毎日映画さんの映画レビュー・感想・評価

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CURE キュア(1997年製作の映画)

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 面白い方のダークナイト(セブンでもあるが…)

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

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 ストックホルム症候群の話、が反転していく。ピグって、ピグり返しのエディを匂わせて強制ピエタ。(連れ去られた女は母になり最後は逆に男を寝室に連れ去る。男のモラハラの質もマニピュレーターのそれから反抗期>>続きを読む

フィフィ・マルタンガル デジタル・レストア(2001年製作の映画)

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 ジジイになってから作らないと出せない軽みと粋いうのは多分あって、これもそうだし、リヴェットのパリカクやウディアレンのレイニーデイ〜とか、長生きもするものだと思う。

セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

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 これを発展させたのが地に堕ちた愛と彼女たちの舞台。

 全ての登場人物を関わり合わせて効率的なストーリーテリングのための駒に還元したりだとか、「伏線回収」だとか辻褄が合ってることだとか、そんなのこと
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ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 フィルマークスでこれ見てエモかったとか言ってる人は信用しません。資本主義の論理が芸術家を捕らえると、芸術の成功はチケットがソールドアウトになり過剰に消費される事になってしまう。
 企業や資本主義の論
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ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

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 ユーモラスな(俺にはそう見える)イメージの連鎖、ズラしによってストーリーテリングしていく感じ。

(これは自慢ですが、前回観た時から数年経ってますが、全ショット記憶してました)

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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 意外と面白い。ペドロコスタをポップな大河ドラマにした感じ?そういう演出やるんだという。人物の描き方が雑で、ノリでやってんだなとは思う。カット割と音楽でやってる。
 どうでも良いけど、ジュニアはエスポ
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

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 白竜のおちょぼ口が好き。役者が皆良い顔をしているしそれが撮れてる。演技を映した画面で語るしかない映画という表現で、そういう強度を一貫して持ってるというのは、当たり前でそれが一番むずいんだが、こいつぁ>>続きを読む

ヴィタリナ(2019年製作の映画)

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 薄暗い曲がり角と神父の座る姿勢が、空間が歪んでるようにしか見えないのをサラッと入れてる感じはある。最後の丘陵の墓場も三脚を斜面にそのまま立てたりして。
 やっぱり画面が無闇に語りすぎない寡黙な感じが
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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 スマホ(映画を台無しにする装置)の時代でもオールドスクールなメロドラマはやれる、という身も蓋も無い事実を突きつけられて、そういう事なんだよねとしか言えない。

コロッサル・ユース(2006年製作の映画)

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 実際に生きてる人にその人生を語らせるっていうのは空族と通じるものがある。たぶん順番は逆なんだろうけど。

恋わずらいのエリー(2024年製作の映画)

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 フォーカスだけで説明しようとする感じがある。人が世界と断絶してる。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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 何も起こらない。関係し合う人々と出来事が並んでいるだけ。確かに現実はそういうもんだがわざわざ映画としてやる必要はあるのか。出来事を並べていけば時間の経過(=変化)は発生するけど、それは話かと言われる>>続きを読む

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

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 ロードムービーでニューシネマという、イージーライダーに始まるお決まりの語り口とも言えるけど、ウィラードは既に負けた身でありながら、その先の道を往く事を選んだ(選ばされた)人な訳で、ロードムービー極ま>>続きを読む

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