aikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ハイレベルにして標準的。私は今後これを標準にして日本映画を見てしまうだろう。スマホの画面を映さずチャット見てる表情だけカットバックしてる演出なんて見たことないからね。絵もきれいだし、編集もスマートだし>>続きを読む

クインシーのすべて(2018年製作の映画)

4.0

1995年のhip hop symposiumにて、コモンが読売ジャイアンツのキャップをかぶってます。チェケダウ

ミニマリズム: 本当に大切なもの(2016年製作の映画)

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ま、どう見ても主演の二人(著者)は役者です。エッセイのような脚本、何もかも定石通りのようなエピソード、薄っぺらい講演、本、全てマーケティング臭しかない。リーマンショックもジョブスも何もなかったかのよう>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.5

リリックをちゃんと字幕にしてたでしょ。それでもうこの映画の元取ったよね。吹き替えだとどうなのかしらん

シーズ・ガッタ・ハヴ・イット(1985年製作の映画)

4.0

初々しいJoie Leeがとってもキュート。エンディングのオフショットも、とにかくフレッシュ。Do the right thing, コーヒー・シガレットは4年後。今となってはマンブルコア感もある。ポ>>続きを読む

陽のあたる教室(1995年製作の映画)

3.6

手話は音楽から音響情報を除いた純粋な記号の表現と見た。そのコントラストが美声の少女というのも明確。記号は歌えず、声は翻弄する。彼らは音楽の記号性と音響性に重ねられている。

この物語と並行して語られる
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

過去に時間はない

私はあのときの恐れを今もありありと恐れている。何を未だにそんな昔のことを、と言うなかれ。おそらく記憶が褪せるという表現は、かつてのメディア/記録媒体が劣化する、という物理現象から着
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デッドプール(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

失言を代理するヒーロー

ヒーロー映画というものは、いわゆる「お約束」が多い。それだけに「言ってはならない/それを言っちゃおしまいな」ことも多くなる(芸人が「笑ってはいけない」のと同じことですね)。ヒ
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否定と肯定(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

啓蒙は未だ/今こそ有効である

エンタメ性に欠けるという批判は、だから裏返しに刺激的な陰謀論を待望してしまっている。ヴィランの活躍が物足りないって?無理せず、マーヴェルでも見てろ。

リップシュタット
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

4.0

映像美と世界観/fall out?

どうせならシリーズでやっても良かったかもね

グレート・ハック SNS史上最悪のスキャンダル(2019年製作の映画)

4.0

個人情報の価格が石油を超えた

出どころ不明のミームが世論を形成する。具体的にはBrexitやトランプの当選/ヒラリーへのネガティヴキャンペーンに入り込んでいた企業の存在。Black lives ma
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

4.0

トゥルーマンショー2.0

世の中から「悪いね/ムカ」がどんどん駆逐され、みんなが「イイネ」を共有できる世界になっていると言えば聞こえはいいが、

というか、この問題は具体的に言えば、私を律している私
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メメント(2000年製作の映画)

4.7

自分が誰であるかの同一性の根拠はまずもって身体にある。たとえ記憶は失われても、服を着替えても、このBodyを脱いでNo-bodyにはなれない!つまり身体こそ原初の外部記憶装置であったのだ。どうしてこん>>続きを読む

デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!(2000年製作の映画)

4.7

メメントと同じ時期であったことの持つ比類なさと共に見返す、ドクターストレンジラブ+War Game オマージュ傑作。

世界は滅亡の危機に瀕していたが、そのことを誰も知らない。あるいは誰も覚えていない
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

Talking bout a Generation?


フェイスブックやツイッター、グループラインなんかを小学生の時分から作ってしまったら(例えばこの作品では地方都市というエクスキューズはあるにせよ
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君の名は。(2016年製作の映画)

5.0

デートが終わる頃には、
ちょうどÅに¢星が見えるね。

涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

4.0

不気味な謎から思考実験へ

名作だと思うのだが、非常にこの良さを説明するのが難しい。まずもってキョンのモノローグがそれだけでそれなりに面白いため、彼は信頼できる語り手であると早い段階で判断できる。これ
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劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)負荷領域のデジャヴ(2013年製作の映画)

3.0

オタクジェットコースターに砂金のようにSFが光る

ラーメンの本体が麺でありパフェの本体がアイスクリームだとした場合、麺あるいはアイスクリームが1に対して、上に乗るトッピングが9のようなサーヴィスと情
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バンド・コールド・デス(2012年製作の映画)

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モータウン全盛、子供の頃ラジオからはアレサ、「一番ラジオがいい時代だった」 early 70s in Detroitで、ビートルズ、フー、黒人なのに、だからこそ反抗して、ホワイトボーイの音楽、Deat>>続きを読む

サタンタンゴ(1994年製作の映画)

4.8

遠ざかるよね〜

何かが画面の奥へと遠ざかっていく場合、人間はただひたすら直進していくのに対し、動物は奥行きを縦横無尽に動く。荒廃したウィークエンドのような農場をうろつく牛、少年を追いかけて行き追い返
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ジョーカー(2019年製作の映画)

1.0

70年代ブーム作ろうとしてる?

あまりにも安全で類型的な不幸の果てに生まれる気味の悪い「落伍者」にあっても恋人はいるということが意味するアメリカのヘテロセの不可視ゆえの盤石ぶりに地味に驚く。我々が唯
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