パノプティコンさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

コットンテール(2022年製作の映画)

3.5

父親が妻の死をきっかけに、
大人になった子供と向き合うロードムービー。

子が成長すると認識する、
親の精神的な未熟さ、不器用さ。

人間性を理解したくても、
親のプライドに拒絶される感覚。

他人に
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.4

最初から最後まで、二転三転、
伏線回収もあり、飽き飽きする暇がなかった。
物語はシンプルで、深く考えることもなく、
テンポ良く楽しめた。
要所要所の派手なアクションシーンはコメディ要素もあり、映画館で
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ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.7

幻想的ながらも人間味溢れる映画。
長回しの映像から人物の仕草、表情が
鮮明に体感できた。

人間らしいシーンも勿論、
どこか夢を見ているような描写、音楽も印象的。
また、同じ構図でも環境、被写体の変化
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.5

テンポの良いカルチャー/コメディ映画。
要所要所の小ネタも面白く、
ポジティブでマイペースなサモアの国柄に癒やされた。

悪魔がはらわたでいけにえで私(2023年製作の映画)

3.3

美味しいオマージュを色々切り取って、
つなぎ合わせたような映画。
各シーンは濃厚ながらも、
良い意味であっさり終わって満足できた。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

叙述トリックとかミステリーではなく、
ヒューマンドラマ...

裁判シーンが極端に要約されることなく、
終始、緻密に描かれていたので、
映画と同じ時間感覚で傍聴することができた。

また、セリフだけで
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ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争(2023年製作の映画)

3.6

情報が複雑に凝縮された
静止画のスライドショー。
終始、魅力的なメディアコラージュ、
絶妙な劇伴に翻弄され、
20分とは思えない疲労感と満足感。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.6

ネガティブなフォレストガンプ
不安、違和感が払拭されず物語が進んでいく。
緩急もあり、ストレスを抱えて安心感に浸る
複雑な感情になった。

ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

3.8

話の内容、登場人物は憂鬱な雰囲気。
それに相反するような、
美しいロングショットには思わず見惚れる。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.7

神的存在、力で、
自己保身第一の家族が崩壊していく様に唖然。
バリー・コーガンの静かに狂っている演技は圧巻で、
レクター博士にも迫る不気味さを醸し出していた。