トマトさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.6

マルチバースをこれでもかと有効活用してる。
まるでアトラクションみたいなスリル、と思いきやファミリードラマでもありおーーーもしろかった!!!!
A24やっぱすげえや。

終末の探偵(2022年製作の映画)

3.6

ちょっっと期待値高すぎた、、、、
雰囲気はとても好きだったけれどあまり乗れず、、北村有起哉の探偵役は最高に渋くて最高!
ラストカットすごく好きです。

カランコエの花(2016年製作の映画)

4.2

気持ちの交差って凄く悲しい。
性的マイノリティの問題への新しい魅せ方だと思ったけれど、これが一番自然で近いというか。だからこそ最後に泣きそうになった。
また観たい。

バビロン(1980年製作の映画)

4.4

ライブハウスでしか聴きえない程の爆音で鼓膜がキャパオーバー。
スクリーンから漏れ出てくるマリファナの匂い。
迫害される黒人社会の最中の葛藤と焦燥。
ラストシーン震えた。

ブラックナイトパレード(2022年製作の映画)

2.2

うーーーーん、駄作な感じ。
原作は何巻もあるらしいから、そこでもう無謀じゃないか?
ネズミの存在が邪魔すぎてイライラ。
なんか全体的に浅い。浅い浅い、、、、
役者人の顔が良いのが救いかな。

よだかの片想い(2022年製作の映画)

4.1

前編がラストカットに込められているんだろうと感じさせるくらい、最後のシーンは印象深い。
周りと違い、醜い扱いを受けるよだか。とは全く違った結末。

よだかのように最後は羽を伸ばして羽ばたくあのシーンは
>>続きを読む

草の響き(2021年製作の映画)

4.1

かなり衝撃的な作品だった。
北海道の広原に響く風と草の静寂たち。
男はひたすら走り続ける、流れて行く人の死、無常。
ゆらりと流れるロードムービーかと思いきやビリッとした暗さがちらついていた。
なんだか
>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

4.3

徐々に明らかにされていく真実。
展開は爽快だったが内容はいつまでも苦しい。
黒人差別は代表的だけど、まだまだ差別は転がっている。今作は大胆に場所として差別が存在したが、目に見えずとも内心に存在して時代
>>続きを読む

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.3

泣。
最近映画を機に原作に出会うことが多い。
無駄が無いのに余裕のある演出、佐久間由依、奈緒がキャラクターにものすごく合っている。笠松将の役柄が物語の雰囲気を終始作っている特徴的な存在のように思う。
>>続きを読む

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.7

これは絶対私にハマるだろうと思って満を持して観た。
一人一人のまっすぐな映画に対する情熱、熱すぎる。熱すぎる、、、、!!鳥肌立ちっぱなし。高校生の一途な情熱、愛しい。
でもなんだか展開に乗れなかった。
>>続きを読む

君が君で君だ(2018年製作の映画)

4.3

果たして愛なのか、ただの狂気なのか?
でもあの時彼らが夢中で、まさに我を忘れて相手の為に在り続けたあの見たことない熱量。死ぬ気で生きてるあの感じ。
自分で自分が分からないけど、相手の為に夢中で在り続け
>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.3

コミカルー!っと思いきやシリアスだったり、緩急が上手過ぎ。
ちょっとした小ネタにふふっとなってしまった。
個性がそれぞれで愛しい殺し屋たち。
今後も見守りたくなった。
ラバーガール出てて嬉しかった。

ひらいて(2021年製作の映画)

4.3

なんとも言い表せないのに心が震えた。
原作を読んだが、映画ならではの映し方に綺麗にアレンジされていて、その上手さにも震えた。
やわらかい演出が目立つ気がするのに、作品自体凄く力強く感じた。これなんだ、
>>続きを読む

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

3.9

怖いくらいにリアルに描かれてた。
ありきたりのどうしようもない大学生を本物かの様に演じ切ってる。
彼氏がとんでも無ェクズとの前評判を耳にしていたので、あ〜、うわ、クズだ〜と思いながらも、本当に非人道的
>>続きを読む

今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

4.5

後半から涙が溢れ出過ぎたし、色んな意味で辛かった。
ふたりの懸命な生き様に感心した。
予想したラストではあったものの本当に涙が止まらなかった。
記憶に残らなくても、心の片隅にじんわりと温かい思い出を噛
>>続きを読む

うみべの女の子(2021年製作の映画)

4.5

磯の香りと波の音が身体に流れ出てくる様に海の存在はこの作品の中で大きい。
大好きな作品の映画化。
浅野いにお作品の、個性的なイラストタッチをしたキャラクターがそのまま映画にいる。そう、配役が素晴らしい
>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.2

"飲む"
幸せの持つ重いしがらみに加速していく衝動。飲み込むシーンは痛々しくて、息苦しさに一気に持っていかれる。
ヘイリー・ベネットの表情が作品の要素でもある気がする。印象的だった。
豪邸暮らしで描か
>>続きを読む

ボーイズ・オン・ザ・ラン(2009年製作の映画)

3.8

一人の男が心を焦がして、砕け散るまでの熱い話。
田西が峯田そのものだった。あの人にしかできない。

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.1

メンフィスと、エルヴィス・プレスリー、そして質素なホテルの上で繰り広げられるオムニバスストーリー。
ナイトオンザプラネットに続きずっと観たかった一作。
見事に一話ずつが繋がっていくのが気持ち良い。そし
>>続きを読む

14の夜(2016年製作の映画)

4.0

バカらしくて痛々しい、泥臭くて一途。
何かからはみ出したいけどそんな勇気も無くて、ひたすらに葛藤を抱えて生きる14才たち。
短くて一度だけだ。そう思うとちょっと羨ましく思ったりする。
たった1日の出来
>>続きを読む

愛なのに(2021年製作の映画)

4.1

河合優実がほんとうに女子高生に見えちゃった、やっぱり流石なんだなぁと。
最後には温かくなる。やはり今作もそうだった。
結婚とは、恋とは、未練とは。
愛なのに。単純で純粋な愛に年齢なんて無い。

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.0

痛々しいシーンが多くて、前に座ったおじさんも「ウォゥ、、、」と悶えていた。
凄いものを観たんだなぁ、、という溜息。
途中泣きそうになった。
ドラッグの様な演出のクセと、設定。
だかそれを払うような純白
>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.6

ある夜に5つの都市で繰り広げられるタクシーの中での会話劇。
人と人とのコミュニケーションはほんのり暖かい。
30分弱の起承転結の中の住人になった。どの話も中身があって中身が無い。全部面白い。
いつまで
>>続きを読む

母なる証明(2009年製作の映画)

4.3

息子を信じ続ける母。次期に解き明かされていく裏の真実と、二転三転する展開。映像に映るままの事実を可憐な演出を添えて。
おんもしろかった、、、