主人公のガブリエーレ・アモルト神父(ラッセル・クロウ)は最近まで生きていた実在の悪魔祓い師。その神父が「悪魔が憑依したとされる事例のうち98%は精神疾患として説明できる」と言っているのが興味深い。私自>>続きを読む
ピエール瀧とリリー・フランキーの演技がすごい。
瀧の役は単純で人懐こいヤクザ。機嫌良くにこにこしていたと思うと、いきなりキレてめちゃくちゃな暴力性を発揮する。
不動産ブローカーのリリー・フランキー>>続きを読む
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後半、日本の研究者・民間企業が力を合わせて技術力と根性でゴジラに立ち向かうというNHKプロジェクトX的な展開になっていく。私はあの番組好きじゃなかったので、この映画も後半は正直好きじゃなかった。見てて>>続きを読む
同僚に裏切られ膝を撃たれて入院したマイクは看護士の女と仲良くなり、退院後もそのまま彼女の家に住むようになっていた。しかし情報機関コムテグからの指令を受けて危険な仕事に戻るため女の家を去ることになる。こ>>続きを読む
米国に渡ったアケルマン監督が、ベルギーの実家にいる母親から届く手紙の朗読にニューヨークの街の風景を重ねた映像作品。
アケルマン自身が書いた返事の手紙は読みあげられないのだが、母親からの手紙には「あな>>続きを読む
大恐慌時代のアメリカ、貨物列車に隠れて乗り込み、無賃乗車で大陸を移動していく貧しい人たちがいた。
タダ乗りを絶対に許さない冷酷な車掌シャック(アーネスト・ボーグナイン)と無賃乗車の達人A-No.1(>>続きを読む
アケルマン監督自身が主演。若い女が狭い部屋で料理したり掃除したりする様子を撮った短編だが、掃除していたと思ったらいつのまにか違うことを始めていたり、靴を磨いているうちに靴墨を自分の足に塗りたくっていた>>続きを読む
面白かった。
平和的な宇宙人がワシントンに降下🛸「戦争ばっかりやってる地球人は宇宙にとって危険、このままだと宇宙警察が来て地球を消滅させることになる」と警告して去っていく。
消滅させるなら人間だけ>>続きを読む
この映画のじいさん(ミシェル・セロー)は良いじいさんだ。私もこのように歳取っても理性と知性を失わず紳士的でありたいと思いました。かっこいい。
南北戦争前、黒人奴隷を家畜として使役し、繁殖させて売買している奴隷農場の話。重たい社会派テーマだが、過激な暴力描写が満載のため過剰に面白くなってしまっていた。本来、面白がって見ていいような話ではないと>>続きを読む
冒頭、監督ジャック・ベッケルの友人だという男が出てきて、この映画は1947年にフランスの刑務所で実際に起こった脱獄事件を忠実に再現したと語る。
映画本編では彼が「脱獄のプロ」としてそのまま登場する。>>続きを読む
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15歳の夏、4人の少年が近所に潜む殺人鬼(表の顔は警官)の秘密を追う。4人のうち1人はデブ、1人はメガネだし、てっきりスタンドバイミーをリスペクトとした友情物語だと思って見てたら、途中から酷い展開にな>>続きを読む
ヒッチコック映画らしい映像的な仕掛けの面白さに目を奪われてしまい、見てるあいだは気がつきにくいんだけど、よく考えるとものすごく変な話だと思う。
テニスプレイヤーのガイ(ファーリー・グレンジャー)は列>>続きを読む
冒頭でラジオから流れてくる天気予報では、曇り空にぼんやり光が差すことはあっても気温が上がることはないだろうと告げられる。たしかに画面に映る風景は終始そんな感じで、薄寒い空気が映画全体に立ち込めている。>>続きを読む
原発建設をめぐる陰謀で夫を殺された海女さんの復讐劇。土建屋の社長をプールに沈めて殺したり、パーティーに集まった原発関係者たちを銛で次々と突き刺しまくったりと殺害方法に海女さんらしさがあって面白かった。>>続きを読む
実際に起こったという少女集団失踪事件を基にした作品ということで、岩山で消えた少女たちが結局どうなったのか最後まで分からないまま、オチも何もなく終わった。終始不穏な雰囲気が流れていて良かった。
若い女>>続きを読む
ずっと気になっていた作品でようやく見ることができた。
日本一大きな湖・琵琶湖をめぐる映画である。私は琵琶湖には行ったことがないので湖の周囲の自然や街の風景なども興味深く見れた。巨大な水たまりのような>>続きを読む
メアリーがノーマン・ベイツを胸に抱いていい子いい子してあげるシーンが美しいと思った。このメアリーという娘は可愛いし性格もよいのでノーマンともども幸せになって欲しかったが終わり方は陰鬱だった。しかしハッ>>続きを読む
人間が殺されて食べられるシーンとかはフェイクだと思いますが、動物を殺す場面がけっこうあってそれらは本当に殺しているように見えて可哀想だった。でかいスッポンみたいなカメを捕まえてきて解体するシーンもあっ>>続きを読む
前作と比べてジェイソン・ステイサムがさらに強くなっており、だんだんサメが可哀想になってくるレベル。「サメの恐怖」よりも「ステイサムがどれだけ強いか」に力点が置かれている。
タイトルは「秋刀魚の味」だがサンマは出てこない。鱧(はも)は出てきた。
岩下志麻さん。怖い役のイメージが強いですが、この作品の彼女はとても可愛いですね。
佐田啓二がゴルフクラブを買ってもらえてよか>>続きを読む
岩下志麻と不倫する加藤剛。その様子を冷ややかに見つめる岩下の一人息子(6歳男児)の表情が印象的だった。可愛げのない感じの子で良いなあと感心した。やはり不倫はやったらだめだなと思った。
警備員のおじさんがめちゃくちゃ親切で良い人だったが、他の登場人物をみても基本的に悪人は出てこない。
スーパーのバイトの青年(ドッグフード万引した主人公を警察に通報)は正論振りかざすイケすかない奴では>>続きを読む
車で旅に出た男2人。途中で道に迷ったりしながら山の中の小さな温泉にたどり着き、のんびりお湯につかって帰ってくるという、ただそれだけの話だが面白かった。つげ義春の温泉旅漫画っぽい雰囲気がなくもないと思っ>>続きを読む
飴をなめることでお化け屋敷での出来事がよみがえる、という設定が面白い。ゴダールの「アルファヴィル」と並び、特撮とかぜんぜん使わなくても物の見方を変えるだけでSFやファンタジーは撮れるんだということを見>>続きを読む