うどん二郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

緑の光線(1986年製作の映画)

4.5

すばらしいアマチュアリズムにみちた作品。会話劇の退屈させない演出をこれほどまでに打ち出せるのかと思った。色づかいや微妙に画面がゆるいところ、距離感、引用されるテクストと劇内での関係、どれもしっかりと組>>続きを読む

抜き射ち二挺拳銃(1952年製作の映画)

4.0

タイトにまとまっているが、倫理観どうなっているんだ。

三十九夜(1935年製作の映画)

4.8

すばらしいサスペンス。カメラの寄り引きのバランスも黄金比のよう。フレーミング、ライティング、カットのテンポ、どれも一級品。追われる男女にかすかなロマンスが生まれ、そこでのやりとりも品があったけれど女性>>続きを読む

マイアミ・バイス(2006年製作の映画)

4.0

遠距離からズームで撮影しているのかブレている部分が多く見られたが、カメラの寄り引きのバランスや移動などリズムがよく、画としての強さがあった。しかし無駄なセックスシーンや駆け引きで省略できたのではないか>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.5

因果律を破棄している部分がいくつかあったけれど、はたしてそれが134分というこの映画の長さにどれほどよい影響をもたらしているかわからない。一方で説明が長い部分もあった。画面も弛緩している。切り返しショ>>続きを読む

ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

4.5

チャップリンより洗練されているけど笑えるポイントは少なかった。