欠伸が止まらないシーンとワクワクで震えるシーンの交錯が著しい。
リアリティの設定が非常に巧み。
無垢な少女であり、卓越した個我の表現者。
生まれながらに刃のように脆く鋭く瑞々しい。
”このガリィ”は間違いなく”あのガリィ”と同じくらい魅力的で、
宿命的な破壊と愛すべき愚かさを武器にこれから宇宙に>>続きを読む
どれほど泣いても最後にすべてを持っていく
息苦しい興奮、胸が張り裂ける歓び!
続編を超えた今改めて虜になっている。
二人の闘争に写し出された存在することの美醜、その両面は決して別たれない。それは存在のフォルムそのものだから。
今持って抜け出すことのできない現在進行形の暗黒と虚栄>>続きを読む
不味い類の共感をしてしまう。
それをスクリーンに表現して観客を虜にしてしまうリンチ。
あなたは罪深く尊い表現者だ。
右手。幼子。そしてくしゃくしゃの心。爆発する感情に心臓を突き破りそうな激情が込み上げた。
叫びたくなって劇場で震えて怯えてしまう。
バカが集まる。競い合ってぶつかる。どこまでも片手落ちな人々のコンセントレーションに笑いと情熱の誘いを受ける。
俺が好きなのは映画?ビアポン?競技者たち?
肉体は人を縛るのか?電子の海と人間性の鎹なのか?
人の対岸からの使者と草薙は旅立ったが、この後全ての人は彼/彼女の選択と無縁でいられないはずだ。
始まった融合は誰にも止められないだろう。