ぴよまろさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ぴよまろ

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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.0

タイトル通り、バタフライ効果をテーマにしたタイムリープ映画。タイムリープを扱った映画として、間違いなく金字塔。

タイムリープを繰り返すうちに、自身、愛する人、周囲の人間の人生を狂わせてしまい、過去を
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.3

出来心からの狂言誘拐が予想外の展開により凶悪事件へと発展していくサスペンス。そしてブラックコメディ(らしい)

一貫して雪景色。それが独特の不穏な空気を持って、狂言誘拐が全て悪い方向に展開していく様を
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真夜中の弥次さん喜多さん(2005年製作の映画)

1.7

宮藤官九郎初映画監督映画。

作中で繰り広げられる夢と現実と幻覚が溶け合っており、シュールすぎる内容。宮藤官九郎さんの他人には理解しにくい表現が色濃く出ている映画だと思います。正直、ついていけていない
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偉大なる、しゅららぼん(2014年製作の映画)

1.9

「鴨川ホルモー」「プリンセストヨトミ」に続く、万丈目学原作の映画。琵琶湖湖畔で力を伝承する家の不思議映画。

次々に力を持つ家の人物が登場し、日本らしい不思議世界の世界観が構築されていく様子は面白いの
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プロメア(2019年製作の映画)

3.7

ライバルと時に戦い時には協力して強大な敵と戦う、少年漫画的王道ストーリー。

圧倒的な熱量と迫力で、映像+音で楽しませてくれるアニメ映画。理屈とか文脈とかを吹き飛ばすほどの熱さと勢いのある作品は、実写
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

主人公、その友達、元カノ、ナンパされた女子、ヤクザの組長を主軸に展開され、それぞれの登場人物の行動により、他の登場人物の運命に知らぬまに影響を与えていく物語。とても複雑な仕掛けなものの、基本コメディと>>続きを読む

かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.7

ヘルシンキの食堂で、3人の日本人女性による日常を描いた物語。

雰囲気映画の代表作。大変良い意味で何も起きず、ただ穏やかな日常が流れていくのみ。その日常が、3人の飾らない演技が非常にマッチして、全体の
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女子ーズ(2014年製作の映画)

2.8

個人的な理由を優先する、ステレオタイプな「女子」が、悪の秘密結社と戦うギャグ物語。

福田雄一監督&佐藤二郎&ムロツヨシの福田組による大変「しょうもない(誉め言葉)」映画です。佐藤二郎さんのほぼアドリ
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ピンクとグレー(2016年製作の映画)

1.4

このレビューはネタバレを含みます

大スター俳優が急死し、その親友である主人公が踏み込んだ芸能界で迷いながら生きていく物語。そして宣伝にある62分後の衝撃の展開。

前半の62分は、やりつくされた青春映画で、まったく面白くありませんでし
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アラジン(2019年製作の映画)

3.7

かの有名なディズニーアニメの実写化映画。山寺宏一さん目当てに吹替版を鑑賞。

いくつかアニメとの違いがありましたが、どれも現代風にアレンジしたという意味で、良い方向に効いていると思います。ジャファーの
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

5人の犯罪グループが引き起こすクライムミステリー。誰もが恐れる謎の人物カイザーソゼとは?な映画。

ラスト直前まで、伏線をちりばめておいて、自然とそれが頭に残るように作られており、最後で畳みかけるよう
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キサラギ(2007年製作の映画)

4.2

自殺したアイドルの事件の真相を、そのファンだった登場人物たちが迫っていく密室ミステリー&コメディ。

舞台が一つの空間に限定されていて、多くは会話劇でしめられるので、とても舞台演劇に近いのですが、次々
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花戦さ(2017年製作の映画)

2.8

池坊専好という一介の僧侶が、得意とする華道をもって、当時の権力者である豊臣秀吉に挑んだ物語。

現代にも続く華道の流派である池坊専好の初代にあたる人物が主人公。千利休をはじめ、安土桃山時代の文化人との
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みうらじゅん&いとうせいこう 20th anniversary ザ・スライドショーがやってくる!「レジェンド仲良し」の秘密(2017年製作の映画)

2.5

2人でやっているイベント「ザ・スライドショー」を、関係者インタビューや過去の公演映像とともに20周年を振り返るドキュメンタリー。

2人ともサブカル界隈では抜群の知名度を持ち、世の中に浸透した言葉も多
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ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE(2015年製作の映画)

2.5

映画にするようなものではありませんが(作中で蛭子さんが言っている通り)、テレビ版のゆるゆるした雰囲気のまま、台湾で路線バスの旅を行う、というだけで充分だと思いました。

中身は、いつも路線バスと変わら
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.9

ひたすらに埼玉を「面白く」おちょくる物語。ついでに千葉や群馬などもおちょくられる、とてもよくできた素晴らしい茶番劇。

埼玉(+千葉神奈川群馬)のあるあるネタ(海なし県、千葉とのライバル関係、草加せん
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

人間と妖怪が当然のように共存している鎌倉を舞台に、作家の一色正和と、その妻亜紀子が、事件を解決しながら暮らし、自分たちの運命に気が付く物語。

鎌倉の闇市や江ノ電のシーンは、そこに暮らす妖怪たちの様子
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.0

有名現代美術館のキュレーターである主人公が発表した美術作品「ザ・スクエア」を発表し、過激なPRが騒動を生み、主人公はどんどんドツボにはまっていき、非常に皮肉な展開が待つ物語。

格差社会を皮肉的に描い
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ベイマックス(2014年製作の映画)

3.2

優秀な工科大学生である兄タダシが残したケアロボット・ベイマックスをはじめ、同じ工科大学の仲間たちと、心を閉ざしていた主人公ヒロが成長する物語。

象徴であるベイマックスのデザインが可愛らしく、ケアロボ
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本能寺ホテル(2017年製作の映画)

2.7

流されるままに生活していた主人公が、偶然泊まった京都本能寺にあるホテルに宿泊し、そこのエレベーターで本能寺の変1日前の織田信長と出会う物語。

主人公が、織田信長に出会い、彼の「誰もやったことのない天
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デビルマン(2004年製作の映画)

1.0

日本映画史上最低の名を欲しいままにする本作。

演者のセリフが棒読みなことが有名ですが、脚本もかなりひどいです。デビルマン世界の状況をだらだらとセリフで説明するだけ。登場人物のセリフに矛盾だらけ。
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ノロイ(2005年製作の映画)

3.0

モキュメンタリーのホラー映画。

パッケージの仮面からして恐ろしく、作中に出てくる鳩、アルミ、犬など、日常的なアイテムまで気味悪く見えてしまいました。

閉鎖された地方民俗の怪奇現象(これがそもそも気
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

インドのスラム街で育った青年が、運命に導かれるかのように「クイズミリオネア」に挑戦し、次々と正解していくという物語。

クイズの進行に伴って、その正解がなぜ分かったのかが幼少期の経験のシーンに切り替わ
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監督・ばんざい!(2007年製作の映画)

1.6

最も得意なギャング映画を撮らないと宣言した北野武監督が、様々なジャンルの映画に挑戦しては上手くいかず、現実の北野武監督と重ね合わせるような展開のブラックコメディ映画。

序盤、様々なジャンルに挑戦して
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セラヴィ!(2017年製作の映画)

3.8

多くの登場人物が、みんな人間らしい性格を持って、ちょっとずつ結婚式の予定が狂っていくコメディ映画でした。登場人物が皆、ちょっとずつ性格が悪く自己中心的なのが、フランス人のリアルさを演出していました。>>続きを読む

鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーはそれほどですが、京都大学を中心とした不思議世界の世界観とそれに青春?する大学生がなぜか魅力的に感じました。原作がきっと面白いに違いない。

中盤までその世界観に入れるかどうかで評価が決まる
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裁判長!ここは懲役4年でどうすか(2010年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトル的にもっとコメディだと思ったら、あまりそんな感じではなかったです。むしろ、普通のドラマのような感じで、それなりに裁判を傍聴人からみた映画です。実際連ドラもやっていたようで、もしかするとそちらの>>続きを読む

プリンセス トヨトミ(2011年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

親から子へと受け継いでいくという絆的なものが描きたい、というのは分かるのですが、いかんせん、ファンタジーものだとしても話に無理がありすぎてついていけませんでした。

とはいえ、中盤の大阪の秘密公開まで
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ワイルド・ワイルド・ウエスト(1999年製作の映画)

3.1

スチームパンクと、保安官とその相棒の2人が痛快なやりとりをしながら敵と戦うという西部劇スチームパンクな映画。ストーリーはあまり記憶に残らないというか、それほど大事なことを話していないので気にしなくても>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.5

コメディ映画のはずが、「ヒトラーの格好をした演者がドイツの町を実際に歩き、一般の方のリアクションを作中の映像として使用している。」という裏設定を考えると、なかなか考えさせられてしまう映画でした。

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劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日(2012年製作の映画)

3.3

本部が出てきたり、映像効果が豪華だったり何かと劇場版らしいものの、良くも悪くもテレビ版の延長なので、テレビ版が好きな人でないと楽しめないと思います。

全体的に、やはりNHKの真面目な人が作っているな
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

3.0

「かもめ食堂」的なゆったり雰囲気な映画。そして春夏秋冬で各季節のお客様をお迎えするオムニバス形式。

最初は田舎に憧れるものかと思ったが、そうでもなく、大体のことは料理で解決という、単純なものでもなく
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天地明察(2012年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーは、真面目な学者が努力して成果を出す、というもので、共感しやすくとても面白かったです。

保科正之の活躍が多く、名君らしい演出に、丁寧な作りを感じました。(協賛に福島民報が入っているから?笑
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逆転裁判(2011年製作の映画)

2.2

成歩堂が思いの外ハマっていました。ハイネのくだりがあまりにも怖過ぎ(良い意味で)といった点で、演出は予想以上によかったです。

一方で、限られた時間で、事件の背景・登場人物を説明しなければいけないので
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.1

今敏監督の作品の中で一番好きな映画。

御都合主義なトコが多すぎ!とも思えるけど、それを許せるぐらいの魅力的なキャラクターとストーリー。たまにはこういう出来た話があってもいいじゃないか、って思えました
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バブルへGO!! タイムマシンはドラム式(2006年製作の映画)

3.1

当時のことは知識でしか知らないけど、実際経験している人ならもっと楽しめるんだろうなー、という映画。
経済の話もほんのちょっとだけ出てきますが、あくまでほんのちょっと。
むしろそんな経済の話は放っておけ
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