shinさんの映画レビュー・感想・評価

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ボヤンシー 眼差しの向こうに(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

14歳の少年を通して格差社会、家庭環境、奴隷の実態が描かれていた。
同世代で溢れる通学路を主人公は汗だくになって重い肥料を運ぶ。ヤシの木の上から見えるすぐそこの風景は車が行き交う現代的な社会。印象的な
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

実はヴィーガンの人肉が激うまだったという話。倫理感ぶっこわれてるけど夫婦の関係含めてポップに描かれていて面白かった。
思想も信条も押し付けなければ勝手にしてくれればいいと思う。外国人が激増してる日本も
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.4

ケン・ローチ監督作品の邦題はどれも秀逸すぎる。
家族を、愛する人を想う時の行動力。あれに勝る行動力はないと思う。
まだ父親になったことないけど、養うべき家族がいる父親ってのは皆 責任感とプレッシャーの
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.1

1回みただけではメタファーを把握しきれず、いくつか考察を見た上で2回観た。今もたれ流しながら書いてる。
その上でいい映画だとは思うけど、どうしても自分は亡くなった妻に同情してしまって主人公(ギレンホー
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.6

海に見立てたかのような砂の惑星。その世界観だけでも大満足。
主人公ポールの "未来が視える" って能力上、伏線だらけで謎は多いけど原作未読だからpart3へのワクワクしかない。

自分はハルコネン家推
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

レビューしたくて2日に分けて久しぶりに観た。
英題「3idiots」だと「3バカトリオ」みたいなニュアンスのだけど、この邦題の方が好き。
子供から子を育てる親まで教訓になる映画。実際自分に子供ができた
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スペースマン(2024年製作の映画)

2.8

宇宙生物の存在なんかよりも妻がヤバすぎる。
往復1年かけて宇宙にいってる孤独な夫に地球から別れを告げて絶望させようとしてるのはもう復讐に近い。せめて帰ってきてから告げればいいし誰か止めてくれる友達いな
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スパイダーヘッド(2022年製作の映画)

3.3

マイルズ・テラーの演技が良かった。
囚人が治験者っていう設定も、感情を操作するっていうSFテーマも好き。

ただやっぱりいつものネトフリ制作。美味しい具材を不味くさせる天才。
もっと捻りと熟考があれば
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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

2.8

終盤の謎のSF技術とその無秩序なルールがかなり自分に合わなかった。
ディスプレイ操作するだけで山火事起こしたり狂犬だしたり…ハリポタ?
あの魔法みたいなSF技術の存在だけで世界観がよくわからなくなった
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

3.9

ワンシチュエーションで描く実在の事件。
この主人公の病気のことを同感はできなくても想像は容易にできた。怖かっただろうな。
『隔てる世界の〜』みたいな陳腐な作品より、客観性のあるこういう実話作品の方が説
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セッション(2014年製作の映画)

4.6

意外と観てこなかった名作。
こんなにスリルある作品だとは思わなかった。
序盤のJ・K・シモンズの独壇場。
最後はマイルズ・テラーの暴走から始まる革命。あれは心のセッションだった。

ラスベガスをぶっつぶせ(2008年製作の映画)

3.3

ブラックジャックのルールは知っているけれど、彼らの戦略が理解できなかった故に彼らのやっていることに緊張感がないし、大儲けしても爽快感がなかった。
あと邦題が大袈裟でラスベガスで学費稼ごう程度の話。
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.2

大好きなジェシー・アイゼンバーグが主演じゃなかったら評価は違っていたと思う。
なによりハマり役だったし出世作だと個人的に思ってる。自分はこの映画がきっかけで彼を知って好きになった。
脚本がよかったのか
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「思った以上に子供向けだなー」って思ってたらラスト3分で評価爆上がり
こんなにもギレルモ・デル・トロを感じ取れるアニメだったとは思わなかった
美しいって言葉がぴったりなラストだった

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

2.7

今は嫌いなサミュエル・L・ジャクソン、この頃は好き。

今までに3回ぐらい観た。
タランティーノの傑作とか言われてんのに全然面白さが分からなくて悔しくてレビューして来なかった。
再挑戦した上で鑑賞後に
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

人間と現代社会への皮肉、自虐で溢れた作品で面白かった。
エンタメ要素がある分、フィクションとして気軽に観れるんだけど、自分はもっと人間ドラマ/人間関係を深堀りした作品の方が好き。
だからアポカリプス系
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.6

前作の方が好き。世界観に新鮮味が無くなるのは続編のさだめ仕方の無いこと。
コンビの絆を掘り下げた続編だったからそこが刺さる人には前作よりよさそう。
着ぐるみ喧嘩のところ好き。もっとえげつない感じになる
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

お知り合いさんのオススメを病室で観た。
モンハンのひと狩りいこうぜ感覚でヤクザ潰し行く世界感。
日本で銃アクション っていう苦手な組み合わせなのに面白かったのはキャスティングが神だったんだと思う。
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

4.2

病室でみた。
正直トーマシン・マッケンジーが見たかっただけなんだけどすごくいい映画だった。
退役軍人であり重度のPTSDを抱えた父と娘のロードムービー。

父の苦しむ姿と、その見えない傷を労る娘。それ
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

毒親を描いた北欧ホラー
壁紙から家具装飾まで母親の世界観で支配された家がほんと嫌い。日本にもあるよね。親の趣味/アンティークとかで埋め尽くされた家。ちょっと苦手。自分の部屋だけの世界観ならいいけど。
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桜色の風が咲く(2022年製作の映画)

3.8

実家で観た。普段みない地上波でしかも邦画だったけどすごくよかった。
健常者として生まれて、物心ついてから視覚と聴覚を失う恐怖…しかもいきなりじゃなくて徐々に失う恐怖。心が痛かった。

こういう映画って
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ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)

3.2

大切な人とはクリスマスより年越しを過ごしたい派。
こういう小さな物語をたくさん見れるの好き。『ラブ・アクチュアリー』とか『クラッシュ』とか。
妊婦の出産合戦おもしろかった。あれだけでコメディー映画作れ
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

2.6

実写でも子供達のサクセスストーリーというか人生にもがく姿を観るのが好きだからそういうの期待してたけど、そういうのじゃなかった。
この監督の『空の青さを知る人よ』がすごい好きなんだけどこれは全然わからず
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.7

AI 対 人類 というより
共存派 対 排他派

テーマとストーリーはよくあるやつで独創性に溢れてるわけじゃない。
主軸のAIロボットと人類の戦争シーンも面白いかというと別に面白くはなくて、出てくるA
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.9

鳥のスズメが出てくるとずっと思ってた

街並みと日常風景はリアルだったけど人の優しさ、距離感が非現実的で
そのギャップで全然入り込めなかった
現実の出会いなんてもっと希薄であっけない。
でもこれはアニ
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.3

ニール・ブロンカンプ!はやく第10地区撮って!
好きこそ物の上手なれ、、羨ましい。
自分も学生の時ゲームを狂ったようにやってたー。ゲームで生活したいって本気で思ってた。その頃ストリーマーって職業があっ
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

2.4

ストーリーが単調で浅いのはシリーズ通してそうだし期待してなかったけど、期待していたキャラの魅力が無さすぎた。
活躍するのはゴリラだけだし暴れ具合が本当にただのゴリラ。ロボットである意味はどこに?もうキ
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未来を乗り換えた男(2018年製作の映画)

3.6

ドイツからフランスに亡命してきた男が偶然にも他人の身分に成りすますことになる話。未来(身分)を乗り換えた男。
タイトルからSFものかと思って観たら正反対ぐらい全然違うやつだった。
ナチスドイツ時代の背
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ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.7

首吊り死体の捜査依頼を受けた元刑事(クリスチャン・ベール)が事件に巻き込まれていくクライムミステリー。
相変わらず髭の似合うクリスチャン・ベール。手入れしていなさそうなモサモサ髭なんだけど彼だと不思議
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マトリックス リビジテッド(2001年製作の映画)

-

こういう舞台裏映像を寝る時にBGMとして流すのが最近のお気に入り。
特に演者同士の交流を見るのが好き。カットかかった瞬間の笑顔とか。
キアヌとヒューゴの絡みもっと見たかった。みんな怪我だらけだったんだ
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約束の宇宙(そら)(2019年製作の映画)

4.9

宇宙に飛び立つまで、娘と過ごす時間を描いた映画。
母サラへ投げる娘ステラのセリフが愛おしすぎた。
「私に会いたくて泣く?」
「時計を止めたい」
「電話どっちが先に切る?」
まるで付き合って5日目の恋
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.3

最高のエンタメ。
グレースの台詞通り「まだ続くの?」ってぐらいにアクションシーンの連続で90分ぐらいに感じた。それぐらい迫力に呑まれた。そんな中でのイーサンとベンジーの掛け合いが今回も最高。
イーサン
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.2

IMFが「friend」をこえてもはや家族感あふれちゃってる6作目。
スパイ映画だと希薄で冷遇されがちな主人公の女関係。でもこの作品では元妻ジュリアへの想いをイーサンの口から言及していてすごくいい。最
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.4

相変わらず面白い。けどご都合主義多めであまり好みではない5作目。
ポスターにもなってる冒頭のミッションいる?笑 ストーリーと密接しているミッションではないからスタントを見せたかっただけに見えてしまう
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.6

ベンジーが好きになる4作目。
130分、最後の1分までずっと面白い。
ルーサーはお休みだけどベンジーの天然ぶりがシュールで好き。イーサンと最高のコンビ。

ガジェットの進化が見どころ。クレムリン潜入の
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

4.4

大好きな3作目。
潜入ミッションはスタイリッシュだしアクションは緊張感あるし人間ドラマは深くて見応えある。IMFメンバーとの絆はもちろんだけど局長(ローレンス・フィッシュバーン)等の上官達との関係も見
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