RAMPOさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

RAMPO

RAMPO

映画(545)
ドラマ(0)
アニメ(0)

チェインド(2012年製作の映画)

4.4

これ凄い。面白い!

ジャケットちょっと地味だし、拉致監禁系ってどおなん?って感じでスルーしてたのですが、杏里さんお薦めって事で観賞してみました。

最初は(ってかクライマックスからオチに至る前まで)
>>続きを読む

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

4.0

痛快な娯楽作品。
ビートの効いたBGMと併せて、とにかくテンポよくサクサク観せてくれるので(とはいえ序盤から中盤、クライマックス前までは主人公のヘタレ感にヤキモキしますが)、とにかく見せ場満載で最後ま
>>続きを読む

樹海村(2021年製作の映画)

2.0

近年の中田、清水両監督作品には全く期待していない。

殊に前作「犬鳴村」が自分にとって(それまでの監督の往年の名作に比べて)あまりにも酷い作品だったため、観ようかどうしようか散々迷ったのだけど、どうに
>>続きを読む

ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.6

テンポがとても良い。
オープニングから序盤にかけてのマンハントパートは、主人公が誰か理解できないうちに小気味良いほど人が死ぬ。
そのゴア描写もなかなかに容赦なくてよい(ただ結構、皆しぶとくて、有り得な
>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

4.6

いやはや、参りました。

同じゾンビ系作品でも、先般、観賞した「キュアード」とは全く異なる、完全なる娯楽作。
リアリティという意味では、あちらの方が全然上でしょうが、有り得なさ加減も含めた娯楽映画とし
>>続きを読む

アントラム 史上最も呪われた映画(2018年製作の映画)

3.0

観たら死ぬ呪いの映画、その前後に解説を加えるメタ的演出を施し、入れ子構造にしたノンフィクション的体裁をとった変わった作品。
まぁ解説部分は、余計とは言わないけど、ちょっとウザったい。でもこの部分がない
>>続きを読む

CURED キュアード(2017年製作の映画)

3.0

全編に渡るどんよりとした陰鬱な空気感。
健常者と感染症からの回復者、依然として回復の見込みのない感染者との対立、その中で翻弄される主人公と義姉、幼い甥っ子。
回復後も家族に受け入れられず、また過去の地
>>続きを読む

アンフレンデッド(2015年製作の映画)

2.0

Zoomの方を先に観ていたため、目新しさは感じない。
というか、Zoomは個人的にはかなり低評価の作品だったが、本作の方を先に観てたら更に評価が下がったと思う。
(ってか、Zoomの評価下げときました
>>続きを読む

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.8

友人の薦めがあり、観賞してみました。
例によってタイムパラドックス物って程度の事前情報。

ん?オープニングのワクワク感の後は、実質登場人物2名の会話劇?
思ったのと違う?もしかしてちょっと退屈?
>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

3.6

一見古臭い題材ですが、なかなか良く練られた面白い物語でした。

特に透明になるプロセスが、過去作からガラッと変わって現代風な手法に変わっていて、その点はチャイルドプレイのリブート作品にも通ずるもの。
>>続きを読む

フューリーズ 復讐の女神(2019年製作の映画)

3.2

マンハント系でゴア描写もかなり気合が入ってる。
狩る側のキャラは有名スラッシャー映画キャラのオマージュだけど、結構しっかり作り込まれてていい感じ。

舞台も広大な白樺の森、鉱山跡、日本じゃとても見られ
>>続きを読む

恐怖と戦慄の美女(1975年製作の映画)

2.6

思えば随分とご大層な邦題ですね。
内容は…まぁ古いから。どうしても物足りない感は残りますね。
3話構成のオムニバスで、個々の物語に全く関連はありません。何なら別々に上映してよいくらい。
結局は最終話の
>>続きを読む

地獄少女(2019年製作の映画)

3.0

漫画実写化作品としては、まぁ良いのではないでしょうか。

原作は少しだけ読みかけたことがありますが、ちょっと自分の趣味に合わなくて止めてしまいました。
なので、何となく雰囲気や世界観、設定は知ってるっ
>>続きを読む

ザ・スタンド 連続殺人犯の元カレと妄想症に悩む私(2018年製作の映画)

3.0

まぁB級スラッシャーですね。
主人公が心を病んでいてしょっちゅう幻覚を見るため、幻覚・妄想なのか、現実の出来事なのかよく解らず、観てて混乱します(まぁその辺が狙いでしょうけど…)。

しかし、話の展開
>>続きを読む

ニュー・ミュータント(2020年製作の映画)

3.4

MCUに連なる作品かと勝手に思い込んでいたのですが、20世紀FOX版だったのですね。
どうりでMCU他作品との絡みは一切ナシで。一方の、まぁ大元のX-MENとの絡みもうっすい状態なので、むしろ単品とし
>>続きを読む

いれずみの男(1968年製作の映画)

2.4

全身いれずみの男の各部位に刻まれた図柄により幻覚?白昼夢?を観せられる体で幾つかの(但しどれも遠い未来と思われる他は、相互に何ら関係のない世界観・状況設定の)エピソードを描く要するにオムニバスですね。>>続きを読む

サイレンシング(2020年製作の映画)

3.6

かなり重たいお話ですが、個人的にはかなり満足感は高かったです。
深い森林と大河が注ぐ湖の辺りなど、舞台設定もいい感じ。

物語は、割とよくある失踪モノとマンハントを掛け合わせたもので、思ったほど演出に
>>続きを読む

ジェシカ/超次元からの侵略(1984年製作の映画)

3.0

まぁ随分と古い作品だからね。
本作の制作時から現代に至る過程で、映画撮影技術はそれこそ“別次元”ともいえる進化をしており、そうした作品を見慣れた目では、なかなかに公平な評価は難しい。

したがって、自
>>続きを読む

フロッグ(2019年製作の映画)

2.8

序盤から中盤にかけて描かれた事柄を、視点を変えて描き直すことによって全く異なる真実を暴き出す。

よくオチで、例えば回想や告白、または単純に映画的演出で「実はこうだった」って視聴者に提示する作品はまま
>>続きを読む

さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

3.2

邦画3本目の観賞です。
例によって原作未読、詳細は知らない(ってか原作がある事も知らない)ままに観賞。

序盤から中盤にかけては悪くない。
特に霊の描き方が、某◯◯村第1作目に比べ段違いに良い。同じよ
>>続きを読む

ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

2.6

ちょっと、というかだいぶ作品イメージ違いました。
もっとホラー寄りのサスペンススリラーかと思ったのですが、単なるバディ刑事モノでしたね。

それでも序盤までは、死を免れない病に苦しむ患者とその家族の苦
>>続きを読む

約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.0

原作未読、ストーリーも断片的に知ってる以外は極力、予備知識を持たないまま観賞してみました。
そのせいか、漫画実写化作品にしては、それほど悪くないかなと。

大きな捻りもなくあっと驚く展開もない代わり、
>>続きを読む

サイコハウス 血を誘う家(2020年製作の映画)

1.2

登場人物も舞台設定も限られているのだから、後は如何に殺人鬼との攻防を描くかって辺りしか見所がないのに、全くダメ。

そもそも殺人鬼登場まで時間かかり過ぎだし、その過程でのホラー、サスペンス作品としての
>>続きを読む

ウィッチサマー(2019年製作の映画)

3.6

洋画って“サマー”って題名につくと、青春モノなのかな。
紛れもなく王道的ホラーなんだけど、本作もかなり青春ジュブナイルしてる気がします。

ために、かなり丁寧にストーリー構成してるんだけど、加えて場面
>>続きを読む

タイム・ダイレイション-死のベッド-(2016年製作の映画)

4.0

いかにもB級っぽい原題、ちょっと捻ってはいるもののやっぱり副題がB級感を醸し出す邦題、その割にはfilmarksでの評価が良くて、ハードルを下げつつも期待して観ました。

結論としては面白い、これ。
>>続きを読む

ウルフ・アワー(2019年製作の映画)

3.0

んー、なかなかレビューし難い作品ですね。

舞台はほぼ室内、主要登場人物も主人公の他3名程度でそれも物語展開の中で順次登場するのみなので、基本一人芝居を観てる形。
しかもクライマックスまでは特に何か大
>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.6

本作は劇場公開時に観賞していたのですが、レビューしていないことに気付き、地上波初放送を機に感想をアップします。

正直、本作観るまで、特にクイーンのファンではなかったし、聴いたことがある曲も多く、中に
>>続きを読む

ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

1.8

今(ロックダウン)の状況をタイムリーに捉え、旬のツールを使ってなかなか斬新な“動画”を作ったなって感想。
でも流石にこれを“映画作品”だというのは、ちょっとどうかと思う。

Zoomを使って、それぞれ
>>続きを読む

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

1.0

これは出演する俳優さん方を見るもので、三國志を観るつもりで観たらいけませんね。特に「三國志」ファンの方は観ちゃいけない。おそらくはかなりイラっとする(若しくは超絶に退屈か…まぁ観ないと思うけど)。>>続きを読む

ガール・オン・ザ・サード・フロア(2019年製作の映画)

3.4

やや冗長ですが、悪くないです。なかなかに気持ち悪い。

我が国の住宅と違って、大きくて広い上に大概はかなり長い年月を経過している海外の中古物件。
その中には、それなりに何かしら事故・事件なども起こって
>>続きを読む

アングスト/不安(1983年製作の映画)

2.6

私は実録物にはそれほど興味がない。なのでこれまでも実在したシリアルキラーを描いた作品群は殆ど観てこなかったし、おそらく今後も積極的には観ようと思わない。
本作もたまたま、上映時に話題になったらしいこと
>>続きを読む

エスケイプ・ゲーム(2019年製作の映画)

2.9

コンセプト的にはよくあるデス・ゲームからの脱出モノだけど、いくつかの要素を絡めて、ストーリーの先々を読み難くし、また所々ミスリーディングを誘う演出のおかげで最後まで飽きる事なく観ることができた。

>>続きを読む

クワイエット・フレンド 見えない、ともだち/ゼット 見えない友達(2019年製作の映画)

2.8

かなり低予算の作品なのかな、特殊効果はほとんどなくて怪異演出もかなり地味。
また、ほんの僅かに登場するZの造形もすっごいチープで、時として呪怨のトシオに見える瞬間もあって失笑。壁の絵の方が何倍か怖い。
>>続きを読む

ビハインド・ユー -その「何か」は、鏡の中にいる-(2020年製作の映画)

4.2

この作品、視聴数も少ないし、評価もそれほど高くないんですね。
何故だろう?
ストーリーも単純で分かり易いし、展開も起伏があって飽きないし、クライマックスに向けてしっかり盛り上げてくれて割と捻りの効いた
>>続きを読む

ウィッシュ・ルーム(2019年製作の映画)

3.8

主人公夫妻の性格設定のお陰でかなり苛々しながら観てましたが、全体を通じて物語としては単純に面白かったです。最初は“猿の手”系かと思いましたが、ちょっと違いました。

とはいえ、オチはまぁある程度、序盤
>>続きを読む

超擬態人間(2018年製作の映画)

2.4

コントラストの強いザラザラした粗い映像と相まって、物語の舞台設定として不気味な山中のロケーションは、なかなかに素晴らしい。

説明的セリフを極力抑え、夢とも現実ともつかない悪夢的なシーンを断片的に繋ぎ
>>続きを読む