SW326さんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

幕末残酷物語(1964年製作の映画)

5.0

局を脱するものは!!!!斬る!!!!!


加藤泰の集団抗争時代劇。しかも新撰組の内ゲバ。西村晃と内田良平、河原崎長一郎が良すぐる。ハードボイルドな立ち回りを楽しむというよりよりはジェットコースター
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旗本退屈男(1958年製作の映画)

5.0

日本の戦後娯楽時代劇のフラッグシップだと思う。全てが王道を行き、何もかも陽性。松田定次の見易くスピーディな演出。甲斐庄楠音の豪華な衣装。オールスター映画なので話は少し詰め込みすぎ感があるけど、ラストに>>続きを読む

座頭市あばれ火祭り(1970年製作の映画)

5.0

三隅研次の座頭市がまた一歩進化した!後の子連れ狼シリーズに繋がる、短いエピソードを連ねたロードムービー的なストーリーと劇画的なキャラクターたち。

オープニングテーマと森雅之のボスが最高に格好いい。市
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座頭市血煙り街道(1967年製作の映画)

3.0

座頭市シリーズ屈指の殺陣シーンが有名だが、三隅研次の座頭市の中では他の作品に比べると一歩劣る印象。

十兵衛暗殺剣(1964年製作の映画)

5.0

貴公できるな、名を聞いておこう。
集団抗争時代劇の傑作の一つだが、大友センセは旧来の時代劇から抜け出してきたような格好で、旧来の時代劇のキャラクターのように強い。そこがまた怖い。
オープニングに入る前
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大殺陣(1964年製作の映画)

5.0

暗殺をテーマにした時代劇を日本一撮った(とおもう)監督、工藤栄一の面目躍如。十三人の刺客にはまだまだあった、旧来の時代劇の香りや娯楽性は完全に抜けており、ひたすら暗く重い。ATG映画にすら近いかと思っ>>続きを読む

荒木又右衛門 決闘鍵屋の辻(1952年製作の映画)

5.0

なぜこの作品にスポットが当てられないのか。
“十三人の刺客”等の刀を持ち慣れていない侍の表現も、“子連れ狼死に風に向かう乳母車”の斬られた側目線のカメラワークも、“太閤記”“天下御免”の現代シーンの挿
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子連れ狼 冥府魔道(1973年製作の映画)

5.0

個人的にはシリーズ最高傑作。観る麻薬。屋内での殺陣シーンは若山先生の見事な殺陣と逆光の映像美を両立させており、私は日本の時代劇史上最高の完成度だと思っています。まさに複合芸術。大滝秀治が殺されるところ>>続きを読む

闇の狩人(1979年製作の映画)

2.0

五社時代劇は大好きだけど、これはムリ〜!
全体的にアダルティなムードとボヤーっとした退廃的な空気が漂っているのに、ハードボイルドにも振り切れていないところが原因かも。雲霧仁左衛門は大好きなのにやっぱり
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必殺!III 裏か表か(1986年製作の映画)

5.0

テレビ映画の必殺仕事人・激闘編の最終回。続きは劇場で!みたいな感じ。

主人公(藤田まこと)は普段、上手く裏の顔と表の顔を使い分けているというテレビ版の前提ありきのストーリーになっているので、一旦そち
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雲霧仁左衛門(1978年製作の映画)

5.0

豪華絢爛な五社英雄のオールスターアクション娯楽時代劇。音楽もよし。宍戸錠よし。拙者見参!
血糊の使い方も絶好調。あとストーリーは意外と原作から外れていない。

異常性愛記録 ハレンチ(1969年製作の映画)

5.0

この時期の石井輝男にしてはグロテスクなシーンや露骨なエロが沢山あるわけでは無いけど、その分若杉瑛二の異常さやお笑いシーン(おネェさんたちの自己紹介が最高!)が際立って完成度の高い映画。僕寂しいんだョ〜>>続きを読む

スケアクロウ(1973年製作の映画)

5.0

真反対の性格の人物が出逢い、終盤に近づくにつれ彼らの性格が入れ替わっていくストーリーの見事さ!

任侠外伝 玄海灘(1976年製作の映画)

5.0

“おかゆ映画”が話題になったがこれは蛆虫入りのひねすぎたキムチ映画であろう。ふざけてんのか?っていう宍戸錠のキャラクターも良い。家畜人ヤプー!

神々の深き欲望(1968年製作の映画)

5.0

民俗学に傾倒した今村昌平の、夜這いぞ楽しき傑作。アラカンのインタビュー本で地獄のような撮影現場を垣間見ることが出来る。

エル・ドラド(1966年製作の映画)

5.0

散弾銃の練習が印象的。
そして最高の主題歌。ボロボロになっても夢を追い求める人のための応援歌。

鬼龍院花子の生涯(1982年製作の映画)

5.0

人斬り、陽暉楼、櫂、薄化粧...と高知の映画を撮り続けることになった五社英雄の後期開眼作。作品としての完成度は五社映画中No.1だと思う。

単純にしか生きられない鬼政のキャラクター、人が良さそうな室
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にっぽん三銃士 おさらば東京の巻(1972年製作の映画)

5.0

さよならだけが人生だ、仕事も家庭も女も捨てて東京蒸発、ゆけゆけにっぽん三銃士。
黒田忠吾が九州出身という設定は無くなっている。
主題歌とそのインストゥルメンタルが最高にエモーショナル。

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

5.0

友達にこれの話ばっかりしてる。

エンディングの格好良さ!

人斬り(1969年製作の映画)

5.0

近年まで幻の映画だった、五社英雄監督の時代劇の一つです。スタッフも俳優もそれぞれに自分自身の代表作を持つ、個性の強い人しか居ません。食材ごとの味が濃すぎて飽和するってこういうことなんだと思います。三島>>続きを読む

三匹の侍(1964年製作の映画)

5.0

三匹の侍の劇場版。ストーリーはテレビ版の第1話「剣豪無宿」に若干手直しを加えたもの。三匹の侍たちが旅に出るまでのいわばエピソード0。集団抗争時代劇とはまた異なる五社チャンバラ。

もちろん、テレビ版よ
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炎のごとく(1981年製作の映画)

5.0

加藤泰監督、劇映画の遺作にして大傑作。
主人公、会津の小鉄(仙吉)が成長とともに経験してゆく様々なエピソードを見せ場の連続で描く大河ドラマ。

もちろん男と女のであいに始まりローアングルのキャメラアイ
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影の軍団 服部半蔵(1980年製作の映画)

5.0

最高の作品。

工藤栄一と緒形拳の両人が好きな人は観るべし。
彼らの画面構成力と狂気的な演技に最も脂が乗っている頃だと思う。影に生き、それぞれの目的のために闘い、たまにアメフトもする忍者たちを描く映像
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