SOG0123さんの映画レビュー・感想・評価

SOG0123

SOG0123

映画(66)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

「家族」の物語。

ヤクザには暴力的なイメージがついて離れないが、この映画ではそのイメージとはかけ離れたものだった。

高度経済成長期から現在の令和の間で人々の生活が様変わりしたように、ヤクザやその関
>>続きを読む

(2016年製作の映画)

3.0

自分の過去は無くすことなど出来ず、過去こそが現在の自分自身を形作っている。だからこそ、暴力に触れると暴力から逃れられない。人は過ちを犯すものだが、そういう経験こそ色濃く残るのかも知れない。

女が眠る時(2016年製作の映画)

2.5

作家の頭の中ではこのように現実と妄想が入り混じっているのだろうか。妄想であろうカットが自然な流れで入ってくるため、これは現実なのか妄想なのかを考えることにも楽しむことができた。

羊の木(2018年製作の映画)

4.0

悪の象徴とされるのろろ様を祀っている魚深市に、逃れられない暗い過去を持つ6人の刺客が移住してくる。
のろろ祭りをキッカケに6人の運命が分かれることになり、招かれざる刺客がいたことが徐々に明らかになって
>>続きを読む

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

4.0

皆の知っているエイリアンの誕生に関する衝撃的な内容でした。
『絶望の、産声。』というキャッチフレーズにも納得の物語展開でとても楽しめました。
徐々に明らかになっていく謎が、早く知りたくてウズウズしまし
>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

4.0

最高に風刺の効いた映画でした。
本気の怒りを表すことが難しく、自らの中で留めておくしか出来ないのならば、世の中や監督の持つ本当の怒りは私たちには知り得ないことなのでしょうね。

死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

3.8

ホラーとしての要素はさすがジェームズワン監督という感じで、本作は個人的にエンターテイメントととしてとてもいい作品だと感じました。
ホラーの中でもすこしストーリーにこだわったところがありましたし、心ほっ
>>続きを読む

フッテージ(2012年製作の映画)

2.4

雰囲気は暗くて怖い感じだったのが良かっただけで、正直全然怖くありませんでした。
確かに話は上手くまとまっていてなるほどなと思わせる部分はありましたが、後半から終わりにかけて普通に黒幕を登場させしまった
>>続きを読む

シンデレラ(2015年製作の映画)

3.7

何のために優しくするのか、勇気を持つのか。
それが分からない中でも、貫き通してこそ人間は本当の意味で輝けるんだなと思った。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

ハッピーエンドだろうと予想していたが、微妙な感じのラストで驚いた。
こういう夢を追いかける映画みたいのだと全てが上手くいくものばかりでありきたりだなと感じていたのを裏切ってくれて、とても面白かった。
>>続きを読む

美女と野獣(2014年製作の映画)

3.5

映像が綺麗で観ていて苦ではなかったですが、ストーリー展開が早すぎかなと…
ベルが野獣の過去を受け入れるまでは良かったですが、ラストにかけてのところが足りないと感じました。
それでも、まとまってはいたと
>>続きを読む

COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック(2015年製作の映画)

3.5

心に響くアーティストというのは、人生の中での想いを訴えていることが多いように感じます。
世の中色々な曲がありますが、本当に良いものはいつまでも聞き飽きないもの。
心からの叫びを歌にして届けようとするの
>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

人間の深層を見た気分でした。
どんな悪であったとしても、根底にあるものは人間の感情や欲望なのであって、それの表現の仕方が人それぞれ異なるというだけ。
そして、その表現によって人の生き死にが左右されるレ
>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.8

評判通りでジョーカーがすごかったです。
所詮人間というものは自分のことが可愛くて、他人を排除してでも欲に従うのだと感じました。
性善説などきれいごとだなと思いました…
ヒーローと言えども人間である以上
>>続きを読む

シンクロニシティ(2015年製作の映画)

3.0

難解な内容でしたが、良く出来ているなと思いました。
現在を変えようと、過去に戻り過去を変えようとしても結局同じ運命になる感じが面白かったです。
他人からの異なる干渉が無い限り変わらなくて、しかもその相
>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

3.8

社会の闇を背景にして、ここまでの凶悪があるのだと感じました。
確かに、何のためらいもなく殺す当事者は同じ人間とは思えません。
だけども、一番不快だったのは借金だったり、世話だったりで身内を見捨ててしま
>>続きを読む

機動戦士Zガンダム II -恋人たち-(2005年製作の映画)

3.4

前作よりも内容理解に苦しむ作品でした。
タイトルの恋人たちとあるように、厳しい戦時下でもキャラクターそれぞれが抱く想い人と向き合う姿がとても美しく感じました。
戦争では別れはつきものだというのに、惹か
>>続きを読む

機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-(2005年製作の映画)

3.8

話の進むスピードが早くてついていくのに大変ですが、話の幹はとらえているので理解はできました。
自分はアニメ版を見ていないので、比べることはできませんが劇場版だけでも十分楽しめるのではないかと思います。
>>続きを読む

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.7

恋愛やいざこざからの喧嘩など、青春時代は色々あるものですが結局一番心の頼りどころになるのは親友なんだなと感じました。
この作品は音楽のチョイスが素晴らしい。
想いを寄せる女性にsomethingのレコ
>>続きを読む

機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編(1982年製作の映画)

3.7

独裁国家は必ずと言っていいほど、内部分裂が起こる。
そう考えると、欲や感情に従順な人間に順位をつけて、統一させようとしたって自爆するだけなんだなと思いました。
わかり合うことを目指すべきなんだと感じま
>>続きを読む

機動戦士ガンダム II 哀・戦士編(1981年製作の映画)

4.5

度重なる戦いを乗り越えて自分は特別だというおごりや一方で、愛慕っていた人との突然の別れからの戦争に対する恐れを抱く戦士たちが成長していく物語。
覚悟を決めた時の人間は本当にカッコいい。
怖いものがない
>>続きを読む

機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)

4.0

戦争が長引くにつれて、若い世代も動員していくしかなくなるなど、戦争の歴史をみているかのようでした。
当たり前のように考えていたけど、アムロたちホワイトベースに乗って戦っているのは若い人たちばかりで、本
>>続きを読む

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.5

人生においての美とは何なのだろう。
高価なものを出来るだけ多く身の回りにおくことなのか…
この映画からは人との繋がりがある限り人生は美しいものになり得るのだと感じました。

ヒミズ(2011年製作の映画)

3.5

自分の在り方というのは、周りの環境に左右されやすいけどもしっかりとした意志を持って生きていけばどうとでもなるんだと感じられました。
東日本大震災とも関係していて、悲しい過去にとらわれてばかりじゃなくて
>>続きを読む

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.2

有名な作品なので観てみました。
とりあえずものすごい印象を受けました。
終始意味のある場面がちりばめられていて、目が離せませんでした。
うる星やつらの世界観を抜きにしても十分楽しめた作品であったと思い
>>続きを読む

捨てがたき人々(2012年製作の映画)

3.6

分かりやすいテーマでとても観やすかったです。
自分の欲に従うだけでもダメ、他人に愛を求めて自分を二の次にするのもダメ。
欲と愛を十分に満たそうと生きるのが人間。
人間は面倒くさい生き物だなと感じました
>>続きを読む

共喰い(2013年製作の映画)

3.3

親から引き継いだものを変えることなんてそうそうできない。
性に目覚めていく主人公が悪しき家系の遺伝に葛藤しながら、成長していく物語。
性のメタファーとしての表現が良くて、起承転結を読みやすかったです。
>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.5

ここまでの未来に対する目があることに驚きました。
この物語の中核としては草薙がアイデンティティを模索していくもので、人間の心とA.Iの人格どちらが草薙自身を草薙たらしめているのかというのが、納得の疑問
>>続きを読む

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 後編 永遠の物語(2012年製作の映画)

4.0

ストーリーの持っていき方が良くて飽きずに観ることができました。
ヴァルプルギスの夜に対する絶望的な感じが伝わってきて、そこから展開されるストーリーには驚きの連続でした。
そこがこの作品の醍醐味ではない
>>続きを読む

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.2

主人公が底辺生活を送る家族との関係を持っていくストーリーで、その生活具合がとてもリアルで良かったです。
ラブストーリーが主であるというのは分かるんですが、それ以上に狭い世界の中での人間の醜さと言います
>>続きを読む

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 前編 始まりの物語(2012年製作の映画)

4.0

話題になっていたのは知っていながらも、題名からして食わず嫌いをしていたんですが思い切って観てみました。
萌え系のアニメは好みではないのですが、魔女と戦う場面でのアニメ描写はアニメならではでいいなあと思
>>続きを読む

007 スペクター(2015年製作の映画)

3.4

ボンドに関わる色々な人物との関係の総括という感じのストーリーでした。
ダニエル・クレイグ作品の集大成ということで、それなりの感じのラストでしたが何とも言えませんでした。
それでも、オープニングはとても
>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

4.3

暗い感じの映像がストーリーにマッチしていて、とても良かったです。
ストーリーも驚きの展開があって楽しめました。
人間である以上は必ず何かしらの罪を抱えているのだと感じました。
無関心であることも無害か
>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

3.5

とても長い映画でしたが、所々のチープな場面も笑える感じで退屈することなく観賞できました。
愛情をむきだしにすることは罪ではない、普通なことなのだというふうに感じとりました。
ですが、長い映画なのでまだ
>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

5.0

アクションが大迫力で別格だ!というわけではないのですが、全てが美しいという印象を受けました。
ヒットマンとしての在り方が、マチルダとの新鮮で特別な時間を送るうちに揺らぎ、とても人間的なものになっていく
>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.5

ヒーロー系の映画では珍しいヒーローが一人ではないストーリーで、新鮮でした。
何と言ってもそのヒーロー達の個性がそれぞれで良い味を出していて最高でした‼︎
コミカル、シリアスと行き来しながら展開していく
>>続きを読む

>|