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ロマンスが全然美しく描かれてないので見やすかった。
演出も音楽も主役の男女の関係も、クラシックなミステリ映画みたいだった。魔性の女と翻弄される男、という構図ではある。けど事件を追うヘジュンは、優秀な刑>>続きを読む
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男女がセックスしない映画を見たあとに男女がめちゃくちゃセックスする映画を見た。
閉じ込められた状態で起こりうる力関係の差とか考え方の変化は面白いけど、二人の経済状態の変化とかをもうちょっと見せてほしか>>続きを読む
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男と女の間を繋ぐものがセックスじゃなくて本当に良かった…。
ラウラは旅の目的からして自分のものではない。考古学者のイリーナに合わせるものだったと思う。リョーハに最初に話す旅の理由も借り物。盗まれてしま>>続きを読む
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住民のほとんどが顔見知りの狭い島の島民関係…嫌!身近にある人間関係とか閉塞感ある田舎での思い出とか色々なものが想起されてうなされそうだ…と思った。
コルムはパードリックをつまらない奴だからという理由で>>続きを読む
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原作既読。アニメでは両国の国の様子や文化の違いが視覚的に分かりやすくてよかった。エピローグ的な部分の補完をしてくれてたのも嬉しい。あと賀来賢人声優上手いな…と思った。
恋愛物だけど恋愛を発展させる過程>>続きを読む
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サマイはクリエイティブな遊びをしている。マッチ箱で物語を作り、映画を作成し始め、友達と手作りの映写機を完成させていき、最終的には音付きで上映会をしている。
母親の作るお弁当の描写もとても良かった。手元>>続きを読む
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夢を諦めた大人、それもクリエイティブな業界への夢を諦めた経験のある大人というのが結構出てくる。それらの大人たちは、また別の夢や目標を持っていたりする。カイの母のように夢を実現し、もしくは追い続け東京に>>続きを読む
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年代が…とか喜多嶋先生って…などの仕掛けは早々に分かってしまった…そこを見るものでもないとは思うが。
城の中にいても男子グループ女子グループで分かれたり面倒な人間関係が発生するあたり、かつてを追体験す>>続きを読む
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リブは本人が望んだ結果ではないが、家族を失い、看護師として自立し、科学的知見と観察により自己決定を行っている。
アナや家族は、家庭や共同体の問題を覆い隠し、自分たちに問題はないと思いこむために奇跡を演>>続きを読む
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めちゃくちゃ面白かったな…。
クラシックな名探偵の推理ものの面白さに現実社会の問題や虚飾を盛り込む作劇が今回も見事だった。
コロナ禍の話として始まるのも良かった。マスクとかハグへの対応で各人の立場が見>>続きを読む
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蘇畑の目線で見ていたので、客席の反応が気になってしまった。
ほぼ満席の劇場で見て、そこで笑いが起こるのか…という場面がややあった。当事者として映画を見に来ている人はいるだろうが、そうでない観客のほうが>>続きを読む
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パペットのデザイン、戦時下の人々、父と子などギレルモ・デル・トロらしい要素がふんだんにありながら、子供も見られそうなピノッキオの話になっていた。
作中何度も死と生に関する場面が出てくる。ピノッキオが「>>続きを読む
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初見で劇場で見れて、最新作犬王との2本立て、監督のトークショー付きというのはかなり贅沢だった。
神様の描き方やセックスシーンといった、文化的背景などからこう描くという型がある程度ありそうな場面で、全く>>続きを読む
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ブラックアダムの来歴よりは、JSAのことが気になってしまった。ホークマンとドクター・フェイトはどう考えてもドラマシリーズを作れるくらい彼らの歴史があることが伺えたし、サイクロンとアトムスマッシャーの新>>続きを読む
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ガウェインについては円卓の騎士の中でもなんか有名な人…くらいの知識で見た。
この映画のガウェインは、アーサー王の甥とか、緑の騎士に挑戦するとか、周りの期待と自分の内実との差を感じながらもなかなか行動に>>続きを読む
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コメディにもなりそうな設定だけど、至極丁寧に生き延びるために知恵を絞る様子やナチスがユダヤや多民族をどう扱ったかなどを描いている。
ナチス将校の個人の来歴等も語られるが、それによって人間性を表すという>>続きを読む
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新勢力の紹介から戦いに至るまでと植民地主義の批判の物語にチャドウィック・ボーズマンの追悼を丁寧に乗せてもう本当に要素が多い。よく2時間40分でまとめたなと思った。
現実の喪失と作中の物語が密接すぎて、>>続きを読む
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世界観について多くは語ってないが、設定もおそらくは作品テーマと思われることも画面から伝わってきた。父親の中国茶葉の店やアジア系のミカを養子にしていることについても、単に東洋趣味とかいうわけでもなく、中>>続きを読む
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単体でも十分ヒーローとして映画にできそうなとにかく凄え男2人が、友情を育むことによってもっと凄え力を発揮できるというような映画であった。
ラーマとビームそれぞれがどんなに規格外の度量と力を持っているか>>続きを読む
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予告を見た時点であんまり新幹線っぽくはないなと思ってたけど、高速列車描写も含めファンタジー日本だとも割り切れず、なかなか話に集中できなかった。日本だけじゃなく結構いろいろなものに対してステレオタイプ的>>続きを読む
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見る見られるという力関係、主体性の剥奪、名声欲といったような、視線にまつわる暗喩が散りばめられていて面白く見ていたが、最終的にものすごく感動した。今年全然映画見られてないけど、一番好きかもしれない。>>続きを読む
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アスガルドの人々が地球で観光と特産物販売で生活していそうなところは結構辛かった。ゴア襲撃のシーンを見るに、大人たちは地球に移民後もまだガンガン戦えるのが分かって余計にそう思う。戦士として派手に戦って死>>続きを読む
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リーマン・ブラザーズの成り立ちから破綻までを追いながら、アメリカの産業史や発展の歴史を知ることができる。
3幕全てガラス張りのオフィスのようなセットで、3人の俳優とピアノのみで150年以上の歩みを語る>>続きを読む
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犬王は長い腕、盛り上がった背中などを演出に取り込んで人々が熱狂する舞台を作っていたが、処刑されることのない「美しい」肉体を取り戻した先に権力に取り込まれ、作品が後の世に残ることはなくなる。
手塚治虫の>>続きを読む
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他人事みたいな感想を書いていいものかという作品だが、移民の身に起こる様々な苦難を描きながら、かつ家族もの、青春もののような爽やかな瞬間とままならない関係性を盛り込んでよくまとまっているなあと思った。>>続きを読む
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流石に吊り橋のシーンは緊迫感があった。劇場内の他の観客の緊張も感じられて、劇場で見てよかったなと思った。
諍いや危機感を煽るシーンばかりでなく、大木爆破のような知略によって苦難を脱する展開、そこからチ>>続きを読む
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私としては、基本的に男女二元論と生殖奨励で共同体が成り立ってそうなところがこの島嫌だなーと思うポイントだったんたけど、主人公は敬虔なキリスト教徒としての視点でこの島嫌だなーと思っているので、ホラーとし>>続きを読む
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観に行った。TVシリーズを見ていたので。filmarksにTVアニメの項目があるに最近気付いた…。結構見てるけどどうしよう。
本編はTV版最終回のその後が見られたので満足です。TV版エンディングに結>>続きを読む
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本編前の設定説明だけで3部作くらい作れそうな密度である。人類が生殖能力をなくし、ウイルスの流行で滅亡しそうなため、地下世界に住むマリガンの生殖能力を探らなければ…という明確な目的が提示されて始まる。本>>続きを読む
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全体的に暗いトーンのノワール物っぽい映画だった。結構凄惨な事件が起こるので、なんで事件現場にこんなマント男が居るんだ…と思ってしまいそうな場面があったが、画面が暗いおかげか、作中でもバットマンがやや邪>>続きを読む
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真っ当に文芸ものと言う感じだった。
元が舞台だからなのかはわからないが、色んな場面で画面が狭く感じた。そのため戦場のシーンはあまり外にいる感じがなかった。クリスチャンが入隊する際の兵士のダンスシーンが>>続きを読む
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観てから一ヶ月以上経ってしまった。良かったなあ楽しかったなあと思う部分と、腑に落ちねえ〜と思う部分とがあった。
まず思ったのは、旧作5本予習しといて良かった〜、だった。劇場のどよめきに完全に同調できた>>続きを読む
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鑑賞前は、エターナルズ…なんか神的な人…に愚かな人間がジャッジされる映画なのかな…と思っていた。実際はかなり生々しくエターナルズ自身が人間だった。
予告編を見た限りでは、アンジェリーナ・ジョリーとあの>>続きを読む
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1992年版を見たことがないままに鑑賞した。単独でも意図が明確で面白いと思ったが、後々1992年版について調べた結果、予習してから行けばよかったなーと思った。
アメリカの都市伝説的な怪物の成り立ちが人>>続きを読む
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3部構成で、決闘する二人の男と決闘の一因である一人の女の視点が藪の中的に語られる。あと性暴力描写がある。という情報のみ事前に入れて観に行ったが、それらも知らずに観たほうが良かったかもしれない。まあ性暴>>続きを読む
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ヒーロー誕生譚としてすごく良くまとまっていたと思う。
シャン・チーは十代半ばまで中国で育ち、その後はアメリカで暮らしているという経歴らしい。母が亡くなったことをきっかけに犯罪組織の長として復帰した父に>>続きを読む