ssddさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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精神(2008年製作の映画)

4.4

健常者の向こう側、きっとそんな表現も出来るし分け隔てるものはないとも言える。偏見がないと思っていたけど先生の話を聞くと自分にも確かにあったのだと思った。苦しみ抜いて何かに縋って生きる人たちが居ることを>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.4

さすがジョーダンピール監督。悍ましい程に釘付けになった。不穏な展開は終始で、緊張と緩和の入り混じった2時間だった。草のくだりはアスなのかなとか、もしかしてエヴァ意識してるのかな?とかもう最近の映画では>>続きを読む

マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

4.5

人が一つの事に向かって、この映画でいうと辞典をつくることだけども実に美しかった。序破急が貫徹され素晴らしい作品に仕上がってるし、激動の時代だったということをまざまざと見せつけられた衝撃はかなり大きい

アンテベラム(2020年製作の映画)

4.2

黒人差別映画の解体新書・・・。いやこれはただの悪夢かもしれないしフィクションの中では現実という少々ややこしい映画。認識の錯誤感がなんとも不可思議で面白かった。パラドックスを十分感じられる仕上がりだと思>>続きを読む

アザーズ(2001年製作の映画)

3.9

雰囲気は抜群のゴシックホラー。かなりいい線は言ってたけど中弛みな印象は拭い切れなかったな。どうしてもシックスセンスと比べてしまう自分が居て、シックスセンス程の驚きを感じなかったしああそうなんだくらいの>>続きを読む

BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

3.1

マジで設定から破綻していて好きじゃなかったな。全部観れなかった。普通の女子高生がキルスキルなんてないんだよなっていうのがずっと頭から離れなくてそれが明かされることなく50分経過・・・ヘラクレスみたいな>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.4

壮年男性版スタンドバイミーみたいな何処となく不穏な気配がするけどワクワクとドキドキが止まらないような作品。マッツミケルセンの素朴に見えるがただの高校教職じゃない存在感がすごい。この物語の展開から結末ま>>続きを読む

ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

4.3

1ミリだけの牧歌的な雰囲気は際限のない不穏な暗さと邪悪な展開に掻き消されて影を潜めてしまう。闇の褥を体現したかの様な映画。来ないだろうという所で〝来る〟のでかなりビックリした。いい意味で裏切られる映画>>続きを読む

ヒッチャー(2007年製作の映画)

3.3

ショーンビーンの卓越した演技が観れる映画だが、B級の域を出ないカースリラー。設定は申し分ないのだがアホ過ぎる登場人物に疑問符が尽きない所か泉の様に湧いてでてしまう。リブート作品だろうけどリブートする意>>続きを読む

12人のイカれたワークショップ(2021年製作の映画)

3.6

全てを壊そうとする制作陣、俳優陣の熱量が凄い映画だった。序破急ではない、破破急くらいの映画。賽の河原で積み石を作っては壊され、というのを生で見た様ななんとも言えぬ途方も無さが脳神経を伝わってくるかの様>>続きを読む

これがシノギや!(1994年製作の映画)

3.9

筧利夫のヘタレ演技が光る極道モノ。もう少し酒乱エピソードがあれば熱かったが、でも素材そのままも楽しめる作品だった。纏まりがある脚本でかなり観やすいと思った。時代を感じるがコレは90年代を楽しめる作品

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.2

不器用な感情のナイフが青春の壁に当たって乱反射するかのようなほろ苦く甘酸っぱい物語だった。素晴らしい環境と家族に囲まれて物語は進行していき、ラストに向けて収束する起承転結、序破急が心に刺さった美しい映>>続きを読む

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.0

なんと悲しくも友情ある物語なのか。ヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールの演技が素朴というか純朴ながらも心に訴えかけてくる。そして結末が悲しすぎる。哀愁、その言葉が似合う煙草みたいな映画だった

ぶあいそうな手紙(2019年製作の映画)

3.5

しばしば不穏であり少し退屈な展開で心の起伏がかなり激しい映画だった。もっとビアとの心を近付けるエピソードがあればこの作品に対する感想と評価は変わっていたんじゃないかと思う。かなり惜しい作品ではあった

スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

4.1

20年来のパートナーが認知症になってしまうがそれでも強く生きようとする愛と友情の物語。面白いジョークや友人たちのおかげでテンポよく見れた。超新星爆発とはいかないまでも確かに強く輝く星のような映画だった>>続きを読む

ザ・セル(2000年製作の映画)

4.0

連続殺人犯の夢の中に飛び込むという異色な近未来サイコサスペンス。その夢はかなり独特であり現実と夢が混在していて見ていて面白かった。ラストシーンはセブン並の緊張感があったと思う。パプリカみたいで面白かっ>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

4.2

グリコ森永事件を題材にしたフィクションでよくできていた。戦後最大であり初の劇場型犯罪をバックボーンにしているのはかなり面白かった。安保闘争、学生闘争など昭和で起こったことなども背景にしていてかなり観や>>続きを読む

グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.1

えっと妻がまず戦犯じゃないですか?車で待ってればよかったのに。最大瞬間風速はミストレヴェルで胸糞悪いです。まぁそれを打ち消すくらいにおじいちゃんがかっこいいし胸が熱くなった。ツッコミどころ満載で吸引力>>続きを読む

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.5

古典的な驚かしが目立つしご都合主義っぽく感じてしまった・・・。設定はかなり面白いのにな。続編だというのにそこまで謎は明かされない。予想ができてしまうくらいには単調な展開。残念の極みでした

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.8

フランス映画エールのリメイク版。本家も観やすいがこちらのがもっと観やすい印象。所々変わっていて、余白があまりなくスッと観れたのはハリウッド効果なのかもしれない。面白かったし、英語というのも絶妙に味変要>>続きを読む

ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

4.2

周囲を取り巻く複雑すぎる家庭環境と重苦しい雰囲気が大半を埋め尽くすかなり精神的に来る作品だった。絶望に絶望を重ねて解放されるカタルシスは更に重苦しい重力があって、かなり評価が分かれそうな作品だった。悲>>続きを読む

靴ひも(2018年製作の映画)

4.6

純朴で純粋なイノセンスを感じられる映画。母の死をきっかけに疎遠だった父と息子が一緒に暮らすという物語。疎遠だった故にぎこちない関係だったが、次第に距離が縮まっていく様が心温まる。悲しいが元気ももらえる>>続きを読む

still dark(2019年製作の映画)

5.0

盲目の青年が料理人を目指すお話。登場人物が少ないがなんてことはない店長とケンタ、そして主人公で見事に完結している。特にケンタは多分天使か何かの生まれ変わりだと思いたくなるほど所謂“超いいやつ”。見事な>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

5.0

ベネディクト・カンバーバッチの演技に思わず見惚れてしまった。怪演といっていいかもしれない。米ソのキューバ危機を背景にごく普通のセールスマンがリアルジェームズ・ボンドするなんてホント映画みたいな話だった>>続きを読む

エール!(2014年製作の映画)

5.0

家族という普遍のテーマであったのだけれど所々ウルッとくるし、メッセージ性のある歌が心に響いた映画。主人公以外の家族が聾唖というのも他に類を見ない映画だったのは確かだし声は聞こえなくてもバイタリティはす>>続きを読む

レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)

2.6

んーこれはかなり好みが分かれる映画かもしれない。というか個人的にはあまり刺さらなかった。設定はかなりいいと思うんだけどヘレディタリークラスのホラーではないしモダン・ホラーではあるけど“それだけ”なんだ>>続きを読む

神々の山嶺(2021年製作の映画)

5.0

本棚、街の造形、雰囲気、山の描写、どれをとっても最高。昭和レトロって感じダ。センスが良すぎる。スリリングな自然との命のやり取り、近代邦画アニメの傑作かも知れない。手に汗握るこの冒険ミステリーは丁寧に描>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.4

代わる代わるに出てくる登場人物と話が変わったりループする認知症の怖さ、アンソニー・ホプキンスの滲み出るある種の狂気が一体となり一体何が真実かわからなくなる。登場人物が記憶や感情だとすると切口も変わって>>続きを読む

ザ・マミー(2017年製作の映画)

3.3

ギレルモ・デル・トロのパンズラビリンスを彷彿とさせるダークファンタジー映画。麻薬戦争以来死と隣り合わせの環境で逞しく生きるストリートチルドレンの強さと、不気味で悍ましいホラーが混在していて独特の世界観>>続きを読む

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

4.0

本家のリブート版。マジで1ミリも笑えない笑いのセンス以外は及第点くらい。カッコ良さとかガジェットの豊富さはかなり刺さるモノがあった。本家ファンなら思わずニヤニヤしてしまうシーンもあるのでファンサは手厚>>続きを読む

女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.5

性的倒錯を題材にしたいい映画だと思う。だが観やすい分なんだか肉付きがあまり良くない印象。きっと田中圭の清潔感溢れる印象と演技によるものが大きい。なんだかもっとキツイのが欲しかったかな悪の教典くらい。佳>>続きを読む

フォーエバー・パージ(2021年製作の映画)

3.3

なんだろう古典的なびっくり系になってしまうとは思わなかったし、そうなってほしくなかった作品なんだけど胸中複雑でかなりショック。でもそこまで期待していなかった自分もいるのも確かではある。なんだか単調でう>>続きを読む

イメージの本(2018年製作の映画)

4.5

自壊を促すほどの暴力的な想像と圧倒的な事実を目の前に突き付けられる衝撃。絢爛豪華な暴力の詰め合わせという言葉が相応しいかも知れない。芸術という名を借りれば果てぬ欲望も暴力も昇華する。名言集を映像化した>>続きを読む

ピザ!(2014年製作の映画)

4.5

スラム街に暮らす兄弟がピザを食べる為に努力してる姿が涙ぐましい映画。風刺であり、だけど序盤は底抜けに明るい展開が多く見ていて楽しい気分になる程だった。兄弟が初めて食べるピザの味は、、、。が気になる映画>>続きを読む

ベイブ(1995年製作の映画)

4.5

今観ても色褪せないアニマルムービーの傑作。ストーリーがしっかりしてるし何より感情移入してしまう。ラストの牧羊犬大会はカタルシスの解放感が凄い。凡庸と言えば起伏の少ないストーリーではあるが紆余曲折がちゃ>>続きを読む

エイリアン/ディレクターズ・カット(1979年製作の映画)

5.0

SFホラーのまさに金字塔。コレぞSFホラーだよなぁって心の臓から思う。宇宙船の造形、内部、細部までカッコいい。アンドロイドの暴走とかも科学的でとてもイイ。なんて傑作映画なんだろうか。エイリアンの造形も>>続きを読む