レビュ彦さんの映画レビュー・感想・評価

レビュ彦

レビュ彦

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.5

思い返すには空っぽな記憶が、手の届かないくらい遠く美しいものになってしまったせいで、世界一幸せなパラレルワールドの自分が出来上がってしまった。

思っていたより恋愛臭くてかなわんかったけど、ラストはグ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

皆さん、もう一度ストーリーを多少なりとも把握して観直したら良い。PART2がPART1に優っているところなんか一つもない。豪華キャストも水の泡。PART1がPART2のことを考えずにもう少し良いラスト>>続きを読む

ワールド・オブ・グローリー(1991年製作の映画)

4.5

ロイ・アンダーソンの作品の中では一番グッと来た。

衝撃のファーストカット。


1.66:1

ラスト・リペア・ショップ(2023年製作の映画)

4.7

楽器修理のドキュメンタリーだと思ったら、そこで働く人々の経歴を巡る物語だった。

とはいえ、めちゃくちゃ感動的でOscar goes to 本作。

全人類にお勧め。


2.39:1

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

4.0

監督・脚本・主演でここまで自分を輝かせることができるブラッドリー・クーパーのセルフプロデュース力には脱帽。

でも何か、これを観て僕たちが満たされるかと言ったらわからん。

メイクすごい。



1.
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

少なくとも、監督の中には確実な一つの真実を持っておいてほしいけど、この作品にはそれがないように思えた。決まり手の悪い、誰も知らない結末に興味がなくなってしまった。

落下の真相は核心をつくところまでは
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.5

ジェフリー・ライトの良さがこれでもかと言うほど活かされていてめちゃ良い。キャストがみんな良い。

ただ、メタが裏返って結局普通の映画になってしまっている感がある。

それが狙いなのだとしたら、この映画
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.2

【タイトル】
ボーはおそれている

【概要】
ボーはおそれている

【あらすじ】
ボーはおそれている

【解説】
ボーはおそれている

【この映画を一言でまとめるなら】
ボーはおそれている


※ネタ
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

映画の中に映画とドキュメンタリーがあって、さらにはこの映画自体が映画とドキュメンタリーの間を行き来する。

見つけてしまった、映画を再生する理由を。鍵はもう手の中にある。きっと、何かが開くだろう。溢れ
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レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

3.9

きちんとお互いの意見を言える関係って良いよねと思っていたけど、そんなの関係が深まる前からゴリゴリ言っちゃえば良いんだねと学んだ。

エリック・ロメールの映画を観ると、だいたい世界は一緒なんだねとなる。
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

4.6

6章くらいまで観れる。

1章はキャラクターの個性で十分面白かったけど、2章は俳優の演技力を楽しめる。ハ・ジョンウ好きだ。


2.35:1

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.6

めっっっちゃ良い。激重ストーリー×アベンジャーズ。

ハ・ジョンウとチュ・ジフンはアベンジャーズに追加。


2.35:1

アナと雪の女王/エルサのサプライズ(2015年製作の映画)

4.0

目と口だけのシンプルキャラがいつだって一番可愛い。


2.24:1(negative ratio)

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.3

難しい。
でもエルサがディズニープリンセス史上1位。


2.39:1

ミッキーとカンガルー(1935年製作の映画)

3.9

カンガルーの首から上をこれで良しとした奴出てこい。


1.37:1

ミッキーのキャンプ騒動(1934年製作の映画)

4.1

これを観てあなたはどう思うか。
彼らのことがちょびっと嫌いになる。


1.37:1

昼顔(1967年製作の映画)

4.0

初ルイス・ブニュエル。

地味にセンセーショナルな作品だった。
目を離せる隙がない。カトリーヌ・ドヌーヴだから?いいえ、内なる感情と外に発する感情や発言が真逆だったり、夢みたいな現実なのか現実みたいな
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.8

私は目がバチバチにキマッている人間が好きだ。
70〜80年代のアル・パチーノみたいな目が。このデヴィッド・バーンはその目をしている。そしてキリアン・マーフィに似すぎている。


『アメリカン・ユートピ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

成長して凛々しい顔になったエマ・ストーンのカッコ良さたるや...自分で考え、自分で決断して、自分で進むってこんなにカッコ良いことなんだ...

ロンドンに帰郷してからの自分を作り上げた親や友に対する正
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彼方に(2023年製作の映画)

4.2

衝撃的なシーンの強さから、痛いほどの喪失感に思わず胸がキリキリした。このきっかけで持ち直せるあなたは強い。


2.39:1

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.8

脱北のためにはここまで遠回りをしないといけないのか...想像を遥かに超える険しさ...

誰かが疑念を抱かないと一生閉ざされたままの人生になってしまうのが恐ろしい。
祖母も孫も口を揃えて「偉大な金正恩
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コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

4.5

大好きエマ・ストーンがベスト5映画に選んでいたので鑑賞。

エグい。
この監督にならジョジョの実写を任せられる。

こんなところにも可笑しなキャラで登場するティム・ロス本当最高だ。

最後はもう実写版
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フィツカラルド(1982年製作の映画)

5.0

初ヴェルナー・ヘルツォーク。

とてつもなさすぎる。映画を作っているつもりが、伝説を作っちまってるわ。

戦争映画以外でここまでの迫力をもった映画は観たことないかもしれない。

妙に静かな胸騒ぎや、飾
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メイキング・オブ・ドッグヴィル 〜告白〜/ドッグヴィルの告白(2003年製作の映画)

4.5

大好きな映画のメイキングをようやく鑑賞。

2作目の『マンダレイ』で主要キャストほぼ全員いなくなった理由がよくわかる。
ラース・フォン・トリアーは本当に厄介な人間に見えるけど、ずっと内なる何かと戦って
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ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

4.3

ただでさえ、何も前に進まなくても多幸感が押し寄せるカウリスマキ作品なのに、こんなのされちゃ嬉しいね、でも史上最強の皮肉映画にも思えてしまうね。

最初に少年が逃げた時に追わなかった時点で、俺には分かっ
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