Pandanoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Pandano

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グレイマン(2022年製作の映画)

3.6

はい、ゴズリング目当て、で満足。
しかし、私は動体視力が弱いのか、歳のせいなのか、もう何が何だか…⁈
すごかったです🚃ハラハラしました。

ゴズリング氏は、ただ黙っているだけでどうしてあんなにチャーミ
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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.9

遠くをアリんこみたいに小さなワンダが歩いてる。
なんでこんなに離れて?いくらなんでも遠すぎるだろうと思ったり、バーカウンターの中で倒れてる人間がワンダから見えない面白さ、最後の謎のストップモーション…
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.5

ソン・ガンホは良い俳優と思うし、世界で評価されるにふさわしい。
吸血鬼やタクシー運転手、半地下の住人も強く印象に残ってる。
だけど、なんだか今作の彼は、私にはぴんとこなかったな。万引き〜のリリーさんみ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.8

最近のマーベルは複雑すぎて理解できない展開もあるけれど、今作は愉快でありつつ、個々の中にはいろんな葛藤と、素直には吐露できない思いを抱え、それぞれに問題を克服していく…。
むむ、基本は同じか…。

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デーヴダース(2002年製作の映画)

4.0

念願叶う💃
インド映画とシャールクを知ってから、デーヴダースを見たいとず〜っと思っていたけれど、これは絶対に映画館で見るべき、とその機会を待っていた甲斐がありました。

インドの独特な身分制度や、そん
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.7

明日は我が身…⁈
こんな制度ができたら、身を委ねてしまうかもしれない。
ディストピア感を出していないから、現実のこととしか見えず、なおさら怖い。

内容については皆さんのレビューに十分書いてあるけれど
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フィツカラルド(1982年製作の映画)

4.1

アギーレに続き、同じコンビの、またまたキンスキー俺様ぶりを堪能。

キンスキーでなければ、この作品はこんなに面白くならなかっただろう。
ヘルツォークはキンスキーを失ってから、次の主演俳優を見つけられな
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アギーレ/神の怒り(1972年製作の映画)

4.0

【他の奴には作れない映画作ろうぜ】と言ったか言わないか知らないけれど、キンスキーの俺様ぶりが際立つ。
数年前に初めて見た作品を再び。

濁流であたふたする人達は、演技でなく現実にあたふたしているとしか
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青春残酷物語(1960年製作の映画)

3.6

28歳大島渚。
後年の「バカヤロー」に繋がっていく視点か。
1960年に若者は熱く、苛立ち、不満を抱えてたんだ。青春も激しく残酷。そんなに生き急がなくても😿
現代の若者は何に不満を持っているんだろう?
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帰らない日曜日(2021年製作の映画)

3.7

原作は、今は成功したある女性の思い出を丁寧に表現してあるのだろうか、美しく切ないお話。
コリン・ファースとオリヴィア・コールマンがそこに据えられたことで、若い二人の純粋な愛に対して、戦争の無情に今にも
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.8

トナカイの衝撃🦌

このところコリン・ファースを続けて見ていたけれど、ちょうどBSで放送。
セルフパロディのようなMr.ダーシー、こちらのダーシーもあちらのダーシーも愛想がなくて、いつ彼女のことを好き
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夏物語(1996年製作の映画)

3.8

すでに、この大人になる直前から(たぶん一生)男は女を理解できないんだよ、という感じ満載。
男にはいろいろ下心含めて思うところあっても、女はその上で更に思うところあり。

こんなヴァカンス、若者達は楽し
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冬物語(1992年製作の映画)

3.9

あ、濱口竜介👀
だから現在製作されてる映画だけじゃなくて昔のものを見なくちゃね…、と今さら。

芸術家の多くは過去の作品に少なからず影響を受けているわけで(濱口竜介も公言している通り)これでしたか!
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.1

永遠の若大将✨

前日鑑賞の1986年版をこそばゆく感じつつも、なんだかほのぼのとした気分になった上で、骨格はほぼそのままの今作を飽きずに(どころか、関連のある場面を見つけて喜んで)見ることができたの
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トップガン(1986年製作の映画)

3.6

明日の新作トップガンに備えて旧作見る。
あ、これ初見だった…‼︎
トムクルーズに興味なかったから(^^;;

もうバリバリの80年代、恥ずかしい〜🫣
敵は「ミグ」と特定、生意気なトムに年上上司との恋
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.7

ドクターストレンジ好きなんだけどなぁ…

サム・ライミなら、華麗なCGはもっと少なくても十分面白いものが作れたかも⁈
ワンダゾンビが襲ってくるとこ怖かったよ🧟‍♀️ ストレンジゾンビ🧟‍♂️も活躍した
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潜水艦クルスクの生存者たち(2018年製作の映画)

3.6

2000年に起きた潜水艦事故。
20年前のこんなポンコツ状態からその後改善したとも考えにくく、現在の軍の装備も大して変わらないのかも。
それでも、海軍で働くことに誇りを持って、家族と仲間を大切にする乗
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オルメイヤーの阿房宮(2011年製作の映画)

3.8

アケルマン2作目で少し落ち着いて鑑賞。

東南アジア(あるいは西洋文明から離れたところ)で白人が彷徨う話、好き。
ベトナムでさまよい、アマゾンでさまよい、インドでさまよい、タイでさまよって、だいたい皆
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囚われの女(2000年製作の映画)

3.8

初アケルマン

二人の関係がわかるまで、監督に騙されているような、何か隠されているような画面。そこに流れるラフマニノフの「死の島」 これは「ベニスに死す」のマーラーにも勝るとも劣らない存在感♬
最後ま
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メイド・イン・バングラデシュ(2019年製作の映画)

3.6

この数日前に見た溝口健二作品から遠く離れて、原色のカラフルな服を着て、男を罵りながら、自分たちの権利を勝ち取ろうと動き出す女性たち。

私達が服を安く買えるのには理由があるわけで、その「物」がどういう
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お遊さま(1951年製作の映画)

3.8

一つ前にレビューを書いた「雨月物語」より2年前の作品。

溝口健二はこの谷崎潤一郎原作のどこに惹かれて映画化したのかな?
ちょっとそう思うのは、間に挟まる男に魅力が感じられないから…?
あまり雄っぽく
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.5

10年以上前にスクリーンで見たけれど、また今回も引き込まれて我を忘れる97分。
簡潔なのにドラマチック。
ますます素晴らしい。

特殊メイクはしなくても、京マチ子と右近はみるからに怪しげだし、男の強が
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.0

ライ・クーダーのギター素敵すぎる🎸

風景と共に、自分も旅している気持ちになれるからロードムービーは好きなんだけど、その代表の一つのように言われてる今作。もう作られてから40年近く経つのに、全く古臭く
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.6

ずっと困った顔のコリン・ファース😞

美しい風景に心奪われ、二人の辛口ジョークのやり取りを羨ましく聞き、周りの人の温かさも心地よく、ワンコ🐕‍🦺も可愛い。
愛情豊かな関係を二人の役者が過不足なく演じて
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パリ13区(2021年製作の映画)

3.8

フランス人でもなければパリに住んだこともないから、13区と言われてもピンとこないけれど、住人だったら例えば「東京 北千住」とか「東京 高田馬場」のように感じるのかな?
急にオシャレ感が減るが…

アジ
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親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

3.6

60年ほど前にソ連で起きた話。
同じ国の中で、支配する側とされる側に分かれるのは恐ろしい。
小さな権限から大きな権限まであるだろうけど、支配する側になったらしがみついていないと。
何かあればいとも簡単
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欲望のあいまいな対象(1977年製作の映画)

4.0

77歳のブニュエル遺作。
ヨーロッパでは、色気も知性も財力もある魅力的な男でいようという文化が日本より強い印象だけど、欲望があってこそ、なんだろうな。

女二人が入れ替わることは私にはすごく自然で、こ
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英雄の証明(2021年製作の映画)

3.7

自分では善人と思っていても、善行を実現するのは難しいんだな。
本当に善行をしようと思ったら、匿名にするなどの慎重さが必要なのか。
あー。生きるって難しい。
ちょっとした保身でこんな状況に陥るなんて。
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自動車泥棒(1964年製作の映画)

3.5

ヴェーラの武満徹特集だったから、当然目当ては音楽であったけれど、もうその音楽が耳に入らないくらいのびっくり展開😵

いや、その時代、そんなことがあっただろうなとは思うけど、新宿?や馬場?や横須賀や、な
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青幻記 遠い日の母は美しく(1973年製作の映画)

3.6

シネマヴェーラ武満徹特集
何気なく豪華な俳優陣に驚きつつ、この映画のクライマックスは海中撮影か?と思われるくらいの冒頭の美しさ。

武満徹の音楽に焦点が当てられた特集なので、自然にそこへ耳がいくのだけ
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.6

ケネス・ブラナーの子供時代
路地裏で沢山の子供が遊ぶ姿は、昭和の下町のよう。
祖父母二人に超ベテラン役者を配して、まさに離れがたい故郷の暖かさを体現。「結婚して何十年たっても言葉が通じない」はリアルす
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.9

静かな中に人間ドラマが詰まってる。

慎ましい姉妹の夢と淡い恋、そしてバベットの過去と現在。自分の置かれた状況に抗うことなく生きていく女性たち。

彼女らを取り巻く村人たちも、人間臭い愛すべき人々で、
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.4

悪気はないけれど…
人間の感情を刺激するキュレーターの職にあるのに、この鈍感さ。
皮肉たっぷりに描かれる主人公に、抗議する少年。対照的なあの気迫は刺さった。

パーティに乱入する猿男もチンパンジーも何
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

4.3

これ、好き🍎
すごくいい📸

敬愛するケイト・ブランシェット様が惚れ込んだと言うのが納得です。

重大なネタバレになることは避けるべく、ぼかしておくけれど、ある「事実」に見終わってから気づいたわたくし
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シティ・オブ・ジョイ 4Kデジタル・リマスター版(1992年製作の映画)

3.7

1992年の作品
不思議と混沌の国、インドへ行ったアメリカ人が立ち直っていく。
視線はあくまでも西洋目線。
いまだに根強く残る独特な階級意識の中にあるインド人に比べたら、スウェイジ君の
悩みは自分で克
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湖のランスロ(1974年製作の映画)

3.6

ガッチャンガッチャンガッチャン
ヒヒーン🐴ヒヒーン🐴ブルルー
カッコいいドラム🥁🥁
これに尽きた。

馬上の槍試合、何も見えなくて最高!
試合も秘密の恋も、他人事のような視線。

ブレッソン初心者なの
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