0i7さんの映画レビュー・感想・評価

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クラユカバ(2023年製作の映画)

3.9

『クラメルカガリ』→『クラユカバ』の順番で鑑賞
神田伯山先生、坂本頼光先生、中島ヨシキさん目当てで鑑賞したのですが、伯山先生の物憂げな探偵の芝居も頼光先生の活弁もヨシキさんのこれまであまりなかった役柄
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クラメルカガリ(2024年製作の映画)

3.7

『クラメルカガリ』→『クラユカバ』の順番で鑑賞
大塚剛央さんが演じる伊勢屋や悠木碧さんが演じる飴屋等脇を固める謎めいたキャラクターが魅力的で彼らをメインとした物語も観たいなと思いました
大塚剛央さんは
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

原作未読
三宅唱監督作品は個人的に6作目
自分の身体なのにままならないもどかしさやしんどさを、それぞれの苦しさを介して、できる範囲で無理なく助け合う、愛やら恋やらが絡まない気のおけない関係性に、生きづ
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.9

原作未読で映画前2作は鑑賞済み、ハリー・ポッターシリーズも原作は未読で映画は死の秘宝以外鑑賞済み
前作までのジョニー・デップのグリンデルバルドが好きだったので、鑑賞前は降板を残念に思っていたのですが、
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デジャヴ(2006年製作の映画)

3.8

皆さんのレビューの通り、よくできたタイムトラベルもので面白かったです
伏線の張り巡らせ方も、"デジャヴュ"というタイトルの回収も、タイムトラベルとその制約といった設定も何もかもがスマートで惹き込まれま
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イーちゃんの白い杖(2018年製作の映画)

3.6

全盲の長女唯織さんを中心に、全盲で染色体異常による重度の障害のある長男息吹さん、お2人のご両親と祖父母の20年間を追ったドキュメンタリーで、
カメラには映っていない、綺麗事にしてはいけない苦労も多々あ
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映画 ギヴン 柊 mix(2024年製作の映画)

4.1

原作未読、TVアニメや前作の映画、『うらがわの存在』は鑑賞済み
原作未読で、これまでTVアニメ等で柊や玄純(しずすみ)が出てきてもそれほど興味を持っていなかったので、本作は楽しめるか不安だったのですが
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

4.1

原作既読、TVアニメ鑑賞済み
全方位死角がなく、原作やアニメを履修済みの人も本作で初めて『SPY×FAMILY』に触れた人も、子供も大人も楽しめるとても秀逸な映画でした
原作はホームコメディ要素が強く
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正欲(2023年製作の映画)

4.2

原作既読
朝井リョウさんの作品は全作読んでいますが、原作は個人的にトップクラスで好きです
"普通"に生きていける人との隔絶を感じつつ羨望も抱いている佳道(演:磯村勇斗さん)と夏月(演:新垣結衣さん)の
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

ヴィム・ヴェンダース監督の新しく封切られた映画を映画館で観られること、日本が舞台であること、大好きな俳優が出演していること、鑑賞前から胸が躍る要素がたくさんあったのですが、
豊穣で厳かで尊い日々が人生
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ロストケア(2023年製作の映画)

3.8

原作未読
斯波(演:松山ケンイチさん)が問題提起するのは今日の、また、未来の日本であって、彼の"救い"は間違っているけれど、"救い"に至らせた社会や制度が問題であって、これまでもこれからも社会問題であ
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

4.0

獅子舞のアニメーションが8Kの超高性能なカメラで撮影したかのように本当に美しくて見惚れました
吹き替えの声優陣が豪華でそれも楽しめた要因の1つかなと思いました

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.1

上田誠さん×時間の面白さの強度はすごいなと思いました
時間の流れから逸脱するシナリオとして鉄板のタイムマシンものだと、色々変えようと思えば変えられる状況でいかに改変を防ぐか、というのがよくありますが、
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宇宙人東京に現わる(1956年製作の映画)

3.4

岡本太郎さんが美術で携わっていることから観たいと思っていた作品で、U-NEXT契約当初にU-NEXTにないことは確認していたのですが、最近ウルトラマンシリーズがU-NEXTに追加されたので思い立って調>>続きを読む

空の桃太郎(1931年製作の映画)

3.3

桃太郎の二次創作でした笑
私は坂本頼光先生の活弁で鑑賞したのですが、活弁がなくてもアニメと字幕でストーリーは追えるものの、やはり弁士の演じ分けやツッコミがあってより面白くなるなと思いました
浅草お茶の
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.5

主人公に感情移入するというより、魔法を授かれなかったのがミラベル(主人公)のせいだとは限らなくないか、と彼女の劣等感やいたたまれなさに、同情というよりも、主人公の友人のような気持ちで彼女が報われてほし>>続きを読む

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013年製作の映画)

3.6

あまり普段観ないジャンルなのですが、好評価が多くて感想もジャンルからは想像できない感想だったので気になって鑑賞しました
よくある描き方だと彼女とはくっつく前から、署長とは信頼関係が築かれる前からその関
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

4.0

原作未読、TVドラマとスペシャルドラマ鑑賞済み
高評価が多いのは知っていましたが、前評判に違わず面白かったです
整くんの言葉の優しさが好きなのですが、セメントの表現はすごく秀逸だなと思いました
エンド
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ジャズ・ロフト(2015年製作の映画)

4.0

ユージン・スミスやジャズ・ロフトのことは知らず、U-NEXTの新規入荷作品で目に止まって鑑賞
インタビューを挟むドキュメンタリーとしてはかなり秀逸で、オープンリールに録音されたその場限りの即興演奏も、
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ミニオンのお仕事(2010年製作の映画)

3.6

本編がミニオン要素薄かった分ミニオン感満載で短くても満足感がありました

怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年製作の映画)

3.4

『怪盗グルーのミニオン危機一髪』、『ミニオンズ』鑑賞済み
見た目も思想もとことんダサい悪役が強烈でした
中島美嘉さんの吹替はいい意味でご自身を消されていて、歌手の仕事に比べて俳優の仕事が過小評価されて
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わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

4.1

原作未読、アニメ未鑑賞
清霞と美世という美しく凛としたキャラクターに目黒蓮さんと今田美桜さんを配した配役の妙とその起用に応えたお2人の芝居に軍配が上がったのではないかと思いました
今田美桜さんがめちゃ
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.1

現実の残酷さを淡々と描いた切実な映画を個人的に久々に鑑賞したこともあり、現実離れした華々しい映画も好きですが、現実と地続きのやがてくる虚しさや営みの愛しさを描いた映画も好きだなと思いました
父親の子を
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.1

子供の頃友達のゲームやゲーセンでちょっと遊んだくらいの人間でも楽しめました
このアイテムは、この設定は、映画の中でどう登場させるのがベストか、ということにとことんこだわって作ったのだろうなというのが伝
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ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.0

原作既読、エディ・マーフィ版も1は鑑賞済み
吹替声優陣の豪華さに釣られて観ましたが、動物と話せる獣医のドクター・ドリトル、という設定以外別物で、原作を全く知らない人がこういう話なんだ、と思ったら悲しい
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(1985年製作の映画)

4.0

個人的に黒澤明監督作品は22作目、メイキング映像の一部をまとめた『Life work of Akira Kurosawa』鑑賞済み
メイキングを先に観たことにより黒澤明監督演出の冴えがより感じられまし
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日の丸太郎 武者修業の巻(1936年製作の映画)

3.4

坂本頼光先生の活弁(浅草お茶の間寄席)で鑑賞
1930年代に和製のアニメがあったんだ、というのが先ず驚きでしたが、設定は日本でも動きは海外のアニメに近く、アニメーションの技術と共に表現も持ち込まれたん
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.3

『生きる』鑑賞済み、『生きる』の志村喬さんのお芝居が本当に感銘を受けて黒澤映画でもトップクラスで好きです
癌の告知等文化の差で演出を変えている点ももちろんありますがオリジナル版にかなり忠実で、『生きる
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Life work of Akira Kurosawa 黒澤明のライフワーク(2022年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリーとしてまとまりに欠けていたり、字幕が2000年代の学校の教材みたいな感じだなと思ったのですが、私財を投じて製作されたと知って、その情熱と仕事の価値に脱帽しました
黒澤明監督作品は20作
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silence in TOKYO(2021年製作の映画)

3.4

緊急事態宣言で廃墟のようになった東京の映像に寄り添うH ZETT Mさんの演奏は、美しさと不穏さが混ざり合っていてH ZETT Mさんの真骨頂だなと思いました
この映画に切り取られた"silence"
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パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017年製作の映画)

3.7

前4作鑑賞済み
TVで放送された時に観ているので鑑賞順もバラバラ(4→3→1→2)で前作までのストーリーを全く憶えておらず、前作までのストーリーを復習してから観た方が良かったなとは思いましたがそれでも
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.4

ドラマ『新解釈・日本史』が放送当時好きだったのですが、本作は思っていた以上に『新解釈・日本史』のノリで、そのノリが好きな人間としては楽しめました
ただ、ドラマは30分枠で、本能寺の変の際の織田信長や、
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.8

原作未読、前作鑑賞済み
前作は吉沢亮さんの芝居に魅了されたので、本作は登場シーンが少なかったのが残念でしたが、信(演:山﨑賢人さん)が名を上げようと暴れる様は痛快でした
清野菜名さんはやはりアクション
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

4.1

原作未読
優しくてほっこりする映画でした
世界は解釈次第だと思うのですが、温かい方に、優しい方向に解釈して道を拓いていく2人の心根が素敵だなと思いました
ナランバヤル(演:賀来賢人さん)のくだけた口調
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嘘八百 なにわ夢の陣(2023年製作の映画)

3.4

前2作鑑賞済み
中井貴一さんと佐々木蔵之介さんという超一流の役者が三流(だけど意外と食えそうで食えないたぬき)を演じているのが堪らないなと思いました
前野朋哉さん、森川葵さん、塚地武雅さん、友近さん、
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