正位置さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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デート&ナイト(2010年製作の映画)

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夫婦が他人の名を騙ったばかりに騒動に巻き込まれるアクションコメディ。下品な言動が多く、ばかばかしさ満載。だが、しっかりしたカーアクションもあり面白い。のんきに脱力して見られていい感じ。

あなたは私の婿になる(2009年製作の映画)

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上司の女と部下の男のラブコメ。ありふれた展開だが、そのぶん気楽に見られて面白い。おばあちゃんと犬がいい感じ。

スリ(2008年製作の映画)

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4人組のスリ集団が、とある女性と関わったことから騒動に巻き込まれる。中盤までは展開、BGMともにコミカルな感じで冗漫な印象を受ける。しかし、終盤における対決場面は一転して緊張感に満ち、それまでとは好対>>続きを読む

ラフマニノフ ある愛の調べ(2007年製作の映画)

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ラフマニノフの生を恋と作曲への苦悩を中心に描いた感じの映画。頻繁に場面の時間が前後するので少々わかりにくい。音楽、そしてライラックの花に関するところはとてもよい。

モスキート・コースト(1986年製作の映画)

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発明家の一家が文明社会を離れジャングルに移住する。世俗との関わりを絶とうとするにもかかわらず、承認欲の強い父親(ハリソン・フォード)の煩わしさが印象的。そんな偏執な父親に振り回され、父に対する信頼と疑>>続きを読む

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

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映画『フランケンシュタイン』に感化された少女アナが、その内容を想起させるような出来事に遭遇する。恐れや戸惑い、好奇といった心情が自然に表出したアナの一挙一動が素晴らしい。さらに、危うげな光を帯びつつも>>続きを読む

Lovers Again/ラヴァーズ・アゲイン(2010年製作の映画)

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かつて恋仲だった男女が再会して話し合う。現在と過去のカットが入り乱れた構成で、出来事の順番がわかりにくい。多くの場面が交わり合うか罵り合うかの繰り返しで、演じるふたりが実際の夫婦ということもあり、その>>続きを読む

女の子ものがたり(2009年製作の映画)

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売れない漫画家が少女時代を回顧。友達づきあいのなかでそれぞれの境遇の違い、大人や恋への憧れや悩みなどを描いている。友人が性悪男に執心していくところは痛々しく苦々しい。だが全体としてあまりに人物が類型的>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

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登場人物には共感しえず、みな愚かしく見え、設定や展開にも嫌悪を覚える。だが冷たい印象の画づくりは美しくいい感じで、その悪趣味さがかえって気持ちよく思えた。

サヨナラ COLOR(2004年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

医師と患者として再会した同級生の恋。おとなの落ち着いた恋愛もよいが、高校時代の回想でのもどかしさやほろ苦さ、空回る様子もまたいい感じ。女性のほうが覚えていなかったにしては打ち解けるのが早く、その点は不>>続きを読む

アウト・オブ・サイト(1998年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

強盗とFBI捜査官の恋。ふたりの出会いから恋に至る課程は唐突で無理矢理な印象。頻繁に場面の時間が前後する中盤は間延びして退屈を感じる。だが冒頭の言葉巧みなちょろまかしや、ちょっと気の利いたラストはいい>>続きを読む

父、帰る(2003年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

行方知れずから12年ぶりに戻ってきた父親が、息子兄弟を連れて旅に出る。愛情を示したいし威厳も見せたいが接し方が不器用な父親、戸惑いながらも親しみを覚える兄、反発を抱く弟。ほぼ初対面の状態の親子の微妙な>>続きを読む

60歳のラブレター(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

離婚、病気、死別などの出来事を経て、互いの関係を見つめ直す高年夫婦たちを描く。3組の物語が少しずつ干渉し合う感じだが、とくに混乱もなく見られる。ギターがとてもよく、英語もまたいい感じだが、ラベンダーに>>続きを読む

三銃士(1993年製作の映画)

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ダルタニアンと三銃士の冒険活劇。剣劇の立回りは少し雑に感じるところもあるが、軽妙な動きや仕掛けが取り入れられていて楽しい。物語も簡潔にまとまっていて、構えることなく見られてよい。

フランドル(2005年製作の映画)

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静かな農村から徴兵されて戦場へ。戦う目的や理由、敵の正体が不明であり、戦闘の場面そのものも地味で安っぽいのでいまひとつ引きつけられない。脈絡のないセックスと唐突で理不尽な暴力が繰り返し描かれ、見ていて>>続きを読む

大日本人(2007年製作の映画)

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巨大化して怪獣と戦う男を追った擬似ドキュメンタリー式の作品。笑えるところもあるが、いまひとつよくわからない部分も多い。だが怪獣のつくりや戦闘のばかばかしさは好き。

インヴィンシブル 栄光へのタッチダウン(2006年製作の映画)

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失業した男がNFLに挑戦する実話をもとにした映画。ありがちな成功譚であるが、特別に大きなできごともないので地味な印象を受ける。だがクライマックスの試合は高揚感がありとてもよい。

天空の草原のナンサ(2005年製作の映画)

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モンゴルのある遊牧民家族の生活をドキュメンタリー風に描いている。遠くまで広がる草原や山々の雄大さが印象的。羊の世話や利用、家事や子育てなど遊牧民の日々のくらしの様子を窺い知ることができる。特にゲルの分>>続きを読む

クイール(2003年製作の映画)

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盲導犬クイールの一生。犬はかわいらしく、パピーウォーカーや訓練士、使用者とのふれあいが微笑ましいが、終盤の展開は切ない。犬の一生を2時間弱に詰め込んでいるので駆け足気味。もっとじっくり描いてほしいと感>>続きを読む

ミスト(2007年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

不思議な霧に包まれてスーパーマーケットに籠城する。序盤の霧というつかみどころのないものへの恐怖はいい感じだったのに、すぐに敵が実体化するのには拍子抜けしてしまう。狂信者とそれに同ずる人たちは胸糞わるい>>続きを読む

サハラ 死の砂漠を脱出せよ(2005年製作の映画)

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砂漠の冒険もの。未知の病気の原因究明や宝探しなど、詰め込みすぎでやや散漫な印象。お約束といえる演出が多く、展開も都合のよさを強く感じる。だが、それらをそんなものだと割り切れば、かなり楽しく見られた。

パンデミック・アメリカ(2006年製作の映画)

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ウイルスもの。設定、展開ともにどこかで見た感じ。ウイルス対策やコンピュータ関連の描写がおざなりで現実味が損なわれている。事態の解決よりも犯人捜しがストーリーの主となってしまい、消化不良の感が大きい。

ハンサム★スーツ(2008年製作の映画)

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ブサイクが「洋服の青山」の特殊なスーツを着たらハンサムに。あまりにも漫画的な設定かつ予定調和な展開だけど楽しく見られる。スーツを着ていても、中身の仕草や歩き方が出ているところがいい感じ。

ブローン・アウェイ/復讐の序曲(1994年製作の映画)

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爆弾魔と爆発物処理隊員の対決。主人公の家族が狙われるところは緊迫感、恐怖感があってよい。しかし劇中数回ある爆弾の解除では、その方法が説明不足かつ行き当たりばったりな感じで腑に落ちない点が残る。起こる爆>>続きを読む

ビバリーヒルズ・チワワ(2008年製作の映画)

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飼い主とはぐれたチワワの冒険。はじめは主人公犬が惹かれるところに乏しく見えるが、ストーリーが進むにつれ魅力を身につけていくのはいい感じ。旅の相棒となるジャーマン・シェパードのデルガドが素敵。ほかの犬た>>続きを読む

お買いもの中毒な私!(2009年製作の映画)

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買いもの中毒の女性の恋と再生。主人公の買いもの衝動を誘起するマネキン人形の演出が印象的。コメディ要素が強めなので、カード債務の深刻さについても茶化した感じになっている点は物足りない。しかし画面が華やか>>続きを読む

ウォー・ダンス/響け僕らの鼓動(2007年製作の映画)

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ウガンダの避難民キャンプの小学生たちが音楽大会に出場するのを追ったドキュメンタリー。子どもたちは紛争により少年兵とするため拉致されたり、家族を殺されたりなどつらい経験を負っている。そんな過去を沈痛な面>>続きを読む

バーティカル・リミット(2000年製作の映画)

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雪山で遭難した妹を含む一団を兄らが救助に向かう。雪に覆われた山々の景色はたいへん雄大である。しかし、2時間も白っぽい映像が続くので、だんだんと見飽きてくる。そのせいか、雪崩や滑落などつぎつぎと危機に見>>続きを読む

デイズ・オブ・サンダー(1990年製作の映画)

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カーレースが題材だが、レースシーンに特段の凄みはない。登場人物たちの車やレースに対する姿勢や意気込みにも理解や共感が及ばない。ストーリーも盛り上がりに乏しく、いまひとつ。

ナイト&デイ(2010年製作の映画)

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空港でのなにげない出会いから事件に巻き込まれていくアクション・コメディ。展開に強引さはあるが、そのぶんテンポがよく、世界各地を巡り繰り広げられる追っ手との駆け引きが面白い。肩の力を抜いて楽しめる。しか>>続きを読む

パーフェクト・ゲッタウェイ(2009年製作の映画)

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ハワイに旅行に行ったら、殺人犯が逃走しているとのニュースが流れ、もしかしたら同行者が──、という流れ。南の島の海や森などの景色がたいへん綺麗で印象的。疑いを深めていく前半はやや間延びも覚えるが、終盤の>>続きを読む

大空港(1970年製作の映画)

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空港および航空機のトラブルを描いた作品。パニックものだけど、のんびりした雰囲気の展開なので緊迫感に関しては物足りない。しかし登場人物たちの関係や人となりがじっくりと描かれているので、その点は面白く見ら>>続きを読む

ボーダー(2008年製作の映画)

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証拠がなく裁判で無罪を得て放免された元被告が何者かにつぎつぎと粛清される事件が起き、ベテラン刑事コンビが捜査にあたる。冒頭からいかにも見るものを騙そうとしている演出には興味をひかれる。しかしそのあとの>>続きを読む

最後の初恋(2008年製作の映画)

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海辺の宿の店番を頼まれた女性(ダイアン・レイン)と、そこに泊まった男性(リチャード・ギア)との恋。宿の建物の立地がいかにも危なっかしく、展開もあつらえたように陳腐でげんなり。だが、それぞれの家族に関す>>続きを読む

2番目のキス(2005年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

熱狂的な野球(ボストン・レッドソックス)ファンの男性を描いたラブコメ。冬のあいだは穏やかだった青年が、春のシーズン開幕とともに違った一面を見せる。その様子の差がおかしく、またそれを受け入れようと頑張る>>続きを読む

ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

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公道レースに熱中する若者たちの抗争。トラック強盗の場面は迫力があり印象深い。だがストーリーはめりはりに欠け、いまひとつ没入できなかった。