ぴんゆかさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ぴんゆか

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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

2.7

家族崩壊系。
といっても最初からその兆しと十分な土台あり。

欧州でもあまり見かけないような不自然なほどに派手で煌びやかな家の中が取ってつけただけの幸福を標榜。

気になってはいたものの、フィギュア選
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アンテベラム(2020年製作の映画)

2.8

批判と世相に歯向かう覚悟で書くと個人的には元々"us"、"getout"をはじめとしたジョーダン・ピール監督の映画の作りがあまり得意でなく、大いに息のかかったこの作品もどうだろうと思っていたのだが、こ>>続きを読む

FREAKS フリークス 能力者たち(2018年製作の映画)

3.4

音楽といい雰囲気といい、バックトゥザ・フューチャー始めとする80年代SFを見た時のような懐かしいのに新鮮な気分になれたのが良かった。
さすがはスピルバーグが認めた監督だけある。

題材としては何ら新し
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流浪の月(2022年製作の映画)

2.9

ポスターの広瀬すずが広瀬アリスすぎる。
全然似てなかったのに遺伝子恐るべし。

ずっと見たいと思っていてやっと見た。
ロリコンと少女、恋愛、家族という安直な言葉達では括りきれないものがあって考えさせら
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Curve(原題)(2016年製作の映画)

2.6

ショートフィルムの中でおすすめと出ていたので見た。
劇場版アリジゴク。奈落の底とはこういうことだなと。

正直抽象的かつ漠然としているので観客に全解釈委ね系。

個人的にはこの”血”は己のものだけでな
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飢えた侵略者(2017年製作の映画)

2.7

ゾンビ映画にはざっくり2種類あると思っていて、
1. ゾンビが元気でそのスリルと発生理由、そして逃げ延びる人間という構図を持つもの

2. とりあえずよく分からずゾンビが発生し、よく分からないまま混沌
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グレイマン(2022年製作の映画)

2.9

ライアンゴズリングとかいう、何を演じさせても
しっくり仕上げてくる俳優。
冷たさと可愛げが共存する魅力は今作で活躍。

正直意味もなくただ戦い、相手を打ち負かすだけの作品は好みでないが、今作は序盤の混
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.0

やっと見た。
覚悟してたけど想像以上に長くて途中でまだ?という気持ちにならなかったといえば嘘になる。

同性愛であるということをゴールにせず、
あくまで普遍的な恋愛模様として描かれているのが公開時の高
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ケース39(2009年製作の映画)

2.3

エスター見たことないけどこれはエスターすぎる。子役も似てるし。
かつ若かりしBradley Cooperの贅沢使い。

恐怖を克服すれば勝てるみたいな設定はITっぽさもあった。

怪力や天気を幻覚させ
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キリング・グラウンド(2016年製作の映画)

2.5

ただ腑が煮え繰り返る話。

どこかの国でこの手の罪人は極刑にせずとも
1人残らずパイプカットさせると聞いたが、至極真っ当。

激しい画面を用意しておきながら、
真のテーマは意識に差がありつつ誤魔化して
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スパイダーヘッド(2022年製作の映画)

3.0

大まかなシナリオは”OLD”、独裁サイコ経営者やらリゾート地の別荘風施設等々ディテールは
“Ex Machina”という感じ。

まあ治験者普通に管理サイドに入れたり、
精神不安定となっていそうな人間
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ウディ・アレンの愛と死(1975年製作の映画)

3.2

古い映画。と感じつつ友達に勧められて一緒に見た。

よくある欧米ドタバタ喜劇かーと思ったが、
底抜けの阿呆さの中に突如倫理的判断とは、神の存在とはとか、暇な大学生の贅沢な悩みとも、
悩める大人の普遍の
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カツベン!(2019年製作の映画)

3.4

たまには手放しで楽しめる映画を。
浅草キッドといい、最近かつての下町娯楽風情を垣間見れるような作品が多くて嬉しい。
なにより上映中、在りし日の活動写真小屋のように周囲の観客がどっと沸いたり、手を叩いた
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空白(2021年製作の映画)

4.1

また現代社会に鋭く切り込む、すごいものを見てしまった。

今作は果たして誰が悪いのかというところが入り口になり、話題にもなっているが、受け止められないショックから誰かが悪いと明確な仮想敵を作る思考、そ
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.6

前半怒涛の問題のせめぎ合いにつき、嫌悪感、怒り、不快感で本当に直視出来ない事が度々あった。それほどに人間の軽蔑すべき汚い面を否応なしに眼に焼きつけさせられた。

しかしながら、それらを感じる余裕なく考
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アローン・イン・ザ・ゼット(2016年製作の映画)

2.5

ゾンビ映画なのに戦闘シーンやドッキリシーンが少ないということで肩透かしをくらう人が多いよう。
個人的には厳しい毎日と悲しみが重なっていくだけの生活は実情に近いように思え、そんなに悪いものではなかった。
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

2.9

最近また増えてきた、80年代のノスタルジー感とともに子供達が"何か"に立ち向かう系。

遡ればStephen Kingの作品(Stand by me やit)などが源流かなとは思う。

とはいえ、技術
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フューリーズ 復讐の女神(2019年製作の映画)

2.8

邦題とポスターのダサさは通常営業なんで割愛。
とにかく描写が激しめ。グロどころじゃない、血の嵐。
あと13日の金曜日のジェイソン感が超強い。てかもうジェイソン。

ペアになってるとか色々ただのサバイバ
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ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~(2016年製作の映画)

2.5

マイク・フラナガン監督恒例、常連俳優が出てきてあーはいはいこの系列と気づいた。
(The haunting of Hillhouse、真夜中のミサ参照)

昔学校でこっくりさんがやたら流行って、最後に
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フェブラリィ 悪霊館/フェブラリィ -消えた少女の行方-(2015年製作の映画)

2.3

邦画とかにあるような静かなホラーが一番怖いと思っているんですが、これは静かかつローテンポでちょっと眠かったです。

今考えると今流行りの女優3人が主演という豪華なキャストだけれど、この時点ではわざと似
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Sweetheart(原題)(2019年製作の映画)

2.5

ブルーノマーズそっくり主人公が無人島でやたら手慣れた手つきで軽々サバイバル生活し、きな臭い仲間とサメ怪人と戦う話です。

とにかくロケ地が綺麗で設定忘れてとりあえずバカンス気分を味わうに尽きる。
一転
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グレタ GRETA(2018年製作の映画)

2.9

素性の知れない人間に易々と心を許すのはやめましょうという話。

話の筋とは関係ないけどハリウッドや芸能界にはもっと目鼻立ちが整っていたり、細かったり、目を見張るような造形の人が沢山いるのに、Chloë
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

2.6

ホラーというよりエログロ、ありとあらゆる不快感の描写を果てしなく追求したかのよう。とにかくR18。


時期的にコロナに着想を得たのかなと思うが
(医療用マスクが道端に散乱してたり、国家警報が出たり等
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

2.5

原作の自称狂信的信奉者なのでファンタビシリーズは邪道、絶対見ないと決めてたが、この3章が出たタイミングで友達に誘われてしまったので慌てて2日間で1、2章を詰め込み鑑賞からの気づいたら映画館一番乗りで駆>>続きを読む

ウィッチサマー(2019年製作の映画)

2.1

隣人がおかしい系。
ジャンルは違えど個人的にこの系統では邦画のクリーピーに勝るものにまだ出会えてないです。

評価では最近で一番怖いホラーと謳われているけど全然怖くない。
強いて言うなら記憶が変わるの
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バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

2.8

周りが見ると言ったので見たら意外と良かった。

ミラ版のような無双感は無く、原作ゲームのような何が出るかなドッキリゲーム。
まあミラ版は全部見たわけじゃ無く、ゲームに至ってはプレイしたことないですけど
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サスペクト 薄氷の狂気(2019年製作の映画)

3.1

お決まり、タイトルとポスターが見る気を全力で萎えさせてきますが、内容はなかなか悪くないサスペンス。

あとはちゃめちゃにキャストが豪華で、キャッスルの人がほぼ脇役で使われてたりとかする。
もはや知らな
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.1

“OLD”でもいい味を見せたThomasin McKenzie が主役に抜擢。
上作でも活きた、彼女の少女ともまだ大人ともつかない、もしくはどちらともいえる外観が今作もぴったり合っている。

田舎で祖
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ウィークエンド・アウェイ(2022年製作の映画)

2.6

友達に最後まで犯人が分からないよって勧められて見ました。
正直最初の数分で犯人が分かってしまうけど
被疑者が多すぎて楽しめた。

警察がひたすら極悪人みたいで怖いのと、
クロアチアの景色がひたすら綺麗
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エターナルズ(2021年製作の映画)

2.8

アクションもマーベルも普段一切見ない人間がなぜか見ました。映像が綺麗です。

暴走機関車な役なのにアンジーが妖艶過ぎて常に目で追ってしまった。まあ言ったらマレフィセント感。大物でもこういうの出るんです
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アルカディア(2017年製作の映画)

2.9

設定とか色々抜きにしてこれは兄弟愛の話として楽しむべき。

話は怪しいカルト宗教の村人だと思ってた人達は、運命に抗えず変わった生活をしてましたよという感じ。

よく見ると色々粗というか不明点はある。
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アンセイン ~狂気の真実~(2018年製作の映画)

3.4

開始10秒でどんな低画質って思ったらiPhone7で全編撮ったと知り納得。賛否両論あるそうだが、どこぞの知らない他人が常に監視しているという演出には良かったのでは。

中盤までただただ想像し得るバッド
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スペル(2020年製作の映画)

2.5

個人的に足に鋭利な物が刺さるのがこの世で1番地獄なので何回も抜き差しするの厳しすぎ阿鼻叫喚。

謎操り人形はタワテラのシリキーウトゥンドウ風でした。ちゃんと目も動くし。よくできました。

悪のドンの人
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ザ・サイレンス 闇のハンター(2019年製作の映画)

2.8

あーはいはいQuiet placeの贋作?と思ったらこちらの方が先だとか。

洞窟にあんな大量のクリーチャーがいることがまずありえないとしても他の人間に遭遇するという意味で嫌な緊張感はQuiet pl
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ザ・ビースト(2020年製作の映画)

2.7

そろそろB級の時期だなと思ったので見ました。

猛獣珍獣+札付きサイコ殺人犯が乗船という、最初から分かりやすくパーリナイな展開をネタバレしてくるスタンス。

ニコラスケイジがまさかこういう映画に出るわ
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渇きと偽り(2020年製作の映画)

2.9

皆大好き、ティーンエイジャーが事件に関与した秘密を共有し合う系。過去に禍根を残した主人公が辺境の故郷に帰ってくるのも最近多いですね。

とにもかくにもオセアニア大陸の広大な大地を引きで撮るとそれだけで
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