一般論として心温まる愛の物語、拍手👏って感じなのだろう、子供に観せるにはもってこいの教材的作品だが、
よくある異種との共存という設定がエレメントというだけであって、
愛が素敵だからと言って物語が面白>>続きを読む
見返りと不釣合いな、野武士討伐という百姓の依頼に、義を持って志を一つにした七人の侍たちが奮闘する。言わずと知れた黒澤明監督の名作。
今作は上映時間が兎に角長い(206分)。しかし不思議なもので、戦>>続きを読む
原作は詳しく知らないが、
退屈なシリアスと、内容に見合わない大袈裟な演出が長々と続き、MWの真相に到達しても尚、感情が揺さぶられる事なく終わった印象だった。
他の方のレビューを見る限り、原作では同>>続きを読む
芸術家としての理想像と、父へのコンプレックスを抱きつつ、絵本作家として生活する現実に矛盾を感じるトーベは、ヴィヴィカやヴィルタネンとの"愛"に於いても、同様にどかしさを膨らませ、葛藤している。
ム>>続きを読む
前作『シャイニング』の奇妙かつスリリングな唯一無二の世界観を踏襲しつつも、原作に軌道を修正し、絶妙な配合でキューブリックとキングが混ざり合っており、
これ以上、巧く表現はできないなと思える、納得のい>>続きを読む
知的障害の弟の面倒や、父親の自殺、それをきっかけに引き篭もる、コンプレックスを抱えた母親など、家族という枷に青春の日々が繋がれ、必然的に町にも縛られるギルバート・グレイプ。
トレーラーハウスで旅をす>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
エリックとデクスター、2人の少年の強く結ばれた、絆と友情の物語。
親友のために心血を注ぐ、そんな少年らしい力強く、不器用で純粋な生き方を、鮮やかで柔らかい雰囲気で包み込んだ世界観であり、友情や愛に>>続きを読む
淡々としつつも、急展開なのは昔の作品らしい。それはそれで何だか良かったりする。
暴力的で悲愴感漂う内容であるのに、不思議と静かで優しい温もりを感じさせる。
比較的序盤の、カスリネンら、のちの家族>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
⬛︎『君たちはどう生きるか』という映画
テーマがテーマだけに難解だとか、面白くなかった、駄作などという意見も散見されるが、
ジブリに対する固定観念から、娯楽やエンタメとして鑑賞した方の大半は釈>>続きを読む
とにかく、ピッコロさんが重労働。
インフレの帳尻合わせ的作品であり、オレンジピッコロと悟飯ビースト、セルマックスのビジュアルとネーミングにはもう慣れたが、なかなかの違和感は残る。
などと言いつつも>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
事前情報を入れずに鑑賞し始めると、あの後の物語だろうと盲信し切っていた僕はなんだか違和感を感じ、一旦ネットで調べてみる。
てっきり、前作でエスターが実は生きてました!みたいな復活のリベンジエピソー>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
榛村大和。はいむら やまと。
二十四件の殺人容疑で逮捕された心理操作を得意とする愉快犯であり、秩序型殺人犯。
逮捕後でさえ、看守を手懐け、近所の住人や筧井に「あの人なんか、嫌いじゃない。」と言わせ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
戦国時代の春日部に野原一家がタイムスリップし、しんのすけとサムライ・又兵衛との漢の絆を描く今作。
それぞれの想い、愛も大きなテーマとなっている。
しんちゃん映画の代表的名作である事は言うまでもない>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
のんびりとした空気感の中でも、繊細で複雑に形成された思春期の煩悩が良く表現されており、主要人物たちのやりとりに於いてのバリエーションが豊かで絶妙。非常に面白い作品だった。
親友であるジョヴァンナと>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
異世界に存在する架空の駅、きさらぎ駅にてただ単調にそれっぽく、ホラー風に物語が進むだけの想定通りの仕上がり。
主人公の女の子嘘の話聞かされてたんだ。という最後の安い裏切りがせめてもの山場であり、わ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
今作は非道への因果応報という教訓と、人間の道徳心を人工操作して良いものなのかという倫理観を問う。
アレックスは正に強欲の権化であり、常軌を逸した人間性を持つ。
無論自業自得である前提として、復讐>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
『世界を照らすものは、己の身を焼かねばならない。』
ヴィクトール・E・フランクル
失敗を肯定し、今を生きる志へと転換させる精神には大いに学ぶものがある。
幻となったホドロフスキーのDUNEだ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
奏音と詩音。双子の悲しき物語。
kokiが双子で登場します。
村シリーズには散々呆れてしまっていたため、今作の期待値も低かったが意外と自然に楽しめた。
昨今は気を衒った笑える安っぽいホラーが>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ムーミン谷に彗星が落ちてくる。
アニメ版ムーミンも好きだが、パペットアニメーションならではの独特の雰囲気も良かった。
ムーミンがスナフキンやフローレンと初めて出逢う作品になるが、出逢って早>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
亀と老人の平凡な暮らし。
クレイアニメーションの中でもキャラクター的ポップさよりも現実味のある造り方は新鮮だったが、
個人的にはあまり刺さらなかった。
このレビューはネタバレを含みます
元風俗嬢のちひろさん。
海辺の小さな町で、弁当屋として新しい生活を送る中で悩みを抱える人々と出逢っていく。
生きづらい現代日本の中で、それぞれが手と手を取り合って、補い支え合う事が大切だと知っ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
月面に突き刺さるロケットで有名な作品。
そのシーンに於いての発想の面白味と色合いがオシャレであることぐらいで、あとは終始お遊戯会だった。
ただ、100年以上経った未来で現在のSF作品もお遊戯会と>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
愛に生きた女優・千代子の生涯の物語。
シーンの移り変わりが激しいというのは今敏監督の特徴的な手法であり、
今作も回想の中で時代が交錯していく訳だが、年配の方が過去を思い起こし、嬉しくなって興奮>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
まるで日本版スタンドバイミー。
仕事や家庭、あまり上手くいっているとは言えない久田。そんな彼は家にあった一つのサバカンから、少年時代に親友と過ごした、あの夏休みを回想する。
映画自体の尺は短い>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
映像美を観る。
玉城ティナのメイド姿可愛いな。から始まり、殺し屋な窪田正孝格好良いな。とか、藤原竜也は悶えてぐちゃぐちゃになるお決まりの感じだなとか。
物語というよりは蜷川実花の創り出す世界観や>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
絵のテイストがあまり好みでは無かった為に敬遠していた作品。
シロとクロ。二人の少年の物語。
変わりゆく自分たちの町【宝町】に抗いながらもそれぞれが苦悩し、コンプレックスと向き合いながら二人は真>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
おとぎ話のような。人とおおかみのこどもの物語。
現代の暮らしの中で人とおおかみに子供が出来たらどうなるのだろうか。という
現代とおとぎ話を掛け合わせたような斬新なテーマに沿っておとぎ話なら都合良く>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
人気アイドルから女優へと転身を図ろうとする未麻と共にその周りで少しずつ奇妙な歪みが生まれ始め、未麻もまた未麻自身に翻弄されていく。サイコホラー作品。
中盤から未麻の置かれている世界が妄想と現実の区>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
原作を読んでからの鑑賞なため、
設定がやや変更されている点が引っ掛かる。
死神-千葉のパートナー的な立ち位置である犬の死神の存在。
原作では存在しないが、恐らく指令を出す上司や情報部の役割と、立場>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
第二次世界大戦が回避されたことで極端な格差社会へと変化を遂げた架空都市-帝都。
歴史の本筋とは全く異なる世界線で富裕層のみを狙い魔法のような手口で盗みを働く謎の存在、K-20《怪人二十面相》。
怪>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
一見するとパルムが主人公らしからぬサイコパスぶりを発揮してるために違和感を覚えるだろうが、
そんな一連の言動も人間でない無垢なパルムであるからこそ。
これが自然体であり当然の反応なんだと思う。
物>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
忘れ去られたモノたち。
肝心の内容が新鮮味のないベタな展開が長々と続き、予想通りベタに完結する。正直観なくても全然良かったと感じてしまうような後味があまり良くなかった。
しかし、テーマや設定は斬>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
脚本も映像も無難にそれっぽくこなしている感が否めない。気持ちが冷めて当然の内容。
特に技術や予算的限界なのか、最も重要な戦闘シーンのクオリティがアニメ過ぎて緊張と緩和のメリハリが崩壊していた。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
設定に興味を抱き鑑賞。
鑑賞後の率直な感想は不自然さが残る気持ち悪さである。
太田が後藤への憧れから剃毛した毛を持ち帰りコレクションしたのち自身のツルツルな腕に被せてみたり口に含んでみたり、少し>>続きを読む