諏訪湖のほとりの町で二人で暮らすシングルマザーの早織(安藤サクラ)と息子の湊。父を亡くし、仲の良い二人だったが、湊の様子が少しずつおかしくなっていることに早織は気づく。湊がいじめに遭っているのではない>>続きを読む
今更説明不要な、リトル・マーメイドの実写版。
ストーリーはアンデルセンの原作に忠実というより、主要な登場人物から物語まで、基本的にアニメ版のストーリーに忠実に作られているので、これは実質的に”ディズ>>続きを読む
北アイルランドのベルファストにあるホーリークロス男子小学校では哲学を授業に取り入れ、子どもたちにさまざまな物事を思考する手法を具体的事例をもとに教えている。カトリックとプロテスタントの対立をもとに暴力>>続きを読む
文明社会から孤立したコミュニティのなかで、朝目覚めると寝ている間に女性に痣や傷跡が出来ている事態が何度も繰り返され、それは男たちから「悪魔の仕業」だとか「作り話」などと一蹴されて放置されてきた。あると>>続きを読む
パリでタクシー運転手をしているシャルルはカネに困っているうえに違反点数が重なって軽微な違反でも免停になりかねない崖っぷち状態。ある日配車の依頼で乗せた女性は92歳で、マドレーヌと名乗りパリの反対側まで>>続きを読む
東日本大震災の際、石巻市の大川小学校では地震発生後児童が校庭に集合し、教職員などが避難場所を巡って議論が紛糾する中待機させられ、ようやく学校西側の堤防よりやや高い場所に向かって避難を開始したが、その直>>続きを読む
都会暮らしの少年ピエトロは山好きな父が借りた山麓の家で休暇を過ごすうち、村で牛飼いをして暮らす同い年の少年ブルーノと出逢う。ブルーノとはすぐに仲良しになったが、成長するにつれて父の山歩きに付き合うのが>>続きを読む
第二次安倍政権下でカジノ合法化に向けた動きが推進され、横浜市長の林文子が候補地として誘致に前向きな動きを見せると、“ハマのドン“こと藤木幸夫はこれに公然と反対の意を表明した。横浜の港湾荷役の大元締であ>>続きを読む
1999年の大晦日、ヴィタリー・マンスキーは自宅でビデオ日記と称して家族の様子を撮影していた。嫌がる妻の様子の背後にはエリツィンがロシア大統領職を辞任する旨の記者会見の模様が映されていた。エリツィンの>>続きを読む
トランプとヒラリーが大統領選を戦っていた2016年、ポルノ俳優だったマイキーは一文無しになってテキサスに戻ってきた。17年ぶりに妻のレキシ―と義母のリルの住む自宅に転がり込んだが、勿論歓迎されない。職>>続きを読む
両親が出稼ぎに出て祖父母と暮らす少年チュンは屈強な獅子舞チームの前を横切ったことから目の敵にされ、お年玉袋を取り上げられてしまう。そこに赤い獅子頭を被った少女チュンが現れ、お年玉袋を取り返してくれた。>>続きを読む
成績上位1%が通うというエリート高校に母子家庭の特別枠で入学したというハン・ジウは数学の成績が特に悪く、普通校への転校を勧められる。寮からの買い出しがバレて退寮1カ月の処分を受けたジウは校内の倉庫で脱>>続きを読む
ニューヨークで“911”が起きていた頃、イランの聖地マシュハドでは娼婦を標的にした連続殺人事件が起きていた。ジャーナリストのラヒミは次々と事件が起きるもなかなか解決しないことから自らマシュハドに入り取>>続きを読む
女性ではじめてベルリンフィルの首席指揮者となったリディア・タ―(ケイト・ブランシェット)はベルリンフィルでのマーラーの全曲録音の掉尾となる5番の録音を間近に控え、インタビューやジュリアードでの授業など>>続きを読む
『パンケーキを毒見する』の河村光庸の企画、内山雄人監督による安倍政治の問題の根源とそこに至る背景を抉り出すドキュメンタリー。
『パンケーキを毒見する』では菅首相が現役のときに製作されたこともあってか>>続きを読む
大学でエッセイの書き方を教えるチャーリー(ブレンダン・フレイザー)は極度の肥満の結果、殆ど部屋の椅子から離れることが出来ず、オンラインの授業もカメラをOFFにして学生に姿を見せないようにしていた。チャ>>続きを読む
物語論(ナラトロジー:narratology)の研究家アリシア(ティルダ・スウィントン)は講演で訪れたイスタンブールで不思議な幻覚を見る。気晴らしにバザールに寄った際にちょっと歪なガラス瓶に惹かれ購入>>続きを読む
窓拭きを生業としながら一人息子のマイケルを育ててきたシングルファーザーのジョンは余命あと僅か。マイケルの里親探しをしながらマイケルに自分の死をどう伝えるべきか悩んでいた。何組もの里親候補と面会するも、>>続きを読む
黒澤明の『生きる』をカズオ・イシグロ脚本、ビル・ナイ主演で再映画化。
1953年、ロンドンの市役所に勤める課長のウィリアムズは部下と親しく交わることをせず、あくまで上司として厳格に振る舞い、家庭では息>>続きを読む
スピルバーグの自伝的映画。
幼いときに初めて両親に連れて行ってもらった映画は『地上最大のショウ』だった。映画を観るのを怖がるサミーは父のバート(ポール・ダノ)から映画は1秒間に24コマの影絵で出来てい>>続きを読む
ラッパーのダースレイダーと“時事芸人”プチ鹿島がYou-Tubeの配信番組「ヒルカラナンデス」で取り上げた時事ネタを元に劇場版として再構成したドキュメンタリー。
お笑い系芸人が政治ネタを面白おかしく>>続きを読む
気仙沼市唐桑半島、鮪⽴(しびたち)地区は漁業で栄えた漁師たちがこぞって“唐桑御殿”と呼ばれる立派な家を建てていたが、震災で被災、牡蛎の養殖業を営む菅野和享さんと一代さん夫妻の家も2階まで浸水した。判定>>続きを読む
1980年英国ケント州マーゲートにある「エンパイアシネマ」でフロアマネージャーとして働くヒラリー(オリヴィア・コールマン)は気の置けない仲間とごくありふれた日常を過ごしていたが、メンタルに不安を抱え、>>続きを読む
911から11日後、アメリカ政府は犠牲者の遺族に補償金を支払うことを決める。責任者に選ばれたケン(ケネス)・ファインバーグ(マイケル・キートン)は亡くなった人の“人生の値段”を決めるプロで、この補償プ>>続きを読む
20年前に中国からアメリカに駆け落ちしてコインランドリーを経営しているエヴリン(ミシェル・ヨー)は夫のウェイモンド(キー・ホイ・クァン)と監査を受けるために国税局を訪れる。国税局のエレベーターの中でウ>>続きを読む
長野の山奥に一人で暮らす作家のツトム(沢田研二)は、山中で採れた野草やキノコ、自ら育てた野菜などを料理し、その恵みを味わいながら日々を過ごしていた。時折編集者の真知子(松たか子)が訪ねてきて二人で一緒>>続きを読む
1942年1月20日、ベルリン郊外のヴァン湖畔にある国家保安本部の別荘で“ユダヤ人問題の最終解決“を議題に会議が開かれた。物語は会議の始まる前の午前中から徐々に集まり始める関係者の様子から、会議の終了>>続きを読む
1950年、ソ満国境の駅で中国側に引き渡された戦犯の容疑者たちが列車から降ろされ、待合室に収容される。その中にかつての清朝最後の皇帝・溥儀がいた。溥儀は隙をみてトイレで腕を切り、自殺を図る。見張りの当>>続きを読む
今更説明不要な、作曲家エンニオ・モリコーネがこれまでの人生と自作を振り返るドキュメンタリー。
映画は幼少の頃にトランペット奏者だった父からトランペットと音楽の基礎を習い、自動的にトランペット奏者とし>>続きを読む
和歌山の港町で母の昭子(常盤貴子)と暮らす千夏(吉田美月喜)は念願の芸術系の大学に進学し、文学を専攻して作家を目指していた。夏休みの課題に小説の執筆を出され、初恋の思い出を書こうとしていたが、大学で幼>>続きを読む
豊橋に本拠を置く「久遠チョコレート」は体や心にハンディキャップのある障がい者や性的マイノリティの人々にも活動の場を提供することを目標に夏目浩次氏が2003年に創業したチョコレートブランド。そこで働く人>>続きを読む
英国ウェールズの谷合の小さな町でパートとして働くジャン(トニ・コレット)は鳩レースなどで優勝経験があるものの、今では冴えない夫と親の介護だけの生活。夜のパブでのパートの最中にかつて馬主だったハワードの>>続きを読む
1923年、内戦中のアイルランドにある架空の島イニシェリン島。島民のパードリック(コリン・ファレル)は14時には古くからの友人コルム(ブレンダン・グリーソン)を誘い、パブに入り浸るのを日課にしていたが>>続きを読む
895年、北欧の島国で王子のアムレートは父王オーヴァンディルの凱旋を見守っていた。戦闘で傷ついたオーヴァンディルは若きアムレートに王を継がせるべく儀式を行ったが、オーヴァンディルは弟のフィヨルニルに討>>続きを読む
2017年ニューヨーク・タイムズの記者ジョディ・カンターは女優のローズ・マッゴーワンが大物映画プロデューサーであるハーヴェイ・ワインスタインから性的暴行を受けていたことを知る。ことが公になることでキャ>>続きを読む
昭和19年、詩人の三好達治は妻子と別れ、福井の三国に家を借り、萩原朔太郎の妹・慶子と同棲を始める。昭和2年に二人は一旦婚約したものの、三好の就職先である出版社が倒産し破談になっていた。貧乏生活の続く三>>続きを読む