痺れるほどにカッコいい。まさに男の闘い。本当にあった事件なのかどうかはわからないけど、もう実際にこうだったってことでいいと思う。

そう思うことにしました。

それくらいドラマチックでいい。

カッコ
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ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

1.5

冒頭5分だけ良かった。あとは終始残念な作品。東野圭吾原作でもこんなことあるんですね、って感じ。

ただ延々と可愛い広瀬すずちゃんを眺めるだけの映画。

それ以外は特になんの価値も無かった。

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

1.0

なんじゃこりゃ、登場人物の誰一人として気持ちがわからん不思議な映画でした。

つか、これを制作しよう!と思った人たちは何が楽しくて作ったんでしょうね。

芳根京子ちゃんと美しい北川景子さんの尊い泣き顔
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.3

嫌いじゃないけど好きじゃないって言いたくなる映画でしたね。

唯一無二性は凄いんだけど、やっぱりエンタメでは無いし、評論家が好きな作品なんでしょうね。

だからなのかはわかりませんが、私は登場人物の誰
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.4

もうなんだろう、中身以前に広瀬すずちゃんと森七菜ちゃんが姉妹で2人並んでるだけで眩しくて尊くてそれだけで観る価値ありでした。

松たか子さんの演技が相変わらず上手すぎて他のキャストと存在感が違いすぎた
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はるヲうるひと(2020年製作の映画)

1.0

日本中にどこにでもある狂った地獄のような売春宿の話。終始誰の気持ちもわからないまま話は進んでそのまま終わる。

完全に仲里依紗さんと山田孝之さんの無駄遣い。

昔はこんなん多かったけど現代でもこれ系を
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

4.7

心に刺さる他に二つとない映画作品でした。

全体通してこういった役を木村拓哉さんが演じること自体が珍しく感じて新鮮だった。

なかなか見れませんよ、こんなキムタク。

そして視聴者視点でいくと間違いな
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私は絶対許さない(2018年製作の映画)

3.9

思わず観終わった後に「マジかヨォーーーーー!?」って叫んでしまいました。

冒頭の一文を完全に忘れてました。

「実在の話を元に作られた」

いや、それくらい夢中になって観続けることが出来たってことな
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飢えたライオン(2017年製作の映画)

1.0

は?という感想しか出ない。死者に鞭打つとはまさにこのこと。別にそれをテーマにしちゃいけないとは言わないけどせめてメッセージは残して欲しい。

いや、たぶん制作側にもメッセージはあるつもりなんだろうけど
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