RuiHosonoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

RuiHosono

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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

4.0

だーすーの映画は必ず映画館で見ることにしています。

ダラダラと泣いてしまった。
妹、トシの優しさや、父の子供を思う気持ちや、母親の一歩下がった芯の強さや、意外に宮沢賢治がダメ坊々だったことが、シリア
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ガール・ピクチャー(2022年製作の映画)

3.0

とっくに過ぎ去ったティーン時代を憂いながら羨ましさと憧れで見続けるジャンルの映画。

『こんな青春を過ごしてみたかった』と永遠に後悔と不完全燃焼だった高校時代を重ね合わせながら、私はガールズ青春映画を
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.0

不幸ではないが、完璧に幸せでもない。人生になにか足りなく、虚しさを感じている人がささやかな幸せ探しをする映画。

共産主義国家が色濃く残るロシアの鉄道には乗りたくないなぁと震えながら強く思った。シャワ
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

4.0

絶望ノワールと閉塞感に酔いしれた。
横浜流星のカメレオン表情と、希望のない暗い眼差しが語る語る。
最後のシーンの表情。唸!

藤井さん映画ではこの作品が暫定一位になりました。情熱燻る低い温度で、芯太く
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.5

見終わった後、今いる日常に戻ってくるまでのダウナー感がハンパなく、永遠に感じる。

結局のところ、歪んだ神様の捉え方をした男がそれを正義だと思い込み16人もの女性を絞殺した殺人事件。
しかし、背景には
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ロストケア(2023年製作の映画)

3.0

重い。思っている以上に重い映画だった。

極悪非道の42人殺しの犯人を演じるマツケンが劇中、いかにヤバいのかが見られる映画かと思いきや、至って普通な青年で(多分ここのラインがズレているから殺人犯なのだ
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死体の人(2022年製作の映画)

4.0

このくらいの規模の映画が一番好き。
一番『映画を見ている』没入感が得られる。

奥野瑛太氏、こういう役が良いよ。最高だよ。ヤクザとかオラってる役よりも絶対こっちだよ。
ようやく『普段はこういう人なんだ
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

仮面ライダーを全く知らないが、池松くんが演じているので鑑賞。

しっかりばっちり昭和感を残しつつ『シン』を付けた現代版仮面ライダー映画が出来上がっていた。知らないうちに、仮面ライダーの世界にがっつり引
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雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

4.5

幼い頃は自分を取り巻く世界は狭いが、その時間は永遠の宝物。

小学生達の家庭環境は凄まじくロックだが、それぞれ順応しながら、まともな考えを持って小学校に通って日々を過ごしているのが奇跡で美しい。

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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.0

9.11とニューヨークものは見るようにしているので鑑賞。
重いテーマを淡々と史実に基づいてストーリーを進めていく感じは好印象。

被害者の命に値段をつける仕事はさぞかし大変だろうなぁと気が重く、暗い気
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

時空をも巻き込んだ壮大なる親子喧嘩映画。

『アジアンアメリカンがやったぞ!!』
と言うお三方の、涙と怒りと歓喜の受賞者インタビューを見てから映画を見に行ったので、心迫るものがあった。

特に良かった
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.0

人を食べながら生き延びなければいけない設定に興味を持って見に行ったが、結論は中々最後まで入り込めなかった感が残る後味の悪い映画だった。

バンパイアの方がまだわかるかなーと言った感じ。

最後の落とし
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.0

鈴木亮平の凄さが!!
を見に行きたくて見ました。
『虎狼の血2』からのゲイ演技。バランスが素晴らしかったです。
生きづらさや、好きになった人たちが全部死んでしまう悲しみが切なかった。

お金は持ってい
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.5

久しぶりに映画の本質を見たと言う感じ。感動した。
光を色鮮やかに繊細に追い、掴み取り心を重ねる。
時間はゆっくりとながれ、人間の心を映し出す。

情報が少なくても情熱があればなんでも超えてゆける。好き
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

2023年、一発目は景気良く超大作インド映画スタートで。
まさにエンターテイメントスペクタクル。全人類がこの映画を見て感動!もはやありとあらゆるちっぽけな煩悩を捨て、自分の信じた道を突き進めばそれは正
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Never Goin' Back ネバー・ゴーイン・バック(2018年製作の映画)

5.0

アメリカのティーンエイジャーの理想と現実と。
アメリカのノリと影と光と。
アメリカ生活していたあの頃のパーティガール友達のことを鑑賞している間ずっと思い出していた。

字幕が凄く野暮ったくて、ほぼ無視
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

まさかのリョータが主役でバックグラウンドがあんなだったとは思わなかった。

映画鑑賞最中、当時高校生だった時の記憶が蘇ってきて懐かしく思った。
湘南エリアに住んでいた私は、リアルタイムで湘北高校と丸か
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.0

うかつにも前半寝てしまう。
気がついたら話は進んでいて、シェフが暴走していた。
あの場所に集まった客へ復讐するために、あんなサイコで振り切ってしまったシェフ。その理由と過程を見逃したのか、初めから描か
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窓辺にて(2022年製作の映画)

2.0

今泉力哉のダラダラとした間延び感MAXの作品だったのでは。小説を読んでいるような感覚を映画に落とし込みたかったのは理解できたが。。。

クズ男の限界を感じ、途中退席したくなるもグッと堪え、最後までなん
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ある男(2022年製作の映画)

3.0

思っていたよりも難しい映画だった。
とくに、久保田くんが何回も自分の名前を変えるところがいまいちわからなかった。

窪田くんの何考えているかわからない怖さを熱演していたし、俳優陣がみんな上手かった。
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

とにかくダイジンが可愛い。
いやー、かわいすぎて。(声!)

おばさんの本心はすごく理解出来て心に刺さったな。

今回は地震を取り上げた作品。
新海誠の作品は正直、初見ではあまりピンと来ないが、噛み砕
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.5

映画のストーリーはいまひとつだが、作品の疾走感と高揚感がとても素晴らしかった。音楽も良かった。

水墨画のグラフィカルな扱いがオシャレだったし、横浜流星が水墨画を描くシーンで、大きな筆を持ち、歌舞く最
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All the Streets Are Silent:ニューヨーク(1987-1997)ヒップホップとスケートボードの融合(2021年製作の映画)

3.0

発足当時はとても小さかったスケボーコミュニティZOOYORK、Supremeがマンモスブランドへとのしあがった過程を、ヒップホップ風に綴ったニューヨーク・ドキュメンタリー。

これを観て、ニューヨーク
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.5

原作の漫画購読済み。
再現度がものすごく高くて良かった。
バスの中で会った女子学生の伏線回収も上手くできてたし、漫画でわかりにくかった表現は映画で払拭された感じ。

是非映画と漫画両方をおすすめする。
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.5

エンターテイメント!これが映画だ!!
今回は北村一樹の回。

オリジナルキャストも揃って、ガリレオ映画文句なし。柴咲コウは相変わらず美しかった。

百花(2022年製作の映画)

3.5

だーすー、素晴らしい。
どんな役も衣装も自分の漫画ものにしてしまう。

なくなっていく寂しさと向き合っていかなければいけない未来。

最後のだーすーアップシーンは『アップ過ぎやしないか?だーすーに頼り
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天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

3.5

1995年の作品、未だ色褪せず。

王家衛の映画は意味がイマイチよくわからないし、話の内容も意味不明なことが多いが、何故か見終わった後『これこそ映画じゃん』と納得して余韻にどっぷり浸かれる。天使の涙の
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グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

3.0

特にテーマがなく、メッセージ性もないひたすら殺しまくる映画だった。
一度人道を外れるとその時にやらかした非道な事柄は、必ず自分に帰ってくるということだけか。

西島秀俊と大森南朋と工藤工がカッコいいに
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裸足で鳴らしてみせろ(2021年製作の映画)

4.0

荒削りで、内容盛りだくさんな脚本。
もう少しいらない要素を削っても良いな、とツッコミどころ満載のお話だったが、伝えたいことがわかる若者の映画だった。

万人層にはウケないが、確実に20歳世代には響くの
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時代革命(2021年製作の映画)

4.0

重い。
今まで香港の中共からの独立を描いたドキュメンタリーの中で一番重いドキュメンタリー映画だった。

香港人が立ち上がり、中共の理不尽な支配からの独立は叶うのだろうか。60年代の日本の学生運動はまさ
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コンビニエンス・ストーリー(2022年製作の映画)

3.0

成田凌の映画は全部映画館でみる義務遂行。

これ、逃亡医Fの頃と同時期に撮ってました?という匂いがした成田凌。

疲れていたのか、成田凌の声の心地良かったのか。途中でうとうと眠ってしまう失態。
車がコ
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.5

『今まで本当にありがとうございました。
スタッフのみなさんお疲れ様でした!』映画。

通常映画は、メインの俳優陣にしか見えないものだか、映画キャラクターを演じる俳優陣を食ってしまうほど、スタッフ陣の汗
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

4.0

長回し一本取り映画の金字塔。
日常はこうして、カットシーンなどなく繋がっているのだ。
レストランで働いている従業員それぞれに、個人的事情と人生があって、『みんなそれぞれ、それで良い』というテーマがすご
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Blue Island 憂鬱之島(2022年製作の映画)

4.0

香港が中国返還されてから、香港映画は中国からの独立と、民主主義を切望し中共にあがらうドキュメンタリー映画が主になってしまった。

激動の香港(現在進行形)を知る上でのおすすめ作品。自由獲得のために戦う
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.5

絶望しかない映画。
こんな未来に日本が本当になりませんように。

感想おわり

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

偉大すぎてもはや失笑してしまうトム、リターンズ!!裏切らない、安定の『ザ・トム』超満喫。カッコいい。カッコいいよ、トム。
気持ち悪いアンチエイジングなんかしない、自然のまま(を見せかけ相当な努力をして
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