RAMPOさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.2

観ました。例によって第一章、第二章の一気見です(なのでレビューも一括です)。

我が国仏教における生死観、死者に対する裁き、そして転生プロセスなどと似て非なるところもあって、興味深い世界観を、特撮を駆
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.6

締め括りに相応しい大迫力の映像が展開して素晴らしいのですが、事前に期待し過ぎたのか、感動した!しばらく余韻に浸っていたいって感じはなかったです。

何かこう、広げ過ぎた風呂敷を無理矢理コンパクトにまと
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魔界探偵ゴーゴリ 暗黒の騎士と生け贄の美女たち(2017年製作の映画)

4.0

観ました。3部作まとめて一気見です。

帝政ロシア時代の、地方の小さな村で起こる若い女性ばかりを襲う黒騎士と呼ばれる連続殺人鬼による事件の捜査のために、サンクトペテルブルクから秘密警察の超優秀な捜査官
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.6

う〜ん、これは何を観せられてるのだろう。
極度の貧困生活、報われない信仰、子供達に対する愛情の温度差、邪悪なる存在の影響、不快な双子、度重なる不幸。どれもこれも終始胸糞。

文化、時代の違いと言ってし
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アイム・ノット・シリアルキラー(2016年製作の映画)

4.2

ソシオパスVSシリアルキラー…う〜ん、なるほどそうきたか。

死体や殺人に異常な関心を示し、時にその衝動を強く感じ、自分にルールを課して抑えこんでいた主人公が、いとも簡単に人を殺してしまう連続殺人鬼を
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THE BITE 変身する女(2015年製作の映画)

3.6

南国旅行で何かに噛まれ、帰国後体調に異変を来し、徐々に姿形まで変容し始めるってヤツ。
ありがちなストーリー設定だけど、割とよくまとまってて面白かったです。クルーチャー化した後も変に怪力になったり不死身
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IN HER SKIN イン・ハー・スキン(2009年製作の映画)

3.8

実話に基づくだけあって、実際の事件もこんな感じだったのだろうと思わせるリアルさがある。
それだけに犯人の異常さ不快さが際立ち、嫌悪感を高めるとともに、娘の生還を信じて手を尽くした両親の悲しみが深く心に
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静寂の森の凍えた姉妹(2016年製作の映画)

2.0

冬に相応しい寒々とした北欧のミステリーを観ようかと手に取った一本。
二人の姉妹が抱き合うような死体で森で発見され、どうも殺されたらしい。その犯人を、過去の性犯罪者を中心に調べて行く過程で浮かび上がる真
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安市城 グレート・バトル(2017年製作の映画)

3.8

面白いです。
普通に考えれば、5千人対20万人なんて勝てる訳ないのですが、地の利を最大限に活かした創意工夫で城を守り切る様は素晴らしい。圧巻の大スペクタクルです。
まぁ史実に基づく物語なので、結末とし
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アブダクション・プロジェクト 遭遇(2016年製作の映画)

2.0

単に宇宙人だけじゃなくて、SF系超常現象にまつわる様々な素材をてんこ盛りにした、その筋が好きな人にはかなり楽しめる映画かも。
ただ、もう少し脚本の整理、設定や筋立ての練り込みが必要ではないかと。
何か
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ハンガリー連続殺人鬼(2016年製作の映画)

3.5

連続殺人事件をじっくりと丁寧に、サスペンスフルに描いている。
容疑者として捕まり裁判で懲役刑となった男は冤罪で、真犯人はその後も殺人を繰り返すんだけど、誤審非難を恐れた判事が再審請求を揉み消したり捜査
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シャイニング(1997年製作の映画)

3.0

この期に、存在は知ってたけど未見だった本作を観賞。
キューブリック版の不満解消のため、キングが自ら製作した本作。確かに原作には忠実なのかもしれません(原作未読なので悪しからず)。
しかし…。

両作比
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ポーカーナイト 監禁脱出(2014年製作の映画)

2.7

犯人がちょっと冗舌過ぎ、それに演出がコミカル過ぎなところもあって、描かれてる状況はかなりヤバイのに、今一つ危機感が感じられない。
あと、諸先輩とのポーカーの中で語られる教訓が今一つ、主人公が置かれた状
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パーフェクトゲーム 究極の選択(2007年製作の映画)

3.0

んー、パーフェクトゲームって邦題どうなのよ?
例によって予備知識全く持たずに鑑賞しましたが、イメージ全く違ってました。
基本、ザラついた絵柄、どこもかしこも不潔そうな底辺の街で、これまた終始胸糞な事件
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

ドクタースリープ観賞前に復習として再観賞。
内容については、今更、私などが語るべくもない、もはや古典的名作な訳で、再見した感想のみ一点だけ。
これは、ジャックの顔芸で成り立っている映画だなと。

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.8

前作を復習の上、鑑賞しました。
結論から言うと、大変素晴らしい。私好みの作品でした。

鑑賞前までの疑問として、前作キューブリック作品に対し、原作者のキングは、世間の高評判に反して非常に不満を持ってい
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クラウンタウン(2016年製作の映画)

1.8

確かにタウン。
町ぐるみって、ちょっと斬新?と思ったのですが、経緯が不明なので(真の意味で)正体もよく分からないし、その行為の目的や理由も最後まで不明のままなので理解不能。結果、恐怖感も皆無。
あとジ
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デッド・ウィッシュ(2018年製作の映画)

3.0

途中、隣人が死ぬ様とか、入浴中のヒロインキャラに迫る危機とかファイナルディスティネーションぽいなと思ったら、脚本家が関わった作品だったのですね。
それはさておき、本作はどうも、あまり評判は宜しくないよ
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.4

これはこれでよくまとまっていて良いと思うのですが、流石に前作までに出尽くした感もあり、驚きや感動はないですねぇ。
ここまでCG映像技術が発達すると、電車や自動車がトランスフォーム?する様も、次々繰出さ
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.8

旧作1作目と2作目のみ事前に復習鑑賞し、それ以外の予備知識を全く持たずに鑑賞しました。
2作目に直接繋がる事実上の3作目との位置付けの本作、鑑賞前の最大の個人的疑問、ジョンはどこいった?っていうのは、
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

4.6

満足感は前作より格段に高い。
相変わらず恐怖感は少ないが、主要なキャラが大人になったからか、びっくり箱的子供騙し感は減ったかな。
前作からの伏線もしっかりと回収されているし、長めの話の割にはダレるとこ
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

4.2

観ていてしばらくは本当、胸糞悪さしか感じない。何でこんな映画がそんな評価高いの?って疑問に感じてましたが、話が展開していくにつれ、あぁ成る程、そういうことかと理解はできました。
因果応報っていうのとも
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X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.8

物語としての完成度も高いし超能力バトルは見応えあるものの、これがX-MENシリーズのラストエピソードだと思うと、ちょっと寂しい。
前作までが少し風呂敷広げ過ぎだったのかもしれないけど。
チャールズとエ
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女霊館(2018年製作の映画)

2.0

全体的に何とも薄味。個々の素材はそう悪くないのに全く生かされてない。
味噌汁作ろうと思って、具材鍋に入れたは良いけど、出汁どころか味噌さえ入れ忘れた感じ。
異なる4世代の霊の出自も役割も、まとまってる
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

前2作を予習(復習?)の上、鑑賞してきました。
あんだけ殺戮能力高い割に所々で抜けてるジョンは前2作と変わらず。
お陰で必要以上にボロボロになるし、いやそこ殺されてるよねって所も散見されるものの、むし
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キュア ~禁断の隔離病棟~(2016年製作の映画)

3.6

どれだけ愚か者だ?
逃げては捕まり逃げては捕まり、どれだけ繰り返せば気が済む?
まぁその度に徐々に謎が少しずつ明らかになるってストーリー構成も解らなくはないし、何度も抑圧される事でクライマックスのカタ
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.8

正体不明の病原菌?により危機的状況に陥った家族にとって、身を守る術は家族以外信じないことか。際限のない猜疑心。恐怖の正体は他人を信じられなくなった心か。
とにかく全編に渡る緊張感が半端ない。いわゆるホ
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エルフ 悪魔の人形(2017年製作の映画)

2.4

とにかく説明不足。
描きたいストーリーは何となく分かるし、個々のシーンも力量不足ですがまぁこの手の映画にはよくあるレベル。期待して見なきゃ、こんなもんかなって感じ。
ジャケ写の人形ではないものの、出て
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シークレット・オブ・ハロウィン(2016年製作の映画)

3.0

ハロウィンの夜に起こった世にも奇妙な物語って感じ。
ホラーというには全く怖くないし、ファンタジーも雰囲気程度、大きな起伏がある訳じゃなく割と静かに物語が進むので、そっち方面の要素を期待して観るとかなり
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

遅ればせながら鑑賞。
MCUと異なり、個々のキャラを独立した物語として構築するDCの手法に若干の残念な思いを抱いていたが、本作を見る限りその手法は成功、これはこれで一つのジョーカー像を見事に構築してる
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心霊ドクターと消された記憶(2015年製作の映画)

3.6

あぁそういうことか。
でも、邦題でネタバレしちゃダメじゃない?
全体的には静かに進んでいくストーリーだけど、徐々に明らかになる真実が興味を持続させる。
後半、全てが明らかになる真実は結構練られたもので
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.0

原作のエピソードを破綻なくうまくコンパクトにまとめてますね。
私は個人的には、原作の主人公のキャラ設定(主にその性格)がどうにも好きになれないのだけど、そんなとこまで忠実に映画化されてたので、結局やっ
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ネイルズ 悪霊病棟(2017年製作の映画)

3.2

うん、例によってあらすじ含め予備知識無しに鑑賞しましたが、割とオーソドックスなB級ホラーでしたね。
舞台となる老朽化した病院や、医師・看護師が殆ど登場しないのがかえって経営難にある病院のリアリティを高
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ウルフ・アット・ザ・ドア(2016年製作の映画)

2.2

まぁ胸糞もいいとこ。
一方的な暴力。人間というものの持つ底知れない恐ろしさ。残酷さ。
こんな目にあったら怖いだろうとか、そんなレベルじゃなく、ひたすら被害者が可哀想で、ひたすら逃げ惑うだけの行動に苛々
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.8

いや〜やられた。覚醒後の期待を上回る超絶技。素晴らしい。
まぁ大筋は既視感アリアリなんだけど、ここまで画で観せられると爽快感が先に立つ。
静から動への物語展開も悪くなく、逆にクライマックスに向けての期
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悪魔は誰だ(2012年製作の映画)

3.4

自分がこれまで観てきた範囲での話ですが、韓国映画のプロットの練り込みには、いつも驚かされます。
本作においても、オチで明かされた真実は想定の域を超えてました。
加えて各シーンの時系列を入れ替えており、
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