さらへびさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

子宮に沈める(2013年製作の映画)

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母親であること、女であること

正直、辛すぎて直視できなかった。
母親が出て行ってから部屋に取り残された子供たちのシーンがあと何分続くんだろうって。
そこにはただ、現実がドキュメンタリーのように続いて
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.0

「善人のまま死ぬか、モンスターとして生きるか」

ロボトミー手術を見ると『カッコーの巣の上で』を思い出してしまうね。


傷、トラウマ、夢

どれも幻覚のようで全てが嘘ではない

最近、デカプリオばか
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

最高以外の言葉が見つからない

最初から最後まで涙が止まらないし、
サイレント柳沢慎吾になってしまうくらい大暴れして見てた

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.6

寝ても、覚めても

動物のバグは夢を食べる。

今が現実なのか夢なのかわからない

恋愛なのかホラーなのか現実なのか非現実なのか

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.9

「ねぇ、A勝手にいなくならないでよ!」

31歳、おひとり様。

1人でいることの心地よさ、
心の中のAと話しているだけなら、絶対に傷つかなくて済む安心感。

これでいいんだと自分を満足させつつ、どこ
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.7

一瞬俺が金持ちだったのを忘れてただけさ

「俺にこのペンを売ってみろ」
って言われたら、私はなーんにも答えられなくて凡人認定されて目もくれられないんだろうな、、ってドキドキしてしまった。

全ての欲望
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.9

「俺ずっと、お前が負ければいいと思ってたよ」

「努力は必ず報われる」だとか「好きこそ物の上手なれ」だとか、ほんとうは全部綺麗事で、この世界は時にどうしようもなく残酷だ。

瓜田はボクシングの才能はな
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女は女である(1961年製作の映画)

4.3

「男をマネようと、泣かないつもりの現代風の女なんてバカよ」

おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.9

「じゃああなたには何があるの?」


かわいい、可愛い、カワイイ。

可愛いことが全てではないけれど、可愛くあることで有利に物事をうごせることがあるのは事実。

見ててずっと悲しかった。

「こんなに
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

街中に溢れる会話に、珈琲と煙草

どこにでも、誰にでもありそうな瞬間

会話の感じから2人の関係性を探る感じが
とても楽しい。

喫茶店で煙草が吸える時代に
戻って欲しいなあ

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.7

「昔々ハリウッドで…」

1969年ハリウッド

下り坂の俳優と、そのスタントマン。
そしてシャロンテートが生きてる。

プール付きの一軒家、街中にはヒッピーが溢れてる。

自信喪失してるデカプリオが
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.8


彼が子供の頃描いた理想の大人はどんなだったのだろう

自分の人生を最大限楽しみつつ、人を傷つけず大金を得る。

紳士で「この人なら騙されてもいいか」と思わせてしまうような不思議な魅力。

全脱走劇を
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます


大富豪一家の殺人ミステリー
というよりは、遺産相続バトル

犯人を視聴者に見せているようで、ひっくり返される感じは劇場盤古畑任三郎のよう。


でもオチはあんまり好きじゃなかったな

滝を見にいく(2014年製作の映画)

4.4

「みんなで滝を見たいの!」


バスツアーに参加した7人のおばちゃん達のゆるゆるサバイバル!

有名な女優がいなくても、予算がなくても
こんな楽しい映画は作れるんだなぁって。

人間関係が出来ていく感
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パレード(2010年製作の映画)

3.4

「じゃないと壊れちゃうもんね」

私が見ている彼と、あなたが見ている彼は違う

上部だけでいいじゃない

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.9

「どん底で終わるよりも、一夜の王でありたい」


【狂気】
精神が異常になり常軌を逸していること。また、そのような心。


妄想と現実がごちゃ混ぜになり、どちらが本当かわからない。


ラストは現実な
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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

3.6

「中に入ってもいい?」

学校でもいじめられ、両親とも若干の距離があり孤独なオスカーに突然現れた少女。

女でもなく子供でもなく人間でもない
人の血を飲み生きるヴァンパイア

オスカーにとってこの出会
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.8

「母親失格」

みんなが思い描くような''理想の母親''なんて、この世に存在するのだろうか。

果たして私は、子供を殴らず、モンスターペアレントにならず、生涯母親であり続けると言えるのだろうか。

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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.7

「まだ、終わったと思ってないよね?」

一度壊されてしまったものは、
もう2度と元には戻らない。

加害者はもちろん、傍観者、噂を広めた同性、見て見ぬ振りをした学長、弁護士

自分の大切な人が被害者と
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

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女だから不幸というわけではないけど
選択肢に年齢制限があって、どの道を選んだとしても正しかったのかなんかわからない。

映画としての評価は置いておいて
私ももう、色々考えなきゃいけない年頃なんだろうな

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.5

「大丈夫、キャピ子は可愛いよ」


世紀末さんの漫画が大好きだったから嬉しい〜
深夜に1人で「尊っ…」って白目剥いてた

みんな、生きて!!!

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.1


かわいさと残酷が入り混じる世界は
夢の国の脇にあるこのモーテルと同じ。

子供たちが遊んでいる夏はキラキラと輝いて
お金がなくても毎日冒険で。

唾のピストルを車に当てるのも
アイスを買えないから物
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.5

Nature has coming ways of finding your weakest spot.

とても美しい映像だった。
善良で、愛しく苦しい、一夏の恋。

それはまるで古代ギリシャの遊
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.8

実話

黒人の子供と白人の子供の喧嘩(殴り合い)
を警察(白人)が黒人の子だけ取り押さえてる動画が流れてた