さらへびさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

朝が来る(2020年製作の映画)

3.3

「あなたは、誰ですか?」

河瀬直美監督の作品は光がとても綺麗。

子供を諦めた夫婦、不本意に妊娠してしまった少女。どちらの背景もしっかりと掘り下げて描いている。

美しかったはずの恋愛

ドキュメン
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

「歌ってる時、どんな感情になる?」

''Coda''
聴覚障害者の親に育てられた話せる子供

大自然の中、ハッピーバースデーを歌うルビーのシーンが美しすぎて泣いてしまった。

これは家族の愛の物語な
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.3

「バカに車を走らせるな」

最愛の妻を亡くし、仕事もクビになり、自殺を決意したオーヴェ。

トライする度に邪魔が入り、中々死ねない。
イライラしながらも隣人を助けるオーヴェ。
毎日妻のお墓にピンクのバ
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.5

「俺の人生のリベンジだー!!!」


タイムリープヤンキー

見てて爽快で楽しい

レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.5

「君が、私に似ているからだよ」

レクター博士には、定期的に会いたくなってしまうよね

エスター(2009年製作の映画)

3.8

「ママ!プレゼントがあるの!」

映像のカットの移り変わり、音楽の入り方、役者の表情、ぼかし、目線など、全てがゾクゾクをおびき寄せる。

人外のものの怖さではなく、人間の怖さ
そして古傷を抉り出す心理
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

「私は、誰だ?」

最初はまるでサスペンス映画やホラー映画を見ているかのような感覚。

人、言葉、景色、記憶、現実
全てが曖昧で見ている私もアンソニーと同じく混乱の世界に陥る。

何かの本で「歳をとる
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.3

「みんなを幸せにする力がある」

映画は映画と割り切るべきなのか、
原作とのリンクを考えるべきなのか。

Adoちゃんの歌声は素晴らしいし、楽しかったのだけど、なんか何だかなぁ

なんとなくシャンクス
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銀の匙 Silver Spoon(2013年製作の映画)

3.4

「経済動物だってわかってる」

原作ファンの妹と一緒に鑑賞。
原作をすっ飛ばして見てしまったから、多分もっと複雑な思いが詰め込まれているんだろうなと思いながら。

毎日の食事を考えさせられる。
今私が
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.9

「バーフバリ!バーフバリ!」

1に続き鑑賞

バーフバリとテーヴァセーナの出会いのシーンが本当に煌びやかで素敵だったなあ〜

スローモーションの戦闘シーンはもう凄すぎて笑っちゃう

1と2を通して見
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.8

「バーフバリ!バーフバリ!」

スケールが凄すぎて映画館で見なかったことをひたすら後悔している。

序盤の滝登りから桁違いの迫力。
肉体がもう凄すぎない?筋肉が隆々すぎてすごいを通り越して美しいまであ
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ハニーボーイ(2019年製作の映画)

4.1

「傷ついて、途方に暮れた、善人たちだ」

側から見れば、どうしようもない父親かもしれない。良いか悪いかなんて、時が経ってもわからないが、でもその親子には、2人にしかわからない関係性が確かにある。

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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.5

「じゃあ、何を返せばいいんですか?」

底辺YouTuberのユリは、動画を投稿するも再生数は伸び悩みコメントは批判ばかりで、周りからも嘲笑されている。

ある日合コンでイベント会社の田母神に出会い、
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旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

3.0

「なぜ君は逃げるの?」

やる気のない前田敦子はモラトリアムのたま子さんを彷彿とさせる。彼女はやる気のない女の演技が上手い。

ウズベキスタンでの旅レポ番組。
現地の人とのスケジュールは上手くいかず、
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ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

3.2

「natural born killers 」

なんかタランティーノっぽいなぁと思ったら原案タランティーノだったのか!

とにかく人を殺すミッキーとマロニー
恨みや金のためでもなく、ただただショット
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.6

「これは始まりの物語」

どうしてももう一度七変化マカヴォイに会いたくて「アンブレイカブル」「スプリット」鑑賞後挑みました。

収容所に集められた3人
街の治安を密かに正す屈強なヒーローデイヴィット
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.7

「君が病気になったのは何日?」

列車事故、生存者1名、無傷。

俺は普通の人間だと思い普通に生活しているデイヴィットに寄せられた一通の手紙。

そこから自分の異常なまでの健康、力の強さ、頑丈さに気が
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スプリット(2017年製作の映画)

3.9

「もし彼らが私たちより優れていたら?」


多重人格者に監禁された女子高生
ちゃんと怖かった

ドアを開けると、同じ顔をした別人格の人が話しかけてくる恐怖。何も状況がわからない恐怖。圧倒的力の差がある
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.8

「一度山を知ったら、その虜になる」

極限まで追い込まれた環境に自分を置く。
そして常に死と隣り合わせの中、ひたすら歩く。

登山家のドキュメンタリーを観ているかのようなリアルな過酷が沁みる。

誰よ
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砂の器(1974年製作の映画)

4.0

''宿命''

とある殺人事件を追う警察
被害者の身元がわからず、唯一の手がかりは
東北弁と「亀田」という単語

難航する捜査の描写とは別に描かれる、日本を代表するピアニスト。

「幸せなんてものはこ
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

5.0

「グッバイ、リチャード」

突然医者に余命半年の宣告をされた大学教授のリチャード。

治療で延命することもなく、奇跡的な回復をするわけでも、やり残したことをする旅に出るわけでも、愛を伝え歩くわけでもな
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私の中のあなた(2009年製作の映画)

4.5

「私は姉を助けるために産まれた」

白血病のケイトとドナーとして産まれたアナ
どうしても娘を助けたい母親、見守る父親と兄

それぞれ視点で描かれるストーリーは、多角的に見えて押しつけられる感じがしなく
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罪の声(2020年製作の映画)

3.8

「これは遥か昔の話でしょうか」

本作のテーマとなった「グリコ森永事件」をほとんど知らない世代の私としては、こんなことが過去にあったんだというのも含めて面白かった。

罪のない子供に罪を被せるというこ
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.6

「君のは自業自得だ、僕のは不運」

私立高校にありがちな金がある生徒ほど学がなく、貧乏な生徒ほど学がある状況。

成績トップのリンは友達のグレースを助けるため、消しゴムに試験の答えを書いて教える。
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.0

「すず!歌って!」

現実世界とリンクした仮想世界''U''

母を亡くしたショックから歌えなくなるすずだが、仮想世界でベルとして世界的人気歌姫になった。そこでとあることから荒くれ者の竜に出会う。
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.5

「老後必要な資金は4000万?!」

母が原作のファンで楽しそうに話をするから鑑賞してみたけど面白かった!

見栄や世間体、こうでなきゃって思い込み、、
子供は独り立ちしたと思っても何やかんやお金はか
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.5

私たちは管理下に置かれていることすら知らないまま生活している。

個人にできることなんかあるのか?と思うけど、考え疑う気持ちを持ち続けることは大切。

実話ベースで全部本当なんだなと思うと恐ろしい、、
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.1

「水曜日が消えた」

曜日ごとに人格が入れ替わる多重人格者の火曜日担当。

行動記録ノートで生活を共有する
メモで他の曜日との会話をする

それぞれが好き勝手に1日を過ごし、彼の生活は続いている。
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.6

「神様がくれたプレゼントなのよ」

冒頭約30分、ほとんどセリフはない。
広大な自然の中イングヴァルとマリアの夫婦がただ淡々とルーティンをこなす。

思ったより高い羊の鳴き声。晴れていてもどこか薄暗い
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テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

3.7

「金はいらない、フムスを持って来い」

パレスチナとイスラエルのロマンスサスペンス映画のアシスタントをするサラームが、検問のアッシと出会い物語が変わっていく。

スポンサーや世間、叔父、女優、アッシに
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.6

「ピーナッツバターーーファールコーン!!!」

夢を追いかけるために現実から逃亡するザックと、現実から目を背けて過去に囚われてるタイラー。

どうせ逃げるなら相棒と一緒の方がいい。

老人ホームでのお
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.7

「あなたといたら多少退屈がしのげるかも」

永遠に出れないタイムループに閉じ込められている男と、その男について行って閉じ込められてしまった女。

どうせ同じ日を繰り返すなら、何したっていいじゃんとやり
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サニー/32(2018年製作の映画)

3.3

きたりえが本当に頑張ってる!!!

白石監督でピエール瀧とリリーフランキーなんて絶対面白いじゃんって思ってたらレビューが酷くて全然手をつけていなかった作品

深夜に見たら違う意味で面白くて爆笑してしま
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