russiancakeさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

3.8

バイアグラを売りまくったファイザー製薬トップセールスマンの実話がベースになっている映画みたいです。明るいラブコメかなと軽い気持ちで見始めたけれど、思いの外重厚な話でラストはジーンとした。

アンハサウ
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.3

アートだった。長い。クリアな映像と壮大な音楽に誘われて途中寝そうになってしまった。ストーリー自体はそんなに複雑ではないけれどセリフとかが哲学的で難しい。前作を大切に引き継いでる場面も多くて丁寧に作られ>>続きを読む

ディレクターズカット ブレードランナー 最終版(1992年製作の映画)

4.0

大人SF。ETとかスターウォーズと同時期の映画だと思うと先駆けすぎてる。当時から人気だったのかな?それともカルトムービー的な感じだったのかな?

派手なアクションもなく映像も暗くて最初は退屈だなと思っ
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.2

トムハンクスじゃなければ……という感じだった。期待値が高すぎたのかな。いろんな人達が主人公の人柄に魅せられていく過程はおもしろかった。トムハンクス上手い。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.5

これから先、何度か見返したくなる映画だと思う。キャストも魅力的で映像に躍動感もあって嫌な人が出てこない爽やかさもいい。原作の若草物語ってまったく読んだこともないし、興味もなかったのだけど名作だと言われ>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.5

キューバサンドがとにかく美味しそうで映画見てる間お腹すいて仕方なかった。旅と音楽とサンドイッチ、好きな要素しかなかった。息子の1秒ビデオよかった。きちんと息子と向き合い決して子供扱いしないお父さんの態>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.8

映像と音楽が美しくてびっくりした。映画館で見てよかった。Uの世界観、色彩、Asのキャラデザインにワクワクした。ベルの衣装を見るのが楽しかった。オープニングがとても好き。映画館でここ見るだけでもいい。>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.5

現実か夢か幻か、確信を持てないままジェットコースター的どんでん返しなラスト。伏線回収されてるのかされてないのかいまいち分からないまま後半のスピード感のある展開に飲み込まれていく感じは嫌ではなかった。ラ>>続きを読む

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.8

韓国のドタバタ恋愛コメディ映画をイメージして見始めたのだけど全然違っていた。ありえない設定の話だけど、映像が美しいのと話がどう着地するのか興味深くて、ちょっと上質なファンタジー映画を観ている気分だった>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

見てよかった。人種差別をテーマにした映画はたくさんあると思うのだけど一番印象に残った。しきたりだからとレストランでドクが入店拒否される場面、歴史的背景も含めて根深いものがあるんだと思った。差別撤廃とか>>続きを読む

スノーデン(2016年製作の映画)

3.3

実話だったんだとびっくりした。映画にして大丈夫なんか?と思ってしまった。

監視社会である事にあんまり違和感を感じなくなってる自分にちょっと引いた。インターネット、スマホ、防犯カメラなどにがっつり見ら
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セッション(2014年製作の映画)

4.0

音と映像と演技に圧倒された。音楽の深淵に横たわるもの、その極限の先にあるものが描かれているような気がして思わず見入ってしまった。
ジャズとかまったく分からない私でも面白かったのでジャズ音楽が好きな人が
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.3

1に比べると内容がどんどん薄っぺらくなっているのは仕方ないのかな。途中ファイナルファンタジーのようなゲームをしている感覚になった。映像も丁寧に作っているし、アクションも2からさらにパワーアップしている>>続きを読む

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.3

サマーの言葉や行動に一喜一憂して振り回されるトムはちょっと気の毒な感じがしたけどジョセフ・ゴードン=レヴィットが軽やかに演じていてよかった。インセプションのイメージが強かったので前髪下ろす幼くなってこ>>続きを読む

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.5

アクションシーンがパワーアップ。ネオのスーパーマン化は微妙だった。ストーリーの斬新さに驚いた1がやっぱり好きだなとなったけど、これはこれで振り切った感じもあって楽しめます。

ブルックリン(2015年製作の映画)

3.8

故郷ってなんだろう?とか思いながら見た。恋愛をし始めてからのエイリシュのキラキラぶりがかわいらしかった。シアーシャ・ローナンがエイリシュの揺れ動く心の機微をうまく演じていて印象に残った。透き通るような>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.3

ピンクのホテルのポスターに惹かれて見始めた。映像がとてもよかった。色彩豊かで少しレトロな映像、建物、インテリアなどが砂糖菓子でできたような童話っぽい雰囲気もあり見ていて楽しかった。どのシーンを切り取っ>>続きを読む

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.5

すごく好きな映画だった。ドラマティックな話とかではないのだけど、クスッと笑ってしまうような瞬間が散りばめられていて見終わった後ちょっと元気になった。車を押しながら順番に飛び乗っていくシーンが好き。>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

4.2

個人的に大好きなシリーズ。楽しめる。20年前の映画だと思うと当時は革新的な映像だったんだろうなと思う。キアヌリーブスがとにかくかっこいい。

エージェントのスミスが「資源を食い尽くすまで繁殖する人類こ
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.5

何となく掴み所がない?ファンタジー?とか思いながら見ていたけど、少しずつウォルターの顔つきが変わっていく感じが良かった。社内に展示されているライフ誌の写真(本物なのかな)がかっこよくてそっちに釘付けに>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

おもしろかった。インターステラー、インセプションぽい雰囲気。宇宙船をあの形にしたセンス、映像も美しいので映画館で観るともっと良かっただろうなと思う。今まで疑問に思ったことのない言語、時間の概念について>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.5

コロナ禍の前に見るか後に見るかで全然違う映画に感じられそう。コロナ禍の感染症に対する知識が増えた状態で見ると非現実的な風にも見えるし、ウイルスよりも怖いのは人間というのはまさにそうだなと妙に納得できる>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.5

簡単にさっくり見れた。キャストが豪華で華やか。ケイト・ブランシェットのクールな雰囲気好き。強盗計画を実行するというデビーに相棒のルーがなぜやるのかと聞いたときの答えが「特技だから」と答えるシーンかっこ>>続きを読む

マーサの幸せレシピ(2001年製作の映画)

3.8

ドイツ映画。派手さはないのだけど静かに心に響いてきてみてる方も少し幸せな気持ちになれる映画だった。

映画の「食べる」シーンが個人的には大好きなのだけど、リナが厨房に座って足をブラブラさせながらマリオ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

ティモシーシャラメの演技に惹き込まれる。目線、表情、動作だけで内にある感情を表現していてすごい。魅力的だった。

エリオと両親との関係性もとても良かった。映像が美しかった。別荘や果樹園、街並み、川…風
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ルーム(2015年製作の映画)

3.8

脱出シーンが最大の山場でまあそこで終わりなのかなと予想しながら見ていたけれど、脱出後その先の世界を2人はどう生きていくのかというのが丁寧に描かれていてよかった。その後の世界で親子2人とにかく何でもやっ>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.5

タイトルに惹かれた。多様性の時代と言われるけれど厳しい現実を容赦なく突きつけられるような気がした。他人が他人の幸せを測ったり、価値観に一定の枠組み強いたり、個々のものさしみたいなのを大事にすることは難>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.0

日本にいると共感しにくい宗教の話なので内容的には少し難しい。ドキュメンタリーを見ているかのように演出抑えめで淡々と話が進むのがよかった。ジャーナリズムの役割は?と考えさせられる映画だった。

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.5

リアル。薬物に堕ちていく様子とその家族の苦悩がストレートに描かれている気がした。ティモシーシャラメの透明感と儚さと憂いと弱さと狂気すごい。カレンがニックを車で追いかけるシーンが印象に残ってる。

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

3.2

人種、マイノリティへの偏見、差別というテーマが重々しくなりすぎず、終始ノリノリで明るくハッピーな映画だった。ファッションかわいい。ジョン・トラヴォルタが出ているとは気づかなくてびっくりした。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.2

ミュージカル映画って苦手で避けてきたのだけどこれは見てよかった。すごくよかった。オープニングのカラフルな映像とポップな音楽にがっつり心掴まれた。わりと平凡な話なのだけどライアン・ゴズリングとエマ・スト>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.5

見終わったあとあったかい気持ちになれる映画だった。単純だけど一日一日大切に生きていこうと思った。レイチェル・マクアダムスが超キュート。笑顔が素敵な女優さん。ティムとお父さん2人のシーンが好き。会話や表>>続きを読む

ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.2

重たすぎずサクッと楽に見れる映画。聖人スピーチと最後の食卓のシーンは好き。大人子供関係なくその人の本質に触れてお互いがお互いを救い合えるというのは素敵だなと思った。長回しぽいエンドロールが何気によかっ>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.5

カナリヤを逃す仕草。人間を取り込んで自分を器と表現する気味悪さ。役所広司という役者の凄みを感じる映画だった。
法廷は予定調和、ルーティン、真実を明らかにする場所ではないというのが刺さる。是枝監督の光の
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

ノーラン監督の一筋縄ではいかない難解さは想定内。正直前半は眠くなってしまったけど後半から怒涛の伏線回収で一気に引き込まれる。時空を越えるというのは本当に神秘的で魅力的。近い未来を見ているようなリアルさ>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

4.0

後味の悪さみたいなものを感じる映画だったけどモーガンフリーマンに安心感があって救われた。人間の無関心こそが最大の罪なのかなと感じた。ザラッとした映像の質感、エンドロールのフォント、高圧線が交差する空。>>続きを読む