Marikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

これを観るにあたって、北アイルランド紛争について知識としては知っていても、(実質)無宗教の人が多い日本で育ちキリスト教への造詣も浅い自分には感覚的に色々わからないであろうことを懸念していたのだけど、そ>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.6

移動遊園地、a travelling carnivalみたいなものに子供の頃からすごく憧れがあって、そういうのが映画に出てくるともうそれだけでスコア上がっちゃう方なので、これは予告で夜の美しく怪しいカ>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.9

そもそも'61の『ウエスト・サイド・ストーリー』(舞台は観たことなし)、バーンスタインによるスコアはどれも素晴らしく大好きなんだけど、作品としてはそこまでハマり切れなかった。文学として古典中の古典であ>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.3

Twitterで絶賛コメントしか見かけないんだけど、どうも近年のピクサーに説教臭さというかやってる感を感じてしまって、今ひとつ乗れない自分が悲しい。いや、テーマとかいろんな意味合いはわかるんだけど。>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

雰囲気とキャスティング・映像5点、ストーリーは3点でアベレイジ4点。

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 ネタバレ的なのアリ

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ダークナイト・トリロ
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映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ(2021年製作の映画)

3.9

あり得ないレベルで感動してしまった前作を受けて、アマプラに来た今作も早速鑑賞。
ストーリーとしては一作目ほどのインパクトはなかったけれど、すみっコたちの暮らす世界はちょっと哀愁に満ちながらも限りなくや
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劇場版 奥様は、取扱い注意(2020年製作の映画)

1.5

昨日帰ってきたら地上波でやってたので、ごはん作りながら食べながら観てたんだけど、びっくりするくらいつまらなかった(汗)。

もともとTVドラマがあってそれの劇場版ということで、どうやらそのドラマはそれ
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.7

70年代の男女差別に異を唱えるストーリーだと思っていたら、それは間違ってはいなかったけどもっと多層的な話だった。ちょっとそれがあまり効果的に描かれていないというか、もしかしたら意図的になのかもしれない>>続きを読む

劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族(2021年製作の映画)

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BSPの『世界ネコ歩き』の大ファンで必ず観てるのだけど、それよりもほんのりストーリーがある風の仕立て。「あるがままに」って、そういうことだったの...とちょっと思うところはないわけではなかった。

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ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット(1969年製作の映画)

3.9

久しぶりに観たんだけど、これって69年作だったのか。もう少し後の作品だと思っていたのは、やっぱりそれまでの西部劇とは一線を画す撮影技法のせいなのかもしれないんだけど、これが今観ると逆にクラシックな西部>>続きを読む

フレッシュ(2022年製作の映画)

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セバスタなので、苦手なサイコスリラー系であろうことを知りつつ観たけど、やっぱり物凄く苦手なヤツだった💦。かなり長いアヴァンタイトル(最近の流行り?)からのタイトルの出し方なんか気が利いてたし、よくでき>>続きを読む

博士と狂人(2018年製作の映画)

3.6

オックスフォード大辞典を編纂する、という、その筋では最も権威ある「作業」のプロセスが面白くないはずはないし、そこで互いに掛け替えのない存在となる二人の関係が感動的になるのも言わずもがな、なのだけど、こ>>続きを読む

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

4.2

That’s England!な巨頭二人をメインに持ってきて、こんなにもシニカルでほんわり幸せな映画にできるとは!
事実は小説よりも奇なり、を地で行ってるようなストーリーで、フィクションだとしても「そ
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

1.0

長年の三木聡のファンである。
シティボーイズに始まり、『時効警察』はDVD-BOX持ってるし、『転々』に至っては私の2000年代邦画ベストとまで言ってる。

それゆえこれの酷評を見聞きしても、自分で観
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.9

アダム・ドライバーは観たいけど、レディーガガ好きじゃないしなあ、と二の足を踏んでたら終わっちゃいそうだったので慌てて駆け込み。
結果観てよかったー!(アダム・ドライバー加点あり)

GUCCIはちょい
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ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020年製作の映画)

4.2

二作目だしなあ、まあ猫がかわいければいいか、くらいの気持ちでオンライン試写応募したら当たったので観たら、まさかこんなに感動しちゃうとは。って、一作目と同じようなこと言ってるな。

もう途中からずっと泣
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禁断の惑星(1956年製作の映画)

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この作品について何も知らず、B-movieだろうと思って観はじめたら、歴とした"sci-fi"だし、文学的・哲学的ですらある。ロボットについて、アシモフのRobot三原則をクルーに語る体で説明してると>>続きを読む

リバティ・バランスを射った男(1962年製作の映画)

4.6

ジョン・フォード晩年の異色作(大傑作!)、と言って良いと思う。いちばん好きかも(ジョン・フォード作で)。

かなり久々の鑑賞になるけれど、昔観た時にやっぱりジェームズ・スチュアート(子供の頃からファン
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ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート(2022年製作の映画)

5.0

やっぱりこれに関してはどうもジョージにやられる。時折ジョージが笑顔を見せるとそれに胸を射抜かれて泣きそうになった。なんだろこれ8時間ドキュメンタリーの後遺症か(笑)。

それにしても、IMAXは映像も
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.4

2回目を観てから書こうと思ったけど、まだ行けそうもないのでとりあえず書いておこうかなと。

『犬が島』観た時の「ウェス・アンダーソンはいつもそうだけど、今回はそれにしてもあまりにも情報量多過ぎ」という
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僕を育ててくれたテンダー・バー(2021年製作の映画)

3.0

ダメなところもないけど良いところも特になく、ベン・アフレックは悪くなかったけど、主人公を含むそれ以外の登場人物がなんだかぼんやりしていた印象。自伝を文学的に演出するという意図なのかもしれないけど、ちょ>>続きを読む

ハチ公物語(1987年製作の映画)

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公開当時、犬好きの友達にチケットがあるからと誘われて「動物出しとけばいいんだろう的なヤツ、どうなのかねー」などと思いつつ渋々つきあって観に行ったらあに図らんや。仲代達矢演じる先生の犬の溺愛っぷりがあま>>続きを読む

グッド・ヴァイブレーションズ(2012年製作の映画)

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こういうロック映画にまったく感動できないの嫌だなあもう年寄りで...と思ったけど、よく考えたら10代の頃ですらパンクには興味ない人生だったんだった💦

また実話ベースっていうところに頼り過ぎて、話の運
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

3.8

プロレス見たことないしなー...と、だいぶ長いこと放置してたのがアマプラにあると気づいたので鑑賞。
プロレス全くわからないけど、おもしろかった!

あの美しくも凛々しいジャック・ロウデンが、イギリスの
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

なんという…MCUがついに他の会社、他元世界まで巻き込んで、究極の一見さんお断りエンタテインメントムービー作りやがった!

この1年MCUのドラマ映画が、マルチヴァースありきで、それでなんでもアリな感
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.3

ただの豪華キャスト映画かと思ってたけど、あまりに皆さんの評価が高いので観に行ったら納得。これは面白い!
現実的(相当デフォルメされてはいるけれど)社会的で、かつわかりやすいブラックコメディ。その風刺が
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野性の呼び声(2020年製作の映画)

3.4

主役はハリソン・フォードじゃなくて、犬のバック!
予告からフルCGの感じに少々違和感があって、まあ実際犬の表情なんかはやりすぎ感は否めなかったけれど、観てるうちにアニメ観てるんだと思えばいいのか、と納
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MIFUNE:THE LAST SAMURAI(2015年製作の映画)

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三船敏郎のオーラとエネルギーを知るに充分ではあるけれど、黒澤×三船作品を観たことない人へのMIFUNE紹介的であり、その割には『蜘蛛巣城』はかなりのネタバレなので、誰向け?っていう感じがないわけではな>>続きを読む

男と女 人生最良の日々(2019年製作の映画)

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ジャン・ルイがいろいろ縞状にわからなくなっていても、色気いっぱいの若かりし頃を偲ばせているのも泣けるし、そこに寄り添えるアンヌの存在は奇跡のようだし、その穏やかな接し方とジャン・ルイの夢を交互に見せる>>続きを読む

超音ジェット機(1952年製作の映画)

4.0

デヴィッド・リーンの51年作。
こんなのをアマプラで観られるとは嬉しい限り。
『ライトスタッフ』はこれに結構影響されてたんじゃないかな。

まずオープニングで雲の上をスピットファイアが飛ぶ、この映像だ
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ナラタージュ(2017年製作の映画)

1.0

何故こんなの観ちゃったのか。

いや理由はわかってる笑
坂口健太郎が最近出てたドラマが観るに耐えず(ほぼ観なかった)何かないかな、と探してたら他のキャストもよさげだったので「つい」「うっかり」手を出し
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我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)

4.4

第二次世界大戦後、故郷への帰途で同じ軍用輸送機に乗り合わせた縁の復員兵三人、彼らそれぞれが社会や家族に対して直面した問題を描いた名作。

大昔に観た時には考えなかったのだけど、年を追うごとに、これが1
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.5

一作目が(様々なミラクルの化学反応の結果)並外れた傑作だったことを改めて、あらためて感じた。
当時はリローデッドとレボリューションズを全然評価してなかったんだけど、こうして観るとアレもそんなに悪くなか
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

劇場公開で見逃したと思ったらあっという間にDisney+で配信になってた。
リドリー・スコットの『羅生門』との前評判で楽しみにしていて、その看板に偽りはなかったのだけど、最大のテーマは女性に対する差別
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

まったくもって期待通り(褒めてない)。
前作の感想「トムハ好きじゃなかったらどうなんだろ(いろいろ雑)」
を更に増幅した印象。

MARVELにこの作品必要? については、とりあえずポストクレジットを
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.5

ベネさまが西部劇?と思ったけれど、予告が美しかったし評判が良いので、なんとか劇場に滑り込み。

なるほど、これは凄い。
西部が舞台ではあるけれど、いわゆる西部劇とは似て非なる、サスペンス風味の心理劇だ
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