Shodaiさんの映画レビュー・感想・評価

Shodai

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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.8

お風呂の中を泳いだり陶器の中で馬車に乗ったり、街灯の小さな明かりを頼りに歩いたり自転車に5人乗りしたり…ウキウキするようなシーンは前作同様盛りだくさん。気になったのはパパのポジション。前作は伝統と格式>>続きを読む

バスキア、10代最後のとき(2017年製作の映画)

4.2

リアルの映像がたくさん(本人のライティング中のシーンも!)、友人や恋人の話もたくさん。活動を始めた10代後半にフォーカスを当ててるから、特に彼がどうやってシーンに出てきたのかについての空気感が伝わって>>続きを読む

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2018/2019「ラ・バヤデール」(2018年製作の映画)

4.0

1800年代のロシアで作られた(イメージされた)古代インドの世界観、またその表現がまずよかったですねえ。美しい衣装がそれに最も貢献していましたね。また2幕では古代インドの世界観から対照的に、プレーンな>>続きを読む

雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.9

今まで人生で見た映画のオールタイムベストに入る傑作でした。初めてをデカいスクリーンで見ることができて、「午前10時の映画祭」には感謝しかないです。移りゆく時代の中でユーモアを忘れず最高の毎日を送りたい>>続きを読む

メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

4.5

久しぶりに見ましたが、何度見ても最高の映画でした。伝統・規律・規則を大切にする10年代のロンドンで、いかに豊かに生きるのかということを家族が学ぶお話。バートが「何を言っているんだ。煙突掃除人は最高だよ>>続きを読む

私は、クロード・モネ(2017年製作の映画)

3.5

モネの残した膨大な手紙を参照に、彼の生涯の一面を描くアート・オン・スクリーンのシリーズ。パリと各地方都市を行き来しながら住む場所の光を捉えた作品を描くさまや、一方で翌日住む場所にも困るほど生活に困窮し>>続きを読む

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18 ロイヤル・オペラ「バーンスタイン・センテナリー」(2017年製作の映画)

4.3

最高でした。レナード・バーンスタインの生誕100年記念公演。3作構成のどれもがバーンスタインで、コンテンポラリーで、完全にタイプが違って、関わってる人全員天才かよ…と思いました。充実。今回も3600円>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.8

一言でいうと最高。いわゆるサイバーパンクとはまた若干異なる日本表現がまず面白い。物語はシンプルで世界観はオンリーワン、作り込みの精度は圧倒的という点で、芸大の卒業製作のようだけど、クオリティではそのま>>続きを読む

オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)

4.0

なんでかわからないけど最後に泣いてしまった映画。その感情が、感動なのかもわからない笑。クライム映画とか前衛映画でもないけど、いろいろとインモラル。芸術的な、ある種健全なインモラルな映画。アーティストは>>続きを読む

オラファー・エリアソン 視覚と知覚(2009年製作の映画)

4.0

世界的な現代美術家オラファー・エリアソンについてのドキュメンタリー・フィルム。世界中を飛び回る制作スタイルの中、合間に目的を決めて旅をしたり(氷河の穴の写真を撮りにアイスランドに行っていた)、スタジオ>>続きを読む

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18 ロイヤル・オペラ「不思議の国のアリス」(2017年製作の映画)

4.5

初めてバレエを鑑賞したけど、イメージしてた美しさよりも美の表現が多彩で、すごく楽しく見ることができた。映画としての構成では出演者やスタッフ、監督などのインタビューも合間に挟まってくるんだけど、これがま>>続きを読む

ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(2016年製作の映画)

4.0

2015春夏のレディース・コレクションから、オペラ座での2016秋冬メンズ・コレクションまでの1年ちょっとに密着したドキュメンタリー・フィルム。巨大資本によるチームにも参加せず、広告も出さず、アクセサ>>続きを読む

シャンハイ・ヌーン(2000年製作の映画)

3.5

ジャッキー×西部開拓時代のアメリカ。三つ編みとカウボーイの格好も似合う流石のジャッキー。相方の金髪碧眼おバカアメリカンもいいキャラ。その場にあるものをすべて利用して戦う、酔っ払う、高いところから落ちる>>続きを読む

ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償(2015年製作の映画)

4.0

ファストファッションの生産現場の悲惨な現状をレポートするドキュメンタリー映画。先進国では一次産業、二次産業の労働環境の整備のためにたくさんの闘いの歴史があり、トゥルーコストが実現しているのだろうけど、>>続きを読む

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

4.0

この映画を見たのはララランドを見たすぐ後で、ロサンゼルスを描く映画の表と裏という雰囲気で印象的だったことを思い出す。ララランドは鮮やかな朝焼けにロマンティックなグラデーション、夢、トラディッショナルジ>>続きを読む

昼下りの情事(1957年製作の映画)

4.6

相変わらずオードリーヘップバーンが可愛すぎる。ミスター・フラナガンは相当歳上で金持ちのアメリカンで、こんなキャラクターで感動するラブストーリーになるの?って今考えると思うけど、完璧なエンディング。パリ>>続きを読む

怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年製作の映画)

3.9

怪盗グルーシリーズが初めてだったので、設定を理解せず見た。予想以上にミニオンが出なくて驚いたけど、出るシーンはすべて可愛かったなあ。他にもめちゃくちゃな機能のある悪巧み用の車に乗って綺麗な街中を飛び回>>続きを読む

麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

5.0

最高でした。相変わらず、どの角度でどんな格好をしててもとにかく可愛いオードリーヘップバーン。ロングアイランドの雰囲気がいい。パリは料理教室とサブリナの部屋しか出てこないのに、とことんロマンチック。物語>>続きを読む

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

4.0

原作と世界観を共有したオリジナルストーリーといっていい。そう見ると、2時間で綺麗にまとめる分には良かったと思う。グラフィック技術もスゴかったけど、それ以上にアートディレクションが良かった。ストーリーを>>続きを読む

カンフー・ヨガ(2017年製作の映画)

3.8

ジャッキー、いくつになってもアクションコメディは健在。中国とインドの合作映画で、ドバイも舞台。ジャッキーと愉快な美男美女。何にも考えずに見られる映画。深みはほとんどないけど、そんなもんはええんや。イン>>続きを読む

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.6

録画してたテレビ放送を見ました。ピクサー映画は基本的に映画館で見るので、上映当時もあまり期待値は高くなかったのだと思います。この映画はピクサーの傑作映画の持つ総合評価で隙のない高得点+エモーショナルさ>>続きを読む

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

4.0

ウディアレンの描く30年代のロマンチックなロサンゼルスとニューヨーク。相変わらずロマンチックの中にシニカルな演出が入ってて憎い。ロサンゼルス、ニューヨーク、それぞれの都市の光と影を描いた映画はたくさん>>続きを読む

メットガラ ドレスをまとった美術館(2016年製作の映画)

5.0

アート、建築、ファッションが好きな自分にとって、本当に素晴らしいと感じる映画でした。メトロポリタン美術館ファッション部門の立役者2人、アンドリューボルトンとアナウィンターを中心に、2015年に開催され>>続きを読む