このレビューはネタバレを含みます
一般人の視点から見たらショタコンの爺さんがひたすら少年を追っかけるだけの映画…。勿論そんな映画ではない。落ちぶれ死期も近いだろう老作曲家が美の完成形である少年と出会う…。ラストでは感染症が蔓延し自身も>>続きを読む
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ヤバい映画として名前くらいは聞いたことがあるかもしれない映画。とにかく酷い。ニワトリを交えた3P、郵便で送られてくる大便など数えればキリがない、というか下品なシーンしかない。きわめつけはラスト、犬のク>>続きを読む
デヴィッド・リンチの作品を全部見たことがあるわけじゃないが、これが一番難解で意味不明な作品だろう。一応、主人公である女優が何やらいわくありげな映画に出演させられるというストーリーはあるのだが映画開始2>>続きを読む
何やら西部劇のようにも見える映像の上に共産主義に関する膨大な量のナレーションが繰り返される。映像とナレーションは全くあっておらず、映画の最後の方では画面に引っかき傷のような異様な乱れが生じ始める。流石>>続きを読む
固定されたまま全く動かないカメラ、抑制されたセリフ、独特の間、意味不明の展開でとにかくシュールの極みのような映画。特に騎馬隊がカフェに入ってきてるのに特に大げさな反応を示さず棒立ちの客や店員のシーンは>>続きを読む
映像が美しい。1960年代に撮られたとは思えない(未だにどうやって撮影したか分からない場所があるらしい)。ストーリーの進行がゆっくりなうえ意図的に説明を省いているため意味不明のシナリオになっており何も>>続きを読む
キューブリックの遺作。意味深なシーンが多いのだがよく分かないまま終わる。深く考えない方がいいのか、しかしあの巨匠スタンリー・キューブリックきっと深い意味が隠されてるに違いない…しかし俺には分からなかっ>>続きを読む
美術が素晴らしい。常に酸性雨が降り乱立するビルにデカデカと表示される「強力わかもと」の広告。未来のディストピア感の雰囲気が上手く表現されている。未だに様々な考察がなされる作品でSF映画の金字塔。
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ディストピア感溢れる世界観と雰囲気がたまらない。あちこちにつながれたチューブなど監視社会の閉塞感が上手く表現されている。ストーリーも一筋縄ではいかずハッピーエンドで終わらせてはくれない。後味が悪い皮肉>>続きを読む
今更レビューするのどうかと思うけど俺があ一番好きな映画なので。とにかく雰囲気が大好き。昔懐かしい下町のようでノスタルジックな気持ちになる。キャラクターも好き。一癖も二癖もあるキャラクターながらみんな悪>>続きを読む
デヴィッド・リンチには珍しいヒューマンドラマ。奇形に生まれた男と医者の物語。感動的な物語なのだが、デヴィッド・リンチらしい部分も多く舞台となる土地も退廃的な雰囲気が漂う。主人公を大勢の人がいたぶるシー>>続きを読む
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ジャケットのデザインが衝撃的だがシナリオはそれ以上にブッとんでいる。マルコヴィッチの脳内に入り込み同性愛に耽る主人公の妻と同僚、レストランで食事をする大勢のマルコヴィッチしかもマルコヴィッチとしか喋ら>>続きを読む
今の時代にぴったりなブラックコメディ。核の恐怖を面白おかしく、しかしリアルに描く。冒頭で「この映画に描かれることは全てフィクションであり現実には起こり得ない」と言い切るのも何とも皮肉が効いている。出演>>続きを読む
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リンチワールド全開の映画。難解、意味不明。しかしそこがいい。サイケデリックな雰囲気がすごく好き。解釈については青い箱を開ける前が妄想でその後が現実っていうのが一般的らしい。
理不尽かつバイオレンスな世界観が好き。子供というものが得体の知れない、信じられない者になった世界でそれを解消するために殺し合いをさせるというあり得ないようなディストピア感が良い。配役もいい。特にたけし>>続きを読む
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胸糞映画として有名な作品。善良な家族が突如現れた二人組に惨殺されるただそれだけの作品。見た後の疲労感でこの映画を超えるものはないんじゃないか。監督曰く映画の中では簡単に暴力が使われるが、暴力というもの>>続きを読む
ゆっくりとしたストーリーの進行に淡い色調の映像、そして3時間を超える長さと途中で眠くなりやすい映画かも。映像がとても美しい、芸術的。そして何より音楽、シューベルトの悲痛なピアノ四重奏が落ちぶれていく主>>続きを読む
話の流れが掴めねえ〜と思いつつ最後まで見た後にレビューを見て安心…俺だけじゃなかった…。駆け足で進むためあらすじがわかりにくいうえ宗教的なテーマも持ってるため何が何やら分からない。デヴィッド・リンチら>>続きを読む
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戦争によって手、足、目、耳、鼻全てを失った男の物語。とにかく救いが無い。五感の全てを奪われた男の唯一の楽しみが太陽の光を浴びること、暦を数えること。この状況もたまらなく悲しいのだが最後にはそれさえ奪わ>>続きを読む
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余命を宣告された身分が全く違う2人が最後にやりたいことを全て行うというストーリー。秘書が本当にいい味を出している。ラストシーン、秘書が2人の遺骨を雪山に埋めに行き、リストの「荘厳な光景を見にいく」を消>>続きを読む
アウトレイジとは違い芸術性に重きを置いている作品。アウトレイジのような派手なのを期待すると肩透かしを喰らうかも。沖縄の海の美しさとヤクザ同士の血みどろの抗争が好対照を成している。
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ベニーニ演ずる男の一家が強制収容所に収監されるのだが、子供は幼いためそれが分からない。男はそれを悟られないように懸命に事実を隠そうとする。男は最初から最後まで剽軽な態度なのだがそれが逆に悲哀を増長させ>>続きを読む
パレードのシーンだけでも見る価値あり。平沢進の音楽とマッチして狂った雰囲気を存分に楽しめる。
海外のホームビデオを長くしたって感じの映画…正直面白くない。結末は後味悪くてまあ好き。劇場公開版とオリジナルは違うらしいけどビビりだからもう見たくない。
脈打つヴィデオに膨張し呼吸をするテレビ画面など前衛的な表現が目立つ映画。シナリオも監督自身がよく分からんとか言ってる始末。結局ヴィデオドロームって何だったの?
サイレントヒルの元ネタになった映画ということで鑑賞。タンカーで運ばれていくシーンや閉鎖された地下鉄のシーンはサイレントヒルっぽく退廃的ですき。
アンドレイ・タルコフスキーがオールタイムベストに選んだうちの一本。正直何を伝えようとしているのか分かりそうで分からなかったが、ノスタルジックな雰囲気が好き。若者3人と主人公のやりとりは微笑ましい。
初めて見たチャップリン映画。とにかくチャップリンの動きが面白い。何十年も前の作品だけど十分笑えます。
寒さにより疲弊し遂には死んでしまう様が非常にリアル。特に気が狂って服を脱いで雪に飛び込むシーンは鳥肌。夜のシーンが多いのと防寒着を深く被ってるせいで顔がよく見えず誰が誰だかよく分からなかったのが残念。
哀しいことが次々と起こるが悲惨な印象は薄く映画全体の雰囲気は爽やかな気がする。文化大革命など歴史上の事件が取り扱われているがそれを肯定的にも否定的にも捉えず中立的な立場で語っているのは興味深い。
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とにかく志村喬の演技が凄まじい。自らの死に直面した人間という役を完璧に演じている。雪が降る中ブランコを漕ぐシーンが有名だが、私はバーでゴンドラの唄を泣きながら歌うシーンがこの映画で最も心に響いた。
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実はミュージカル映画はこれしか見たことがない。音楽は素晴らしいと思うがキラキラした雰囲気が俺にはあんまり合わなかった…(完全に好みの問題だけど)。結末はなかなか切なくて泣ける。
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本筋に全く関係のないエピソードの挿入(原作では主人公の夢として数行出てくる程度)、ラストの顔の無い群衆が大量に出てくるシーン、そして武満徹の現代音楽を思わせるBGMなど実験的でシュールレアリスティック>>続きを読む
個人的に一番好きな映画。退廃的な雰囲気が堪らない。内容は全く意味不明。雰囲気を楽しむ映画かなぁと勝手に思ってる。
主役の3人のキャラクターが個性豊かで見ていて楽しい。今敏の作品は難解で前衛的なイメージあったけどこれはそれらとは真逆、とても見やすい作品だった。ご都合主義的な部分もあったが、キャラクターの濃さと勢いで>>続きを読む