あさんの映画レビュー・感想・評価

あ

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

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面白い!
解雇された後の机を持っていかれるカットとか、なくても物語の進行に一切問題ないのにわざわざ入れてくるセンスがたまらない。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

水は低い方へ流れる

一見、歩み寄っているように見えた高橋の動機も「今の仕事を投げ出したい」であって、説明会で焚き火について言及していた女性の「ここにストレスを捨てに来てる」という意見とほとんど違いが
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天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

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演技にまつわる想像と信頼の話なのかなと思いました。
実際には見えていないのに想像力を働かせるとそこに信頼をおける何か。虚構が現実に働きかける本作の憑依が、映画における演技の構造に重なっている、とか思い
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異人たち(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

カミングアウトのシーンが怖い。
当時は打ち明けられなかったし受け入れてもらえなかったかもしれないけど、もしその日々が続いていたらそうではなかったかもしれない。そして、孤独を感じることも無かったし誰かの
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

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移民二世とマジョリティのロマンス。
恐らく非常にパーソナルな体験がベースにある物語なんじゃないかなと思う。ピクサーは監督の個人的な要素をすごく大切にしていてそれを大作にしてしまうからすごい。ウェイド宅
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

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『異人たち』予習
思っていた話とだいぶ違ったし、この物語をアンドリュー・ヘイがどうリメイクするのか全く想像がつかない。楽しみ。
特撮パートがしっかりしていて面白かった。
とある幽霊達の退場シーン、うっ
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さざなみ(2015年製作の映画)

4.3

ラストがひたすら苦しい
そしてラストまでの不信を積み重ねる描写が巧い

悲しみは空の彼方に(1959年製作の映画)

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男女の恋愛が外的な要因によって隔てられるメロドラマのフォーマットを、扶養者の自己実現と人種差別を扱って家族愛を主軸に再構築したような作品だった。何なら、メインで描かれそうな恋愛の要素が本作では主人公に>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

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ケレン味で溢れている割には、猛獣を利用するビーム自身も完全に従えてるわけじゃなくイギリス人同様に襲われながら戦うみたいな絶妙なバランス感覚があって良かった。
象徴となる水と炎の使い方も丁寧ですごく慎重
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現金に手を出すな(1954年製作の映画)

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流れるような平手打ちのコンボがあまりにもテンポが良くて笑っちゃった
無駄のない語り口が素晴らしい
ブレッソンとはまた違う洗練された映画スタイル
パジャマ貸してあげてベッドを譲り合うおじさん達の良さ

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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暗い夜だから見えてくるもの

自転車に乗ってトートバッグを返し、買ったお菓子を配るところずっと泣いてた。
良い映画だ

ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016年製作の映画)

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めちゃくちゃ面白かったー、特にリリー・グラッドストーンのエピソード。
馬に乗ってダイナーを送迎するシーンの美しさ。人工物の中にいるのに彼女が普段生活している自然の世界を相手に共有しているかのようで美し
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長屋紳士録 4Kデジタル修復版(1947年製作の映画)

4.5

茅ヶ崎の砂浜で追いかけるシーン素晴らしく良かった。追いついて同じ画角に収まるところが引きの画なのもすごく良い。全体的にかなりコミカルな作品で、東京に戻ってきて親が見つけられたか?の流れで後から子供がフ>>続きを読む

父ありき 4Kデジタル修復版(1942年製作の映画)

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「あぁ、よく鶯が鳴く」

物語冒頭の修学旅行に行き生徒が亡くなってしまうところまでの省略が大胆ですごい。教室→集合写真とか、集まる生徒→転覆してるボートとか。
小遣いを渡す立場が逆転するところで改めて
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