ルアサ2さんの映画レビュー・感想・評価

ルアサ2

ルアサ2

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運命じゃない人(2004年製作の映画)

4.3

ある場面を何度も繰り返して、それぞれの登場人物のそのときの状況や心情をカメラの角度を変えて映し出している。よく練られた構成で表現しているので、何度も同じ映像が出てもくどいと思わせない飽きのこない不思議>>続きを読む

ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

4.4

『RRR』が日本で公開してからだいぶ時間が経ったけれども、まだ続いているよう。インド映画の熱風が日本に吹き続ければ良いと思っていて、ふと日本にインド映画ブームを巻き起こした作品と言われているこの作品を>>続きを読む

幕末太陽傳(1957年製作の映画)

4.9

グランドホテル形式の作品の中でもお気に入りの1作品。昔、品川にも遊郭あったんだあ。生活の様子も割と丁寧に描かれているし、たっぷりコメディでたくさん笑わせてもらった。

男はつらいよ 知床慕情(1987年製作の映画)

4.5

寅さんの中でもダントツで面白いと思った。
特に医者と揉めちゃうシーンが寅さんらしさが出ていて思わず笑った。他の作品を観たときよりも寅さんの魅力を感じることができた。

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.8

穏やな癒しを残しつつ、生きることの辛さを濃くに織り交ぜた荻上監督の新しい作風を観ることができた。簡潔に云えば社会派寄りになった。内容は暗いけれども、豊かな自然を写すなどの工夫をしてのびのびとしたところ>>続きを読む

私は貝になりたい(1959年製作の映画)

4.4

終戦後も続く戦争。心に迫る苦しさ、希望と絶望を感じた。
無駄のない素晴らしい構成、1人の男の人生を客観的に追いかけて戦争というものこの作品でも考えさせられた。

2008年のリメイク版が公開されたとき
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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

2.8

衣装や王宮の中の舞台芸術は美しく、煌びやかで華やかな世界が目の前に広がって楽しめたが…、一番思ったことは、ジャンヌがそれほど魅力を感じなかったこと。王がそんなに魅了される理由がわからない。
そして、話
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.1

数年前に観た時はアキ監督作とは知らなかったけれど、今回はちゃんと誰かを知ってて観賞。2つの境界線が徐々に1つになっていく他の同監督作品には見られない構成。余計な説明がなく簡潔に話が進んでいくのは他と一>>続きを読む

Valimo(2007年製作の映画)

3.6

疲れた身体を癒すのは別世界の映画体験だなあ

ロッキーVI(1986年製作の映画)

3.1

マッティ・ペロンパーが出て来て笑った。
真剣そうな顔するのが上手だから。

ジャニス リトル・ガール・ブルー(2015年製作の映画)

4.5

ジャニスの音楽を何年も聴いてきたのに、どうして今まで観なかったんだろう。彼女のやさしさをより知って、ますます魅力的になった。

ディケンズのニコラス・ニックルビー(2002年製作の映画)

4.1

配信が終わっちゃうので視聴。俳優は豪華で未公開なのが意外...。作中の話でも出てくるけどシェイクスピアのような古典作品の印象を受けた。やっぱり作者は「クリスマスキャロル」や「二都物語」などで知られるデ>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

4.0

この作品の素晴らしいのは構成と時代背景の描写にあると思う。銀幕の大御所女優・千代子の経歴を追っかけるドキュメンタリー風作品。アニメならではの表現を存分に生かしているところも好感が持てる。テンポよくサク>>続きを読む

バケモノの子(2015年製作の映画)

3.8

九太と熊鉄の師弟には見えないやりとりも楽しいし、共に成長していく親子のような2人っていう関係性も良いなって思った。熊鉄の不器用さや表情の豊かさに笑えた。

『バケモノの子』と『竜とそばかすの姫』はラス
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.1

家庭内の暴力や学校でも馴染めない影のように暗い世界を生きる少女が親戚の夫婦に預けられて、太陽の下で徐々に心を開き、のびのびと成長していく様子が丁寧に描かれている。
主人公のコットが生き生きとなっていく
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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.6

サンセバスチャン映画祭の様子がどのように描かれるんだろうと気になって観賞。映画に対するオマージュから主人公の夢がウディ監督の映画への愛を込めた感じ。様々な作家や芸術家に影響を受けてきたこともよくわかる>>続きを読む

劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス(2014年製作の映画)

3.7

公開当時、この作品を観た時は子どもでコヤスキンの出番の少なさにかなりムッとした記憶があるが、今回見返してもちょっと出番少ないなんて思った。こんな超個人的な感想は置いといて、色使いが風景とマッチしていて>>続きを読む

劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション(2010年製作の映画)

4.8

パペットにすることでより原作のイメージに近い映像になっており、ムーミンファンとしてはすごい楽しめた。パペットって怖いイメージがあったけど、そういうこともなく。映像はアニメとちがってシュールだったけれど>>続きを読む

王様になれ(2019年製作の映画)

3.9

the pillowsラーメン屋で働くカメラマン志望の主人公の恋愛物語。pillows 30周年記念作品でもあってファンにとっては自分の姿を当てはめられるようになっていると思う。
ストーリーもリアルで
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.9

エメラルドの海が透き通っていて美しい。これ観ると南国に行きたくなっちゃう爽やかな作品。

プリンセスストーリーあるあるの現状からの脱出に加え、心情を豊かに表現する音楽がストーリーの全体を支えている。
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.8

あんまりホラー映画観ないんだけども...と言いつつ最近観る回数が増えている気がする。

人工知能が人格を持ち、子どもの心を操りながら支配していくのはスリルがあったし、役割を果たす忠実さが恐怖へと変わっ
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ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)

4.1

設定に夢がある。こんな夜の博物館あれば行ってみたいって思う。
夜に静かな博物館で本物そっくりのレプリカ像が横にいるとゾワゾワっとして怖いと思う。けどこの主人公、夜警の仕事就いてすぐ寝ちゃうから肝座って
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ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

4.4

トーキングヘッズは半年くらい前からハマっててこのタイミングでレストア版公開が嬉しかった。
ますます好きになったし、他には類を見ないライブを楽しめた。
試写会に来てみたんだけどライブ映像なのに一緒に楽し
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

こないだ第1作目を観たので流れで2作目を。
今回は2回目だけれども死んだと思ってたハリーが生きていたことががやっぱり嬉しかった。
けれども記憶喪失なので戦いの時に何をしでかすかわからない。ハリーの発言
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

公開されることを知って予習で『トップガン』観てからこの作品を観たんだけれどドキドキの楽しさはそのままだった。主人公が観客と同じく歳月を重ねてパイロットの訓練生から教官になってカムバックしてきたので、リ>>続きを読む

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

4.3

これ監督誰だろ…、山崎監督?と思ったら、ビンゴでした。『ゴジラ-1.0』と同じくノスタルジーの要素を感じさせる作品。主役の夫婦の関係性や会話のやりとりも凸凹で面白かった。鎌倉の江ノ電の線路から黄泉の国>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

4.5

前に観て面白くてまた観たらやっぱり楽しかった。
紳士でかつ強いかっこいいキングスマンが素敵。コリン・ファースがいる時点でもう最高。
キャラが個性的でアクションシーンは目が離せない。血飛沫がぶしゃーと出
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

5.0

今まで原作を読んでいなかったことを悔やむくらいとても良いストーリー!
最高点つけちゃいました。

とっても感動した。トモエ學園も素敵な学校で
校長先生のセリフが心に響いた。
子どものとき、こういう大人
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

4.6

心に沁みる感動作だった。一緒に観賞していた人たちのすすり泣きが聞こえてきた。

主人公がタイムスリップしてすぐに1945年の戦中の環境に順応しているように見えたり、もう少し戦中のことについて詳しく描い
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パンダコパンダ 雨ふりサーカス(1973年製作の映画)

4.3

ミミちゃんたちの家に侵入したサーカス団の人々の表情が超怖がってて面白い。また、コパンダのパンのカレーが無かったりタオルが汚れていたりするシーンを観てたら絵本を読んでいるみたいな気分になった。昔から何度>>続きを読む

パンダコパンダ(1972年製作の映画)

4.0

やっぱりオープニングが良い!パンダコパンダコパンダ~って頭の中でめぐって思わず口ずさみたくなる。幼い頃から何度か観ている作品で、いつも観ていて楽しいんだけども、今回はミミちゃんが一人暮らしして家事して>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.1

2年前くらいに原作読んだので公開を楽しみにしていた。脚本が乃木亜紀子なので『図書館戦争』などのように原作をうまく広げてくれるだろうと思っていたその通りだった。原作の面白いところを活かしていた。音叉とか>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.1

途中で観るのを止めちゃうくらい、辛かった。けどぐいぐい話に引き込まれた。現実と虚構が交じりに交じって分けわからないホラー感に怖くて衝撃で心が震える。恐怖に襲われたけど、アニメでしかできない表現をした他>>続きを読む

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.5

映画観始めたころにこの作品に出会い、かなり面白かったので、また観たくなった。今観ても笑えたし、歳を重ねたせいか、親の子に対する気持ちや命の重みを全体を通して感じた。

主役3人のバランスがとっても良く
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

4.4

お酒を続けてどんどん飲む人は見たことあるけど、コーヒーを同じペースでガンガン飲むのは見たことなかったので、笑ってしまった。笑いを狙っているわけでもはなく、その人物の特徴をうまく生かしているのが面白かっ>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

4.7

『PERFECT DAYS』のヴィム監督が小津安二郎をリスペクトして製作した『東京画』(1983)を観て登場したシーンから、ふと観たくなった。

前に観たのが学生のときで、そのときとは違う感覚を持った
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