ポンタさんの映画レビュー・感想・評価

ポンタ

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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

4.0

旅行先で出会い、仲良くなった家族からの招待状、それは最悪の結末への片道切符でもあった
彼らと過ごす内に生じる小さな軋轢、不快感、それは文化の違い?ニュアンスの違い?だけど、それは思い過ごしの筈だから…
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水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

4.5

野球部のグランドから飛んでくる砂の積もった、水のないプール
その砂の掃除を、体育の補習として命じられた、ココロとミク、そして、水泳部のチヅルとユイ
女の子だから、子供だから、生き辛さを抱えた少女達が、
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キングオージャーVSキョウリュウジャー(2024年製作の映画)

4.5

こんな最高のブレイブで良いのか!?と思えるアニバーサリー映画
うっちーのやらかしが想像以上にとんでもないやらかしで、歴史が変わるの変わるレベルが、根本から変わってしまったのが、衝撃
何がたちが悪いか、
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キングオージャーVSドンブラザーズ(2024年製作の映画)

4.0

混ぜるな危険!とんでもなくドタバタでとんでもなくハチャメチャな劇場版
何故、彼らが死の国、ハーカバーカに?と思ったら、恐ろしくドンブラらしい力技で笑ってしまうものの、納得してしまう恐ろしさ
短い中にも
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

5.0

人生初のインド映画
お人好しのパワンと、声が出せない少女シャーヒダーとの交流を描いたロードムービー
インド人のパワンもただのお人好しではなく、ハヌマーン神を信仰するヒンドゥー教の教えのベースがあり、そ
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.5

怪獣映画、と云うよりかは、ヤンキー映画
昭和怪獣プロレス、の時ともなんだか違うんだよなぁ……
やっぱり、巨体に対して、動きが機敏すぎるのも、イマイチ乗り切れない画なんだよなぁ
テンションで押し切りまく
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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.5

難しかった
内容としては、後から思い返すと納得出来るものの、上映中はとにかく静かで、物語に大きな起伏があるわけではなく、登場人物達も、なかなか心の内を観ている側に見せてくれない
この人達は、一体何を考
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クラユカバ(2023年製作の映画)

4.5

不思議な轍を残し、多くの人々が疾走する事件が起こっている、とある町
講談を聞くかのような、レトロスチールパンクミステリー
主人公の荘太郎の、やる気なく見えながらも、根底にある正義感や、責任感、仕事仲間
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クラメルカガリ(2024年製作の映画)

4.0

炭鉱内の地図を描くこと、地図屋を生業としているカガリを主人公に、“箱庭”、と言われる小さな世界に潜む、大きな事件に巻き込まれながら、自身の生業を改めて見つめ直していく
カガリ自身は地図屋に対して好きで
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.5

毎年、自身の誕生日付近に封切りになるため、誕生日プレゼント的な意味で観ている
一作目、時計じかけの摩天楼、から映画館で追いかけてきた劇場版、昨年の、黒鉄の魚影、のクオリティが素晴らしかったため、今作が
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

5.0

伝説のホラー映画、【オーメン】の前日譚
この手の映画にありがちな大味さは全くなく、ストーリーの面白さもさることながら、どのカットも芸術的に美しく、どの場面も一枚絵として成立する

背景にある、70年代
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毒娘(2024年製作の映画)

5.0

“ちーちゃん”が顕にしていく、ある家族の闇
上映開始直後から、ボロボロの赤い服に、裁ち鋏を振り回し、大暴れする“ちーちゃん”
神出鬼没、なのに侵入の様子は丁寧に見せてくれる“ちーちゃん”アンバランスな
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.5

8月31日、突如として現れた異星人の母艦、変化していく、そんな変化を余儀なくされる世界に、少女達が巻き込まれながら、かつての“日常”を取り戻すために藻掻いていくストーリー、と思いきや、特に何かが起こる>>続きを読む

ペナルティループ(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

大切な恋人を殺した人間に、何度でも復讐出来るとしたら?その先に幸福は、救いはあるのか?

とある契約に同意した主人公 岩森が6月6日を繰り返すタイムループサスペンス
何度も加害者である溝口を殺す内に疲
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ビニールハウス(2022年製作の映画)

4.5

貧困、訪問介護先の、初期の認知症の盲目の主人、重度の認知症のその妻、老衰により弱った実母、グループセラピーで出会ったメンヘラ女性、間もなく少年院から出てくる最愛の息子
自傷癖のあるムンジョンの周囲は、
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12日の殺人(2022年製作の映画)

3.5

ある日、女子大生クララが何者かによって焼殺された
犯人は誰なのか、事件を操作する中で、次第に事件そのものに呑み込まれていく刑事達
事件の真相は分からない
何故彼女は殺されたのか、概要から見えてくる女性
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変な家(2024年製作の映画)

3.5

奇妙な間取りから始まる予想外の展開を見せるミステリーホラー
原作が手元にあるものの、未読であるために今作はこの映画が初体験
とにかく登場人物のキャラクターのアクが強い
その面白さがまずは魅力
佐藤二朗
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ハンテッド 狩られる夜(2023年製作の映画)

4.0

深夜、不倫相手と共にしたモーテルの帰りに立ち寄ったガソリンスタンド内のコンビニ
突如として狙撃される主人公アリス
無慈悲で冷酷、正体不明のお喋りスナイパー
正確無比に飛んでくる重激から、どう逃げ出すか
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ブルーを笑えるその日まで(2022年製作の映画)

5.0

片田舎の学校で、周囲に馴染めず孤立するアンの元に現れた、別室登校のアイナ
限られた夏休みを二人で過ごす中で、あらためて突き付けられる、些細なことで同じではいられなくなる、と云う、学校と云う狭いけれど、
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

フランスの人里離れた雪山、作家のサンドラの夫、サミュエルが転落死した
これは、事故か、自殺か、はたまた殺人か?しかし、本質はそこではない
様々な証言から夫婦関係の多様な面が見えてくる
単なるミステリー
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ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突(2024年製作の映画)

4.0

映画でありつつ、本編の延長線上のようにありつつも、しっかりと「親子」と云うテーマを描いた作品だった
今回は特に、SKaRDのメンバーの活躍、粘り強さに心が湧き立つ
これは、前半のゴンギルガンとの戦闘が
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フレディ・マーキュリーThe Show Must Go On(2023年製作の映画)

2.5

「フレディ・マーキュリー、彼の本名が、ファルーク・バルサラ、であることを知る者は少ない」
それは、彼がフレディー・マーキュリーとして、その生涯を走り続けた、まさに、The Show Must Go
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

アリ・アスター監督による、家族間の歪な愛の物語
とにかく、想像することを悉く超えてくる嫌なことが起こり続ける
出てくる登場人物達に、誰一人としてまともな人間は一人もおらず、けれど、言動のひとつひとつに
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違う惑星の変な恋人(2023年製作の映画)

5.0

なんだか少しズレた人達が、ズレているのか、本質なのか、ちょっと分からない会話を繰り広げる、爆笑ではないけれど、終始、くすりと笑ってしまう、本編にもボーリングが出てきて、サッカーの話題も豊富だけど、ボー>>続きを読む

サウンド・オブ・サイレンス(2023年製作の映画)

3.0

古いラジオを主人公の父親が修理したことから始まるサイレントホラー
なんだか、良い所と悪い所を反復横跳びするような作品で、途中迄は演出もしっかりと凝っていたのに、急に設定を放り投げた感じがあるのと、低予
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熱のあとに(2023年製作の映画)

4.0

愛するホスト隼人をナイフで刺し、沙苗は出所後、健太と結婚した
世間から認められなくても、貢がされ、その資金のために身体を売ることになっても、あのホスト、隼人を愛していた
愛とはなんだろう、愛すること、
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

アイルランドの美しい景色の中で流れる、台詞も最低限で、静かで、まるで絵本のような物語
主人公のコットの心境の変化も、静かながらも丁寧で、彼女を預かる、アイリンとショーンの優しさも、温かさをしっかりと感
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

5.0

約20年、DESTINYの頃に抱いた不満や、キラへのなんとなくの、そうしたものの不快感等を、あまりにもスッキリと、豪快に解決する、なんだか、ずっと待っていたものが、本当にスッキリと、強烈に描かれていて>>続きを読む

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

4.5

“幸せは誰かの不幸で成り立っている”
誰しもが、いつかはなんとなく思っていることを、グロテスクな程に生々しく、強烈に描く、新感覚でいて、根源的な恐怖
どこかで本当に起こっているのでは?、と思わせる歪な
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最悪な子どもたち(2022年製作の映画)

4.0

不思議な、それでいて強烈で、子どもたちの感情、表情に惹き込まれていく
劇中劇にはなるものの、そこに存在する彼ら彼女らの気持ちや境遇は、現実に非常に近しいものがある だからこそ、その剥き出しで荒削りで繊
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大学での出来事(2020年製作の映画)

4.0

大学での銃乱射事件をテーマに、ワンシチュエーションで20分間常に緊張感が漂い、観ている側も息を潜める状況に追い詰められる
非常に苦しくなるが、銃社会のある国では、これもまた、いつでも起こり得ることなの
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宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

5.0

最初から最後迄、とにかく明るく、笑って楽しめる痛快コメディ
三谷幸喜にも通じる笑いで、最後のちょっとした友情と僅かなロマンスの全体の塩梅も良く、本当にこんなくだらないことで、南北の関係が改善されたらな
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消えない灯り(2022年製作の映画)

3.5

空き家問題をこうした形で切り取りとは
主人公の性格の端々に見える父の優しさの受け継ぎ、“家”を守ることの困難さも描きつつ、優しさに溢れている
生き方の見つめ直しも含めて、なんのために、“帰る場所”、が
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

4.5

サンクスギビング発祥地、マサチューセッツ州プリマス、ショッピングセンターで群衆が昏乱したことにより、多数の犠牲者が出てしまう
その1年後、その混乱の元となった高校生や住民達が、次々に何者かによって様々
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NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

4.0

序盤から終盤にかけては、静かに静かに、物語は泥の様に流れていく
そして、クライマックス、真相が判明してからは、それこそ映像内の業火の様に全てが焼かれ、観る者を呑み込んでいく
クリスティーンの心の内の罪
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