やっと見た。映画館で5時間座っていられる自信がなかったので、泣く泣く先送りにしていたが、5話分のドラマとしてみればそんなに長いわけでもなく一気見できた。続編でもありセルフパロディでもありという感じで、>>続きを読む
再見。
「血塗られた墓標」や「白い肌に狂う鞭」あたりに比べると、舞台が現代になっているからかゴシックホラーとしての趣はいま一つ。蘇った殺人男爵が普通にウロウロしている様は、ムードもへったくれもない感>>続きを読む
誰がどう見ても「キャリー」なのだけど、フルチは「断じてパクっていない」とドキュメンタリーで言い張っていた。ただ、いじめられっ子→事故死までがいくらなんでも爆速過ぎるし、あくまで手を変え品を変えいじめっ>>続きを読む
再見。
明らかにアルジェントを意識したジャーロで、落とし方から何から既視感がすごい。キース・エマーソンの起用もその辺りを意図したものだと思われるが、なぜか全くハマっていない。脈絡なく、そして仕掛けが>>続きを読む
たぶん初見。
明らかに「悪魔の棲む家」近辺をトレースした感じのハウスホラー映画。これまでのフルチゾンビの規模感からいくと、スケールダウンも甚だしいのだが、ぐちゃぐちゃカットはしっかりマンキンで演出し>>続きを読む
「サンゲリア」前夜の作品ながら破壊的な描写は皆無で、どことなく雇われ仕事感が漂うフルチ最後のマカロニウエスタン。ちなみにジュリアーノ・ジェンマにとっても最後のマカロニウエスタン出演作とのこと。プロット>>続きを読む
肝硬変をやった後のフルチのカムバック作。冒頭から爆笑を禁じ得ず、どう見てもやけくそで作ったとしか思えないあたりが一周回って面白いドスケベ映画。もう10年早く撮っていたら傑作になっていたのではないかと思>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
えげつない視覚的暴力映画だった「ルクス・エテルナ」のあとは、「老い」という決して抗えない問答無用の暴力映画ときたノエの新作。「ルクス・エテルナ」でもやっていたスプリットを、今回は全編に渡って貫いている>>続きを読む
「シャドウプレイ」は完全版公開時に見た。パンフレットも充実してたが、色々と補完できた。ロウ・イエがただの熱い男過ぎて、今後も追いかけたくなる。「サタデー・フィクション」早く観ねば。
持っているDVDで再見。
ソフトについていたリーフレットの解説によると、トリアーは本作でカンヌ審査員特別賞を受賞するが、「なんでグランプリじゃないんだ」とブチ切れて賞状を破り捨てたらしい。さらに、本>>続きを読む
アルジェントやバーヴァ路線のいわゆる様式美ジャーロではなく、しっかり本で勝負してきているやつ。のちのぐちゃぐちゃゾンビおじいとは思えない正統派スリラーで、「お、おう…」と思わず声が漏れてしまった。一方>>続きを読む
フルチはクランクインの直前にぶっ倒れたらしく大部分ノータッチで、ほぼほぼヴィンセント・ドーンが演出しているとのこと。結果論だが確かにフルチの安さをさらに上回る安さが…。「鳥」をやったかと思うと、設定は>>続きを読む
再見。
ドンシー版もいいけどやっぱりこっち。モノローグ的な冒頭の殺し屋のくだりが相変わらず面白い。フライシャーの映画によく出てくるチャールズ・マックグローの濁声が好き。
再見。
やっぱりフルチのゾンビは格別に汚い。地獄の門だとか何だとかより、出てきた段階ですでにゾンビみたいな顔色をしている自閉症?の兄ちゃんが廃屋で何故かダッチワイフを見つけて最終的にドリルすんのかい>>続きを読む
フルチにしては理路整然としているため皮肉にも評価が高い1本。ぐちゃぐちゃ描写も皆無で、恐らくフルチスト(そんなものがあるなら)の評価は逆に低い気がする。「マッキラー」と同じく、崖から落ちる時には顔が削>>続きを読む
ジョン・ウー丼のジョン・ウー抜きみたいな映画。それでもチョウ・ユンファとケネス・ツァンが同じ画面に並べば、それはもうジョン・ウーの映画でしかない。。ユンファのキャラクターは「男たちの挽歌 最終章」とほ>>続きを読む
落下への執着といい黒沢清味があっていい意味で裏切られた。一向に辿り着かないあみだくじをやらされているようなしんどさと陰鬱さの向こうにある韓国の闇が見えた。イ・スヨン。ここ20年で2本?しか撮っていない>>続きを読む
小人閑居して不善をなすを地でいくようなポンコツコンビが、何をどうしたらそうなるのか知らないが、巨大なハエをしつけて一発当てようとする話。
せめてもう少しリアクションせえーよというのでまずひと笑い。カ>>続きを読む
セルフ完コピリメイク。一部異なる部分もあるが、カット割やショットのアングルまでほぼ同じだったような。どこが違うのかより、いかに同じかを楽しむという、たとえばガス・ヴァン・サントの「サイコ」的な嗜み方が>>続きを読む
フリードキン最晩年の映画ながら、息詰まる禍々しさは全然全盛期のそれだった。「ジェイコブス・ラダー」の系譜?戯曲ベースということでワンシチュエーションを会話でつなぐ展開はともすれば冗長。最後の答え合わせ>>続きを読む
殺人系おっさんYouTuberの顛末みたいなやつ。どこがどうなったらそうなるのか?というワケの分からなさは笑えるのだけど、いくところまでいってしまった承認欲求は人をも殺すのだというカンタン・デュピュー>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
人形を赤ん坊だと思い込んでいるおばちゃんの登場が無用の長物過ぎて面白い。なんもないんかいという。あるのかな?例によって正体を明かさないのか、やらしいなと思ってたら、結局人ではない何かというオチで椅子か>>続きを読む
絶対悪の組織側がビビって逃げまくり、ジョン・ウィックがどこまでも追いかけて来るという構図が面白い。だからこの1作目でもういいと思ってしまった。カンフーでもないような…何よりキアヌ・リーブスの、じゃない>>続きを読む
ゴアはゴアなんだけどゴアゴアガールズ的なH・G・ルイス味というか、ドライブイン感が激しく、至って古典的なスラッシャーだった。クロムスカルの正体を一切明かさないあたりは、確信犯的に続けるつもり満載でむし>>続きを読む
分からな過ぎて3回見たが何一つ分からなかった…。
とにかく遺作とは思えない漲るエナジーだけ感じ取った。瞳孔が開き切ったハイテンションペンションの狂人と、その中に間違い探しのように紛れる「凡人」。いつ>>続きを読む
カウリスマキの中でも最強に怖い1本。いきなり当たり前かのように実母の監禁から始まる。これはもしかしたらヴァルトの妄想では?というのは妄想か?と思ってたら、本当に妄想が始まってゾワる。マッティ・ペロンパ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
やっと見た。
トーチャーポルノ展開から邪教オチにスライドしていくのは、噂に違わず中々ダイナミックだった。ドライヤーの「裁かるるジャンヌ」をゴアゴアでやりたかったのか?最後の丸刈り、皮剥ぎ、目バキバキ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
見たかったマチュー・アマルリックの監督新作。
公開時に見逃したのでやっと鑑賞。
時系列と妄想と現実がごちゃごちゃになっていて、半意図的に最低二回見ないと分からないようになっているあたりは賛否が分かれ>>続きを読む
再見。
ジョージ・オーウェルの「1984年」を筆頭にした「管理社会・全体主義への風刺」というコンテンツ自体を風刺した映画。もちろんそれだけで終わるはずもなく、「吸血鬼ノスフェラトゥ」やラングやノワー>>続きを読む
「イグジステンズ」以来のボディスリラーということで、久々に劇場クローネンバーグした。
肉体はモジュールでありテクノロジーと地続きなものとしこれまでも描いてきたクローネンバーグだけど、今回の七面倒くさ>>続きを読む
再見。
アリ・アスターはやっぱりこれ。
「エクソシスト」モロ出しなオカルティズムとシミュレーション仮説?をいかにきな臭さくなく融合させるかという着想を、ハイセンスなプロダクションデザインと秀逸なシ>>続きを読む
意外とこの2が好きで何回か見ている。
ランベルト・バーヴァの演出は前作同様ビミョーなのだけど、高級マンションという舞台設定、ワンコからちびっ子まで容赦なくデモンズ化、オヤジ譲り的なとこが見られなくは>>続きを読む
再見。
ジャーロ偏愛を大クセで昇華した「扇情」にツボってしまったため、公開時にシネマスコーレで見た。本作はマカロニウエスタンをオマージュした相変わらずの大クセ映画。ワンカット足りとも普通には撮らねぇ>>続きを読む
デカいはずなのに何故か終始デカさを全く感じられないメガロドンがストレスフルだった…。脚本との整合性を取るためか、クジラと間違えるあのくだりで余計冷めてしまった。笑い飛ばせるのもジェイソン・ステイサムが>>続きを読む
もう何度目かの。
スプラッターと喧伝されているのしか見たことないが、やっぱりジャーロファン向けだと思うのだけどな。「ヴィデオドローム」まんまな冒頭とまさかの「スキャナーズ」化する後半はクローネンバー>>続きを読む
これはちょっとポップに突き抜け過ぎたかな…「NOPE」ですやん白石監督…アンド脈絡なくイケメンが出てくる流れ見たことあるんですけどーー
堀田真由とか上手い女優さん使うなら普通に撮っても良かったのかな>>続きを読む