russiancakeさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.5

ファンタジー恋愛映画。きれい。とにかくアデラインがきれい。スタイル抜群だし聡明だし、上品なクラシックな雰囲気とか、ずっとモテモテなのも分かるー。20代で老化が止まるなんて全世界女性が憧れてるやつやんと>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.8

私が思い描く戦争映画とは全然違った。みたことない感じ。ノンフィクションぽいんだけどちゃんと作り込まれてる。音楽と映像でこれだけ表現できるんだととても驚いた。説明、セリフ、演出などできる限り削ぎ落として>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

前半ほのぼの、後半血だらけ。その展開の仕方が急。ありきたりな話かな〜と思って見始めたんだけど、いやでもなんかちょっと違う?みたいな不思議な映画だった。アクションシーン、マトリックスぽさもあり迫力があっ>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

3.5

静かな美術館で風景画を見ているような、日本ってこんなに美しい国なんだ…とか全く本編と関係ないことをぼーっと考えてた。セリフで分からせようとするのではなく風景描写と巧みな構成で上手に見せてくる映画だった>>続きを読む

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.3

地上波でやっていて久しぶりに見た。あっテレビでやってるんだ…と何気なく見始めるんだけど気づいたら絶対最後まで見てしまう。ジブリ作品の中で一番好きかもしれない。

小学校の図書館で原作を読んだのが初めて
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.5

楽しかった!タイムトラベルSFアクションなんだけど、時空を越える家族の物語でもあった。ストーリーもコンパクトにまとまっていて疲れずサラッと見ることができた。考察したりする小難しい話じゃないのも楽だった>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

2.8

なんだろう。ちょっと胸がムカムカするような違和感を感じてしまった。感動作だと思うんだけど、母の愛の深さも感じるんだけどなんか気分が悪いというか。ちょっとエグみのある描写が苦手だった。

杉咲花のナチュ
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.5

セブンでも思ったけどデヴィッドフィンチャー監督のカメラワーク、色彩、シーンの切り取り方とか独特ですごく好き。スタイリッシュさと冷たさみたいなのが混在しているのもいい。ストーリーは登場人物が多いうえに名>>続きを読む

ファイブ・フィート・アパート(2019年製作の映画)

3.8

180㎝以上近づけない難病を持つ男女のラブストーリーなんだけど、その2人の周りにいる人達がとにかく優しくてあたたかい。妹の分まで大胆に自由に生きたお姉ちゃん、2人を守るために必死になってくれる看護師さ>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.8

主人公のフランシスを見てるとちょっと自分も心当たりのある感情にぶつかって胸がヒリヒリした。空気読めない、非モテ、しっかりしてない、老けてるのに幼いとか…言われたら相当きついぞこのセリフみたいなのがぶっ>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.8

好き。脚本が秀逸。派手なアクションとかはなくて地味。でもクールでかっこいい。話の展開の仕方が巧みで虚構と事実の境界線がはっきり分からないまま進んでいく。ずっと映画に翻弄されてる感じがして面白かった。壁>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

ノーラン監督のこの発想、このアイデアどこから来るんだろうって。インターステラー同様過去、未来という時間軸に対する探究心とこだわりが半端ない。

ノーラン監督の作品は理解しようとがんばるとちょっとイライ
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罪の声(2020年製作の映画)

3.8

実際に起こった事件を元にしているからこその緊迫感と現実世界にゆっくりリンクしてくる感じが不気味だった。裏の世界ってやっぱり恐ろしい。

事件の真相に迫っていくクライムサスペンスとしても面白いけれど、罪
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.0

雨のニューヨークと猫背のティモシーシャラメをただひたすらに鑑賞する映画だった。おしゃれな映像。ピアノ弾いてるティモシーシャラメが藤井風みたいだった。

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.3

ずっーと頭に残ってるのは冒頭シーン。エリカの吐き捨てるセリフにぶん殴られる人多いかもしれない。

Facebookの始まりはこんな感じだったんだと初めて知った。マークもショーンもとにかく早口。天才と呼
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.8

アダムドライバーとスカーレットヨハンソンの演技が素晴らしかった。声も素敵。離婚という重いテーマとわりと地味な展開で退屈しそうになるところをこの2人の演技に感情揺さぶられてグラグラになった。

お互いの
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.8

10年くらいずーっと見たいと思いつつなぜか見てなかった映画。やっぱり面白かった。

周りを騙しまくってFBIの追跡をうまくかわしていくのはエンタメ!って感じだった。詐欺師って頭の回転めちゃめちゃ早いん
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

隅から隅まで美しい映画だった。25年も前の映画というのに驚いた。ストーリーが秀逸。

無機質で冷たい宇宙開発企業のガタカ。差別も科学的。法も遺伝子の前では無意味。遺伝子至上主義社会の合理性と脆弱性とも
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.8

ドントルックアップというタイトルに納得。人間のどうしようもなさみたいなのを豪華なキャストで笑い飛ばした映画。現実にリンクする部分も少なからずあって笑い飛ばし切れない感じもよかった。アリアナグランデの歌>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.0

圧倒されて言葉にならない。定点カメラを備えつけて覗き見してるようなドキュメンタリー的なリアルさと終始重くて辛いのに外に飛び出した時の子供の無邪気さや差してくる太陽の光に救いみたいなのも感じて印象に残っ>>続きを読む

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

3.5

スウィングキッズと同じ監督さん。音楽の使い方とダンスシーンがやっぱり好きだなあと思った。躍動感があるのかな。

昔の仲間との再会。過去と現在が切り替わる演出がとってもいい。韓国の女子高生って猛烈という
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.8

これが実話だということに持っていかれた。

おぼろげだった子供の記憶がGoogle等のITテクノロジーによってどんどんクリアになっていく過程は興味深かった。現地に行って泣き叫びながらあてどもなく探すの
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.8

音の表現が繊細で研ぎ澄まされていて圧倒された。出会ったことがない感覚。難聴の人達がピアノに手を置いて振動で音楽を感じる仕草が美しくてグッときた。

正気ではいられない無音の恐怖に抗いながら元の自分に戻
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.3

簡単でかわいらしい映画だった。彩りが綺麗。ストーリーに奥深さなどを求めるとちょっと物足りないかも。個人的な見どころはカラフルレトロなファッションショーと綾瀬はるかのコメディエンヌぶり。ティアラにドレス>>続きを読む

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.5

すごく良かった。音楽やダンスとかってイデオロギーも人種も国籍も軽く超えてくる不思議な力があって、それに心揺さぶられる瞬間がギュッと映画の中に詰め込まれていた。ダンスシーンの演出は本当に素敵だった。>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

痺れる映画だった。ロビイストとか銃規制法とか馴染みのない言葉が多くて最初戸惑ったけど敵の裏の裏をかく展開が面白くてぐいぐい引き込まれた。

狡猾に冷酷に業務を遂行していくスローンはカッコいいんだけどど
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

面白かった!大人も子供も音楽に熱狂する感じほんといいな。勝手に体揺れてしまう映画だった。いろいろめちゃくちゃなんだけど、日頃の鬱憤や本音を生徒や校長達が吐き出していくのがめっちゃ爽快だった。ロックだっ>>続きを読む

プール(2009年製作の映画)

3.5

見終わった感想は「あー旅行行きたい。タイのごはん食べたい。市場で怪しいデザート食べたい。東家みたいなとこで1日昼寝したい」だった。

何がどうこうする映画ではなくて数日間の旅のドキュメンタリー番組見て
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ホリデイ(2006年製作の映画)

3.8

クリスマスシーズンにぴったりの映画!音楽もいい!一時的に家を交換する2人の女性の物語。日本ではありえない設定だけどそれも洋画ぽくて楽しい。アメリカとイギリスで景色や建物の雰囲気が全然違うのもいいし、キ>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.0

ずっと不気味。共有、シェア、透明化、共感とか度が過ぎると気持ち悪い。着眼点は面白いのだけど話の展開がヌルッとしててあんまり好きじゃなかった。秘密は人間が生きていくためには絶対必要なものなんだなと思った>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

3.8

うまく表現できないけれど眠気を感じつつも心地いい映画だった。会社行って帰って食べて寝るというルーティンすぎる毎日にほんと飽き飽きするけど、実は同じ日なんてひとつもないことに気づかせてもらったような。退>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.5

上質なミステリー小説を1冊読み切ったような充実感。全体的にトーンは抑えめで渋い雰囲気。フランス語だからかな。中盤まで冗長な感じだけど後半一気に畳み掛けてくる展開に目が離せない。ヒントも少ないのでラスト>>続きを読む

(2020年製作の映画)

2.8

すれ違い恋愛映画。話はありきたりで真新しさはないけど菅田将暉と小松菜奈がリアルに結婚したのでちょっとドラマチックに感じるかも。エンドロールシーンは素敵だった。

2人の20年が2時間で描かれているので
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.5

ブラッドピットのトチ狂った演技がたまらなく好きだった。常軌を逸した目よかった。でもジェフリーのセリフをじっくり聞いてると別に狂ってはいないし、間違ってもないなあと思った。

時間が行ったり来たりするス
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.5

「添い遂げる」を丁寧に描き出した恋愛映画。王道ラブストーリー。ライアンゴズリングが好きなので楽しめたけど、ロマンティックすぎるというか、話が美しすぎてちょっと入り込めないまま終わってしまった。素敵な映>>続きを読む

テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.8

ハラハラドキドキ面白かった。ワンシチュエーションで話が進むも飽きさせないストーリーとスピーディな展開で楽しめた。社会の暗部を抉り出すような描写もあって見応えのある映画だと思う。