レビュ彦さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.9

こんなに良いキャストがたくさん集まっているなら、別の映画を撮った方が良いと思ってしまった。

この監督がそもそもこんな量子世界とか向いてなさそう。可哀想だ監督が。

MCUとはここでオサラバしても良い
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.5

音楽がトレント・レズナー&アッティカス・ロスでした。最高だ。

完全にホラー要素を消し去った方がトンデモ傑作になった気がするし、それのせいでマーク・ライランスの怪演がただの見世物みたいになっているのが
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.6

なんかめちゃくちゃヒーロー見参みたいな後ろ姿のカット超笑っちゃった。クソカッケェよパク・チャヌク。


メインキャスト2人が正解すぎて、特にパク・ヘイルのこの可笑しさは神が舞い降りてる。ちなみにこの可
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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

4.3

心の整理も別れの準備も何もかもが慌ただしく、果たして本当にうまくいくのか、そもそもうまくいってどうなるのか。そんなことを考えながらさらに慌ただしさは加速していき、いよいよその時へ。


エンドロールの
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.8

ちょっと元気すぎてついていけなかったし嫌いなところもあったけど、デカくてもふもふならそれだけで良い。


1.85:1

ウィッチ(2015年製作の映画)

4.2

こういう映画をこれくらいの尺に収めてくれる時点で監督に信頼しかない。

でも最初のいないいないばあ以降ずっと疲れる。


1.66:1

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

4.2

オスカー・アイザックはアレックス・ガーランドとの相性が間違いなく良い。


2.39:1

セブン・サイコパス(2012年製作の映画)

4.5

一瞬でコメディになり、一瞬でドラマになるこの切り替わりのスムーズさ、勝てない。
そしてそれができる俳優たちの演技力に感服。

初期長編2作の日本版ビジュアルのダサさはなんなんだ一体。

これにてマクド
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

4.2

最終盤、ミスター・ガラスのこれまでに辿ってきた自己理解/自己覚知を思うと涙が止まらなくなる。

「は?」ってところもあったが、愛すべき映画だ。


2.39:1

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

こんなに映画を大好きになるきっかけとなった『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー待望の新作&大傑作のくせに邦題ダサすぎて泣いた『ヒットマンズ・レクイエム』の主演タッグという、期待値爆上がり状態>>続きを読む

Haulout(原題)(2022年製作の映画)

5.0

水族館で氷をジャボジャボ食べては吐き出している姿を見て以来、心を奪われ続けているあの怪物。

俺は彼らが生き残るなら、息も我慢する。


1.89:1

スプリット(2017年製作の映画)

4.6

若き日のヘイリー・ ル・リチャードソン、この役自体はあんまりだけど、昨今の活躍本当最高だ。

そしてアニャ。神になる前の人間味のあるアニャ。つまり一番可愛い。

この2人目当てで観たはずなのにジェーム
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無垢の瞳(2022年製作の映画)

4.4

素晴らしいね。早く『幸福なラザロ』観たい。

実写短編はこれが獲ってもらってまったく構わない。


1.66:1

ぼく モグラ キツネ 馬(2022年製作の映画)

4.0

この優しい世界に耐えられないくらいに疲れてるわ。本来なら正面から受け止めたいのよこの優しさを。

モグラの挙動に笑顔。

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

4.3

そこまでやってもらわなくてもいいくらいの渾身の作品だった。映画自体がもうヴァルハラ行き確定してる。

ロバート・エガースにしては(というか『ライトハウス』しか観てないけど)真っ当な映画だったなと感じつ
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.5

曲は知っているってのは多かったのだけど、改めて調べたら『テオレマ』『ソドムの市』『遊星からの物体X』『アンタッチャブル』『ヘイトフル・エイト』くらいしか観ていなくて、モリコーネ作品全然観てないじゃんと>>続きを読む

ネッド・ライフル(2014年製作の映画)

4.9

ヘンリー・フールから滲むカルマ。大感動。

堂々たる三部作の完結編。単体じゃとても評価できない。
ヘンリー・フールのいる世界を創り出してくれてありがとうハル・ハートリー。

サントラがあまりにも良すぎ
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フェイ・グリム(2006年製作の映画)

4.5

ずっと斜めでヤバい。途中までそれに気づかなかった自分もヤバい。

思いもしなかった続編、意味不明すぎる。果たして『ヘンリー・フール』製作中からこの続編の構想があったのだろうか。

ラストシーンは相変わ
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ヘンリー・フール(1997年製作の映画)

4.6

この世界の空気や登場人物の話す言葉、行動、感情のバランス、そのすべてがハル・ハートリーで尊みが爆発する。

自分の中ではPTAに並ぶくらい大好きな監督になってきた。

『ヘンリー・フール』から始まる三
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.4

初荻上直子。

一瞬でキャストを好きになる。

しっかり笑えるところと、ここで笑えるのは俺だけで構わないと思ってしまうような人それぞれの好みに合う笑いのバランスが心地良くて、つまりずっと笑顔。不幸でも
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FLIRT/フラート(1995年製作の映画)

4.6

最初のシーン、パーフェクトすぎる。

ハル・ハートリー(ネッド・ライフル)のサントラめちゃくちゃ良いよねどれも。


やってることもかなり面白いし、ハートリー組みたいな俳優全員いるし、ゾクゾクするので
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冷たい水(1994年製作の映画)

4.1

初オリヴィエ・アサイヤス。

少年と少女の初期衝動みたいな映画はあんまり好みではなく、この映画も例外ではなかったが、主演の女の子がずっと魅力的で良かった。男の子はいつだってペラッペラで本当ダサくて泣い
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激突!(1971年製作の映画)

4.2

理不尽だ。最近観たヒッチコックの『鳥』くらい理不尽だ。


ディーゼルモンスタートラックの圧倒的な迫力と見事な死に様に泣いた。


1.33:1(television ratio)
1.85:1(th
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Women Reply(英題)(1975年製作の映画)

4.0

MUBI、アニエス・ヴァルダめちゃくちゃ観れるやんけ日本語字幕ないけど。

アニエス・ヴァルダに味方されてえなぁ。


1.37:1

NIMIC/ニミック(2019年製作の映画)

4.1

もしかして『AFTERSUN』もう観れんじゃね?って思ってMUBI登録したら全然観れませんでしたが、観たかったヨルゴス・ランティモス×大好きマット・ディロンの短編があって感謝。


初めて英語字幕で映
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午後の網目(1943年製作の映画)

4.0

本当に夢で見たようなことを映像化してそうで頭おかしくなる。


1.37:1

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

4.6

「未来の話をしましょ。」で泣いた。

めちゃくちゃ傑作だ。


奥華子のサントラがどう考えても青春のテンポ。


もしかしたら好きかもしれないと思って鑑賞した自分の嗅覚の鋭さに感動。


自分がまさか
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浮草(1959年製作の映画)

5.0

カラー小津、強者すぎる。


清の顔の見えないシャドウショット恐ろしすぎて一瞬で目が覚めた。


親方、酷いやつだなとも思うが、それにも増して哀しいほどのボキャブラリーの無さが救えないドアホであんたは
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(1963年製作の映画)

4.6

この不条理さ、ヤバい。


破壊されたダンの頭部への3段階ズームカメラワークでHAL9000へのトラウマ思い出した。

BGM使わないの本当好き。


1.37:1(original & negati
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ライリーの初デート?(2015年製作の映画)

4.0

こういうことをいくらでもやってもらって構わない。


1.78:1

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.8

ケリー・ライカートの『オールド・ジョイ』で、"悲しみは使い古した喜び"って言ってたの思い出した。

俺の司令塔はビビリかな〜。


1.78:1

マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

4.5

想像以上にダメージを受けた。

仕事初めが嫌だったので仕事のモチベが上がる映画5選みたいなやつから選んだはずが、今すぐ仕事辞めたい。

アナ・ケンドリックが崩壊した時、良すぎる。

原題の『Up in
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スワン・ソング(2021年製作の映画)

4.7

昔々に観たいと思ってチェックしていた映画がApple TV+で観れた...感謝...

マハーシャラ・アリとナオミ・ハリスつったら『ムーンライト』のあの良質な演技思い出しちゃう。本作も本当に良かった。
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